【番外編】武器オタクのアキバ案内【秋葉原】

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▶トイガン

オフ会の帰りに久々の秋葉原。誰が呼んだか軍拡交差点

オタクの街秋葉原?

秋葉原という町は時代によって様変わりしている。青果市場があったのは超昔、電気街だったのは少し昔、アニオタの街だったのは今は昔、インバウンドとコンカフェの街というイメージだ。

特にコンカフェは、メイド喫茶ブームの波に乗って2010年代前半から増え始め、2020年代から急増、今ではその数は200件以上とも聞く。

国道17号線(メイン通り)と、そこから1本入ったツクモ、スーパーポテト、コトブキヤがある当たりは呼び込みがいっぱいいる。ちなみに筆者は知り合いや友人について行ったことがあるが、3回行って2回がボッタクリ店だったのでちょっと怖いイメージがある(笑)

古いオタクと新しいオタク ※長文注意 飛ばし推奨

これもよく言われることだがオタクには「世代」があって、ある世代を境に人種や行動原理が全く異なっているという。新しい=流行った、古い=廃れたということでもあり、オタクカルチャー全体が女性に傾いてきている面はあるだろう。

オタク界隈では、男性よりも女性の方が金払いがいいということは昔から知られていた。そこにデジタル技術の進歩による映像音楽や演出表現の向上、「推し活」という課金構造の確立もあり、市場競争原理が働くようになって一気に傾いたのではないかと思う。

今やオタクとは未来や空想の世界に生きる住民ではなく、現実世界の今ある瞬間をシェアして楽しむ人種なのだ。

新しいオタク=キャラ厨

「新しいオタク」は一言でいえばキャラ厨で、特定の作品、あるいはキャラクターに入れ込んでキャラグッズを集めたりイベントに参加するタイプといえる。流行に敏感でライブ感を重視する。一瞬の熱量や作品愛は凄まじいものがあるが、反面刹那的で乗り換えも早い。

古くは「萌え」や「カプ厨」、今なら「推し」がいるタイプで何かしらの信者が多い。昔からいる連中だが最近は「オタク」といえばもっぱらこちらの人種を差すことが多い。

性格タイプでいえばISFPの世界観がソレに近く、Fi(内向感情)やSe(外向感覚)が強そうなタイプだ。自分の「好き」という感情に忠実で、音楽やイベントなどの「活動」に重きを置くタイプ。それゆえ「好き」や情熱を他のファンと共有して楽しむことが多い。

古いオタク=考察厨

それに対して「古いオタク」と呼ばれる人種は一言でいえば考察厨だ。作品やコンテンツの裏設定や整合性を探っていくのが好きで、じっくり長期間楽しむタイプだ。そのためいつの間にかジャンルを幅広く横断していたり、特定ジャンルの深淵を覗いてしまった人種が多い。

古典的にはTRPGとかSF、クトゥルフ神話、アマチュア無線とかのイメージだ。筆者の世代なら教室の隅でギャザとか遊戯王をやっていた連中がこいつらで、信仰心でなく知的好奇心で動くタイプだ。

性格タイプでいえばINTPの世界観で、Ti(内向思考)やNe(外向直観)が強そうなタイプだ。自分の「なぜ?」という疑問に忠実で、考察や二次創作などの「思考」に重きを置く。それゆえ興味や関心を深堀する傾向が強く、1人で満足したりニヤニヤしていることが多い。

武器オタクのアキバ巡回ルート

さて前置きが長くなったが、秋葉原を訪れる人は多かれ少なかれ何かのジャンルを求めてくることが多い。そのため何度かこの街に訪れるとその人固有の巡回ルートが出来上がるのだが、目的やジャンルによって千差万別になるのが秋葉原の面白いところだ。

たとえばイニDや湾岸を読んでカーマニアになったとか、B級映画が好きでガンマニアになってしまった人などはそういう店を回るだろう。他にも風来のシレンが好きすぎて剣オタクになったり、ファイアーエムブレムが好きで歴史オタクになったヤツもいるかもしれない。


筆者はバスケットコートの世代ではないし、オタクを自称する程の者でもないのだが、一応自分のジャンルに応じた巡回ルートは持っていて、今回はコレを紹介。このブログで取り扱うジャンルは一通り回収できるようになっている。エアガン成分濃い目。

ちなみに筆者はアキバの飯屋は全く知らない。アキバって飯食う場所じゃねえだろ!遊びじゃねぇんだよ!!(怒号)

ヨドバシアキバ

ヨドバシカメラの母艦店。横浜や川崎には見られないアイテムもここでは手に取ることができる。カメラやレンズの品揃えは随一で大体なんでもある。中華レンズの取り揃えも新宿西口店に次ぐ。

腕時計についても品揃えが良く、セイコープレザージュ、オリエントスター、シチズン・カシオの電波ソーラー時計など国産時計のラインナップが充実していてかつ安い。加えてこのヨドバシアキバはインバウンドも意識してか海外時計も力を入れているのが特徴。

特に逆輸入品など少し珍しいものも売っているので、好きな人はチェックするとよい。たまに掘り出し物もあり、15年前のハナシだがあのビーバレルを置いていた。慧眼といえる。

カメラのキタムラ秋葉原店

ヨドバシアキバのすぐ向かいにあるビルに入っている中古カメラ店。ヨドバシでレンズを買って、飽きたらこちらで売って、そのお金でまた新しいレンズを買う無限ループができる(白目)

補足

秋葉原周辺には他にも中古カメラのお店が多く点在する。レモン社や東京CAMERAなどは有名どころだが、フィルムカメラやオールドレンズがメインになる。現行のデジタル一眼レフ機やミラーレス機の中古を探すなら新宿西口(マップカメラ)や中野(フジヤカメラ)がオススメ。

スーパーポテト

レトロゲーム専門店。初代ファミコン、スーファミ、ロクヨン、PCエンジン、メガドライブ、セガサターン、初代プレステ、プレステ2などのレトロゲームが勢揃いするショップ。GBAやDSなどの携帯ゲームも取り扱う。

レトロゲームなんて今更プレイする方法無いじゃんと思いきや、意外と当時のゲームハードが動くし、そうでなくても互換機が出ていたりするので意外と困らない。

世代によって印象が変わるお店でもある。オッサンが行くと懐かし話やクソゲー談義で盛り上がるが、Z世代が行くと逆に新鮮らしい。いずれにせよ話のタネになること請け合い。

TamTam秋葉原店

ここからエアガンのターン。実はこの秋葉原・末広町界隈はエアガンショップのメッカでもあり、全国でも類を見ない程。しかも御徒町・上野界隈まで含めると更に増えるため、ガチで回るとそれこそ1日掛かりになる。

末広町交差点は特にショップが密集しており、誰が呼んだか「軍拡交差点」というらしい。ナンだそりゃ……初めて聞いた。あまりにも物騒なネーミングだが大体合ってるので一概に否定できないのが悔しい。


タムタムはその軍拡交差点を代表する総合ホビーショップで、プラモデル、ガンプラ、ミニカー、エアガンと一通り揃えている。特にミニカーは随一の品揃えで、中でもAutoArtはかなりのラインナップを誇る。ミニカーで困ったらまずここに来るとよい。

なおタムタムはJR横浜線古淵駅にもある。1階は中古ショップになっているので一緒に回ると吉。

レプマート

タムタムと画像同じじゃねぇかと思うがこれで合っている。上記タムタムのすぐ下のフロアはまたエアガンショップになっているのだ。

ここも大きいお店で、すぐ向かいにあるエチゴヤ秋葉原店(後述)とここでサバゲ用品は一通り揃う。ギア(スーツ、ポーチ、ゴーグルなど)もやはりこの周辺にショップがあり、ハシゴすると揃うようになっている。

41PX 秋葉原店

タムタムと画像同じじゃねぇかと思うがこれで合っている。上記タムタムの地下1階フロアはやっぱりエアガンショップになっているのだ。もうこれ半分サバゲービルだろ

割と新しいショップでライフルやカービンなどの長物に強い。海外製電動ガンの品揃えが良く特にG&Gのラインナップは随一で、可動式の展示パネルは圧巻。5mのシューティングレンジも備えておりその場で試写も行える。


なお町田にもある。サンコー難民はここに行くとよい。

ちなみにこのビルの7階はS & Grafというミリタリーギア用品のお店になっている。このサカイ末広ビルは8階建てで、うちB1F、3F、4F、5F、7Fがミリタリー関連のお店なので、半分どころかほとんどサバゲービルという。軍事施設かな?

ECHIGOYA秋葉原店

末広町交差点の近くにある老舗のエアガンショップで、ここ秋葉原でも現存するショップの中では最古参のお店となる。電動ガン、ガスブローバック、その他サバゲ用品を総合的に扱っており、初心者でも予算と目的を伝えれば店員さんが一式を見繕ってくれる。

このジャンルのショップとしてはオープンな雰囲気があるので敷居が低く、このお店は常にお客さんがいるので尚更入りやすい。エチゴヤは横浜にもあるがこちらの方が大きく品揃えがよい。

SIDE ARMS

ここも末広町交差点近くにあるエアガンショップで、10年前くらいにできた比較的新しいショップ。その名の通りハンドガンが充実していて、どちらかというとお座敷ガンマニア向けのお店。

BWCのモデルガン、海外製ガスブローバックガンなど他では見かけない珍しいものも取り扱っている他、Anvilなどのカスタムパーツが充実している。

店舗の雰囲気が好き。雑居ビルの4階とわかりにくく、ぶっちゃけちょっと入りにくい感じがするが、ガラスケースに整然とハンドガンが並ぶ光景は壮観で、まるで秘密基地のような雰囲気がある。古き良き時代を感じるお店。

サンコー

妻恋坂交差点近くにある老舗のエアガンショップ。ここもハンドガンの充実したお座敷向けのお店で、木製グリップが比較的充実している。

以前は(といっても相当前なのだが)町田と神戸にもお店があった。特に神戸店はモトコー(元町高架下)にあって、あの怪しい雰囲気がたまらなく好きだったので残念。この秋葉原のお店は至って普通のビルで、1階に店舗があるので入りやすい。

たまにセラコート仕上げやカスタムパーツを組み込んだショップカスタム品のエアガンが売っていて、なかなかツボを付いた仕様になっているので参考になる。

大雄ホビーショップ

ここも妻恋坂交差点近くにあるエアガンショップ。写真は撮り忘れてしまった……。

ここは中古品が中心となる。中古品ではあるが状態がいい個体が多く、何かしら問題がある個体も店員さんがきちんと教えてくれる。エアガンは一期一会なので「見かけたら買い!」が鉄則なのだが、ここに来ると逃してしまった「探してたあの銃」に出会える可能性がある。

筆者のようにメッキモデルやモデルガンに手を出すとほとんどすべてが廃盤品となるため、中古ショップやオークションなどの伝手やアンテナをいくつ知っているかが重要となる。そんなわけでアキバに来ると真っ先に寄るまであり、お世話になることが多い。

武装商店

直球で武器っぽいモノがいっぱい売っているお店(説明終わり) 

ミョーなものが多くて楽しい。ここの目玉は模擬刀で、美術刀(鑑賞用の振れない模擬刀)、居合刀(居合稽古用の振れる模擬刀)共に充実していて、吊るしの刀で気に入ったものがあればそのまま持って帰ることができる。


模擬刀についてはオーダーで作ってもらうこともでき、筆者も作ってもらったことがある。注文可能なオプションが多く、他のお店では取り扱っていない真鍮刀身なども扱っており、お金と納期次第では「ぼくのかんがえたさいきょうのけん」も作ってもらうことが可能。

なお作ってもらった結果↓


補足

その昔はツクモ電気裏に「武器屋」(名前そのまま)というお店があった。ここは西洋武器(ソード、サーベル、レイピアなど)の品揃えが素晴らしく、剣オタク垂涎のお店だったのだがなくなってしまった……。

他には、「ボディーガード」というお店が上記タムタム秋葉原店の隣にある。ここは護身用品を取り扱っているお店で、特殊警棒、スタンガン、催涙スプレーなどのリアルな意味での武器がたくさん売っている。

筆者はソッチ系は趣味ではないので行かないのだが、似たショップで「三月兎」はフラッシュライトの品揃えが良かったのでよく通っていた。残念ながらこのお店もなくなってしまった。諸行無常。

まとめ

アキバには武器カフェが足りないと思います(深刻)

ジョンウィックのコンチネンタルホテルとか、DINNERのキャンティーンみたいなお店誰か作らないか待っているんだが、一向に誰も作ってくれないので自宅が段々そんな感じになりつつある。これはまずい。断捨離しないとなぁ。

日ごろの行いを反省し、ちょっぴりセンチメンタルになりながら秋葉原駅へ向かうその道中コトブキヤの前を通ったところ、信じられぬものを見た。




風来のシレン展だと……!


これはもう寄るしかないでしょ!!そんなわけで次回に続く。

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