【まとめ】中華ダイバースウォッチの選び方

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中華時計

これまで中華ダイバースをいくつか紹介してきたが、この度メーカーごとの違いとオススメを教えてほしいというリクエストを頂いたので、特におすすめの3社について紹介。

Pagani design

中華ダイバースでは一番メジャーなメーカーと思われる。R社やT社、O社などオマージュウォッチは一通りラインナップしている。スーパーカーで知られるパガーニ社との関係性は謎。よくわからない。

ダイヤルやメッキなどのカラーバリエーションが豊富で、ブレスは本家同様ビス止め、裏蓋はシースルーバックを採用するなど見どころも多い。価格はまともな中華ダイバースの中ではお手頃な方で、Amazonやヤフオクメルカリでも売っているため入手性もよい。


どちらかというとケレンに振った味付けのメーカーだが品質もしっかりしており、向上心のあるメーカーで定期的にアップデートを試みる姿勢は非常に好感が持てる。シースルーバックゆえ防水機能も10気圧防水と他メーカーより低く設定しているところは正直でよろしい。

短所を挙げるとサファイアガラスに無反射コーティングが付いていない点と、ベゼルがルミノバでないで光らない点。ここはあくまで本家準拠らしい。またブレスは各コマの公差が若干大きく、グライドバックルではない旧式のもので、貫通穴もないので微調整に多少苦労する。

価格と品質のバランスが良く、中華ダイバース沼最初の一本におすすめ。金サブやルートビア(カフェオレ)などメッキモデルが多い点も他メーカーと差別化できる点になる。

PAGANI DESIGN PD-1706

T社黒港のオマージュモデル。通常のパガーニデザインはシースルーバックを採用した10気圧防水のモデルが多い中、こちらはケースバックを採用し20気圧防水を確保している。ガラスもフラットではなくドームサファイアを採用している。

ベゼルも他のラインナップとは異なりセラミックではなくアルミベゼルのため経年による退色が楽しめる。このベゼルは夜光が入っており発光色はブルーグリーンとなる。GMTの仕様は他のパガーニデザインのモデルと同一の物。非ジャンピングアワーなので微調整にややコツがいる。


PAGANI DESIGN PD-1661 GOLD

R社潜水艦のオマージュモデル。Pagani designはカラーバリエーションが多く、金サブなど他社ではお目にかかれないようなモデルも展開している。ParnisやBrigerよりも時計本体の質が良く、Tandorioよりも入手しやすいので、メッキモデルとしてはイチオシ。

メッキというとどうしても安っぽいイメージがあるが、下地仕上げも良好でなかなかいい感じの雰囲気がある。他にはGMT達人2のルートビア(カフェオレ)や、Dジャストのコンビモデルなどもあってこれもなかなか雰囲気が良い。婚活パーティに付けたい逸品(白目)


Steeldive

ここも比較的メジャーな中華ダイバースメーカーで、R社やS社のオマージュウォッチをラインナップしている。質実剛健かつ実用性に振っているメーカーで、ほとんどのモデルで30気圧防水を実現している。

特に優れているは視認性で、サファイアガラスは両面無反射コーティングが施され、ベゼルやインデックスはブルーグリーンのルミノバがガッツリ入っていてかなり明るい。


短所は必ずしも本家に忠実な仕様とは限らずデフォルメされている点。ブレスは割ピン方式でバックルも汎用品。裏蓋もメーカーロゴのスクリューバックになっている。ベゼルのルミナスポイントも無し。そのためレプリカとしての忠実性は期待できない。

コストカットの一環だが実用性は問題ないので、レプリカ性を求めない人ならば然程気にならないだろう。ケースの品質は並で、ブレスも割ピン式で若干遊びが多いものの、セイコープレザージュやオリエントスターと同程度以上のクオリティはあるので通常使用では十分。

価格もPagani designより多少高い程度でメルカリヤフオクでも入手可能。視認性や夜光に優れ、ブレスの微調整もしやすく、いい意味で割り切った作りをしているため普段使いもしやすい。レプリカ性を求めない人にはおすすめ。

STEELDIVE SD1954

潜水艦オマージュ(SD1953)の派生モデルでノンデイトのバージョン。ダブルネームは米のオマージュと思われる。また通常モデルと異なりインデックスが所謂フチなしタイプになっているなど相違点が多く、芸が細かい。

単純に日付窓を埋めているだけではなく、もともとデイト機能のないムーブメントを採用しているのでリューズ操作が単純で故障がしにくいため使いやすい。blueのようなズボラ人間には都合がよく、着用頻度が割と高い。


STEELDIVE SD1964

R社の海底原人のオマージュモデル。海底原人オマージュはなかなか珍しく、CronosやSteinhartなどがあるが、いずれもアリエクや個人輸入になるので少し敷居が高い。Amazonで取扱いがあるのはEnrivaとこれになるが、Enrivaはオリジナル色が強いので消去法だとこれになる。

本当に100圧防水あるのかはわからないが一応ヘリウムバルブはある。とりあえず日常生活では十分すぎる防水性はありそう。また両面無反射カーブサファイアガラスを搭載していて、夜光もベゼルまですべて光るので見栄えはいい。

ただし相応の重さと大きさはあるので人は選ぶかもしれない。


Addiesdive

Steeldiveとよく似た作風のメーカー。海外ファンサイトやネット掲示板でSteeldiveと同じ会社が作っているというウワサがある(真偽不明)。確かによく似ているが微妙な仕様違いもあるためますますわからない。

少し前はAmazonでセールにかかっていたのだが最近はあまり見かけない。Steeldiveにライン統合されたのかもしれない。とりあえずこれは良かった。


San Martin

blueイチ押しのメーカー。R社やT社のオマージュウォッチの他、パイロットウォッチをラインナップしている。前2つのメーカーに比べるとレプリカ志向が高く、本家に忠実なディティールが特徴。

特に優れている点はケースやブレスの加工品質で、公差が少なくエッジも立った昔ながらの職人気質のもの。ブレスは当然ビス止め式で、オールドモデルはあえて旧式再現して不便にする程の並々ならぬ拘りを見せる。


夜光についてはレプリカ志向の高さからベゼルは光らないものが多い。しかし本家が光るモデルについては容赦なくガッツリ盛られている。フリーガーに至っては秒のインデックス一本一本と外周まで光る。無反射コーティングも夜光と同じスタンスでモデルによる。

高品質であるが故価格はPagani designやSteeldiveよりも若干お高め。しかしその分の価値があるメーカーといえる。オリエントスターやセイコープレザージュ買うならこちらを2本買った方が満足感は高いかもしれない。

San Martin SN005G

R社のGMT達人を模したモデルで、最初期のプレキシガラスベゼルモデルを再現している。

一件オールドモデル風だが中身は最新という時計好きのツボをグリグリ刺激するモデルとなっており、このインデックスでガッツリ夜光が入る素敵仕様。GMTも1時間ごとに針がジャンプするタイプのもので、Pagani designのものよりもいいものが入っている。

ブレスもこだわりもあり、オールドモデルに合わせてわざわざ旧式のリベット式の物を採用している。割ピン式のようなシャラシャラという軽い音鳴りもなく、とてもしっかりしたもので質感も高い。全力でオススメ!


San Martin SN022-G 2

こちらは一応冒険者1のオマージュなのかな。ほぼオリジナルのデザインかも。

想像の通り全面夜光モデルで夜間における視認性がすこぶる良い。夜勤やアウトドアなどではかなり快適。38mmとやや小ぶりながら10気圧防水を確保しているのでその点でも使いやすい。

San Martinのモデルとしては価格が安めというというのも強み。機械式で全面夜光のモデルではかなりコストパフォーマンスが良い。探している人は。


Heimdallr、Proxima、Sharkなど

このメーカーもSan Martinと似ており同じメーカーというウワサがある。サメのマークがトレードマーク。やはり品質はいいらしく、無反射両面コーティングガラス、BW9、C3などの夜光がガッツリ入る。

ちなみにヘイムダルとは北欧神話におけるアース神族の「光の神」のことなのだが、blueはこのワードを聞くとゼノギアスのシタン先生を思い出してしまう。というかこの単語に見覚えのある人はほぼ全員がシタン先生を連想すると思われる。いいえ。私は遠慮しておきます(腹黒)

まとめ

今回は、Pagani design、Steeldive、San Martin について紹介した。いずれも中華時計ダイバースメーカーとしては一定の評価を得ており、かつ入手しやすいブランドになる。

そこそこの防水機能があり、ブレスレットかつ夜光仕様なのでシーンを選ばず実用的で使いやすい。日本製ムーブメントを搭載しているので修理交換も街の時計屋さんで対応可能。


価格やデザイン的に一昔前のセイコー5みたいなポジションの時計だが、サファイアガラスやセラミックベゼルなど高級パーツを普通に積んでくる上に、ビルドクオリティも悪くないので侮れない。というかセイコーやオリエントのエントリーモデルより普通に良かったり。

中華ダイバースは価格も品質も本当にピンキリで、Amazonなど日本の業者が扱っていないモデルも含めるとそれこそ星の数ほどある。まだまだ紹介していない傑作はたくさんあるので、知りたければもっと深く中華時計の沼に潜るべし。

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