【番外編】風来のシレン展に行ってきた話

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
▶その他

番外編その2。アキバ定期巡回ついでに風来のシレン展に行ってきました。今更ながらレポっす。

風来のシレン展

コトブキヤ秋葉原館では5階の特設会場にて「風来のシレン展」をやっていた。コトブキヤの場所はレトロゲーム屋「スーパーポテト」のすぐ近くで、筆者もここを立ち寄った時に偶然コトブキヤのイベント告知を見て立ち寄った次第。

コトブキヤはフィギュアやアニメグッズを取り扱うお店で、秋葉原館はそのフラッグシップとなる。以前は横浜駅西口にもお店があり、神奈川オタ界隈では長きに渡り横浜駅東口のアニメイトと双璧をなす重要拠点だったことで知られている。

シレンは筆者blueが一生やっているゲームだ。ここは本来ゲームブログではないのだが、超絶好きなタイトルなので例外的に取り上げる。たまにはまぁこんな回があってもいいでしょ(適当)

風来のシレンとは

風来のシレンとは1000回遊べるRPGである。否、一生遊べるRPGである。

ローグライクRPG(ダンジョンRPG)の金字塔として名高いシリーズで、初代風来のシレンは1995年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された。早いものでもう29年前の話だ。


実は「初代風来のシレン」は不思議のダンジョンシリーズとしては第2作目にあたる。シリーズにおける真の初代は「トルネコの大冒険」(1993年)で、ドラゴンクエストの外伝作品としてチュンソフトが開発したのがはじまりで、この作品もトルネコおじさんのような白笛級の俳人が多い。

その2作目にして、ドラクエという誰もが知っている超強力なブランドIPを捨てて、完全オリジナルIPを打ち立てたというのはかなり思い切ったことで、また英断だったと思う。29年後の2024年に未だシリーズが存続していて、新作が発売しようなどと誰が予想できただろうか。

シレンジャー

風来のシレンプレイヤーのことを業界用語で「シレンジャー」と呼ぶ。筆者も一通りプレイをしているがやはり特に初代シレン(SFC:1995年発売)が一番好きで、2~3年おきにプレイしている。特にTMTA(テーブルマウンテンタイムアタック)が好きで、22分くらいで走ることが多い。

筆者が影響を受けすぎたゲームであり、コレクター沼にはまっているのはシレンとファイアーエムブレムのせいだ。仕事やら資格勉強やら忙しいときは初代シレンのゲーム音源を吸い出して作業用BGMとして聴いていることもある(OSTが出てないのでわざわざ自炊して聴く始末)


他にも居合道を始めたのもこのゲームのせいで、自身に居合刀をどうたぬき(風来のシレン仕様)にする程度には好きなゲームだ。カメラでスナップ撮影を好むのも、怪しい腕時計を集めて識別してるのもほぼシレンのノリだ。

いつしか自宅が「渓谷の宿場」の倉庫みたいになって困ったことになり、増えすぎた在庫処分も兼ねて魚拓を取るついで、こうしてできたのが本ブログ「銀の備忘録」である。よってこのブログが生まれた経緯も元をたどればシレンである。お前の人生ほぼシレンじゃねぇかw

シレン展内容

さて5階の特設会場まで訪れるとそこはシレン一色の世界。歴代シリーズのパネルが展示されている。

筆者にとってのシレンはライフワークであり、もはや生活の一部なのであまり実感がわかないが、オンリーイベントとしての待遇を受ける程度にはファンのいる作品なのだと思うとあらためて感慨深いものがある。


キャラクター原案の長谷川薫氏のドローイング(即興書き下ろし)。イベント初日にはなかったもので、整理券配布でファンが会場に入りきらない程盛り上がったという。

三枚目の女性はケヤキという「風来のシレンGB 月影村の怪物」に登場するキャラクター。月影村に住んでいるシレンの想い人。抱えているネコの名はタンモモ。この子はなんと旅仲間になる(でもペケジポジション)


村の騒動を解決したシレンは村を後にすることになるのだが、そこは「月影村出口」という名のもっと不思議なダンジョンになっていて一筋縄ではいかない。全50階と聞くと一見楽そうだが、敵が強くなるペースが速く、後半は即降りガン逃げ一辺倒となるのでキッツい。

当然簡単には脱出できないわけだが、このダンジョンが登場するとタイトルが「風来のデレン 月影村の脱出」に変わり、見事踏破するとタイトルが「風来のミレン 月影村の恋人」に変わる。

風来人の寄せ書き板

さて、この会場には 白紙の巻物 寄せ書き板があり、立ち寄ったシレンジャーが思い思いのコメントを残している。せっかくなので筆者も何か書いていこうと思ったのだが、こういうとき気の利いたことがなかなか言えない性分なもので……。


なんでソレ書いた。もう少しこう…なんかあるだろう。アスカ再販希望!とかさ。29年間ファンやっててこの期に及んで出てくるのがゲイズという。確かにまぁ…その通りなんだけれども(それはそう)

このゲイズゆるさんぞを書いてからハッとなり、周りのコメントを見回してみると……


同じようなのがいっぱいいた。ダイコォン……!

しかしこの「〇〇許さない」コメントの多さよ。ファンの寄せ書きというよりもお客様相談センターとか被害者の会みたいなクレームじみた空気になってしまっている。これほどまでに濃いファンに愛されるゲームはシレンをおいて他はないだろう。


ちがうと思います。
スプーとかたぶんZ世代の子わかんねぇよw

おみやげ

この風来のシレン展ではキャラグッズを販売している。 誠に残念ながら泥棒はできない仕様

この手のキャラグッズは普段ならまず買わないのだが、今回ばかりは買ってしまった。

豆皿

ファングッズの中で比較的実用できそうなのがこの豆皿。一枚1100ギタンだったかな。絵柄はシレン、コッパ、アスカの三種類。醤油皿とかちょっとした用途に使えそう。同じことを思った人が多かったのか、次に来た時には売り切れてしまっていた。

⇒ぱっと見実用的でいいじゃんと思ったけど底が浅いので醤油皿には使えない。これは羊羹とか大福とかを乗っける用の菓子皿かな。家帰ってから気付いた。


もうひとつ。これ皿なんで絶対割るんだよね……。


地面にデッパリがあった!
つまづいて転んでしまった! 

 

これが怖くてうかつに使えないかも。いやむしろ、シレン的にはそうなることまで含めての商品なのかもしれない(割るなよ!絶対割るなよ!)

もしくは1歩ごとに素振りを行って罠チェックをしなさいという親心かもしれない。他の購入者も同じく罠チェックをしながら使うものと思われる。割ったらペケジ確定


クリアアクリル

よりによって初代シレンのゲーム内ドット絵がプリントされている。これはあざとすぎる。こんなのスルードラゴン不可避だろう。ずりぃよw

実はこの中で初代シレンにはいなかったドット絵が3体いる。ヒントはキャラ(上段)で1体、モンスター(下段)で2体。コレがわかる人はなかなかの古参シレンジャーといえよう。


なお商品が傷むので触って識別は禁止とのこと。そんなわけで筆者が引いたものはというと……。


人間国宝・ガイバラ先生と氏の使いだった。かの合成の壺を発明した偉大な御人だ。

先生は山頂の街で、使いはその周辺の山頂の森・ネブリ山廃坑で出てくるのでなかなか印象に残りやすい。使いは6で久々登場なのでちょっと嬉しかった。この辺も初代リスペクトを感じる。

リアル特製おにぎり

食べると満腹度が30%回復する他、HPが回復する、ちからが1上がる、眠らなくなる、腹が減らなくなる、拾うだけで識別できる、などのプラス効果がランダムで得られるのだが、なんか某コンソメスープ的なソレを連想してしまう食べ物。あっ……特製ってそういう……

なおランダムと言いつつ同じ効果は重複しないので、何らかの理由でこの特性おにぎりを複数入手した場合、シレンは「腹が減らなくなる」か「拾うだけ識別」を引くまで延々食わされることが多い。やっぱりDーピングなんじゃ……(それ以上いけない)

画像はもちろんウソで、小腹が空いて近くのコンビニに入った時に購入したもの。シレンの特製おにぎりはなんとなく「天むす」っぽいイメージがある。味が濃くて脂っぽいのでコレを食べると実際に腹が減らなくなる状態を体験できる。

まとめ

Exactly(そのとおりでございます)

イベントレポのはずが、金曜日となってスッカリ終わり際になってしまった。今週の土日までやっているのでまだ行こうと思えば行ける。まだだ、まだ終わらんよ!(←ガンダムのときもいってた)


ちなみにファンにもかかわらず、なぜこの記事の作成が遅くなってしまったかというと……。ちょっと真髄潜っていたんだよね。あそこなかなか突風吹かないし居心地が良くてさ(テヘペロ)


おまええ!!GWあったのになんか更新がやけに遅かったと思ったらそういうことかよ(怒)

罰としてブログの投稿ペース3倍速な(やめてくださいしんでしまいます)

おすすめの「シレン」

シレンは大変に息の長いシリーズなので、作品が出る度にハードが変わってしまっており、過去作のプレイは少しばかり敷居が高い。最高傑作との声もある風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!に至っては再販されず、入手自体が困難なためプレミアがついてしまっている。

とりあえず筆者がプレイ済のもので、2024年現在でも比較的プレイしやすく、かつ面白いものをチョイスしてみた。レッツ風来人ライフ。

初代風来のシレン(1995 SFC)

原点にして頂点と名高い。筆者がマジで一生やっているゲーム。

初代シレンの素晴らしいところはシステムやゲーム性もさることながら雰囲気だ。ごった煮でよくわからなくなってしまった4や5と異なり、ロマンと漢気、義理人情の世界観となっている。元ネタは木枯し紋次郎で、風来人の集う宿場町の風景は完全に渡世人のそれだ。


こばみ谷を彩るドット絵とBGMは非常に美しく、当時から29年経った現在プレイしても普通に感動できる。特にBGMは初代でありながらシリーズ屈指の美しさで非常に聴きごたえがある。……にもかかわらず、オリジナルサウンドトラックが出ていない。何故だ。

興味がある人は“(SFC音源) 風来のシレン1 BGM集”で検索してみよう。「ペケジのテーマ」は名曲

DS版・スマホアプリ版

初代シレンの問題点はプレイ環境で、SFCなのでソフト本体+スーファミ本体を用意する必要がある。Wiiの配信サービスも終了している。DS版やスマホアプリ版は比較的プレイしやすいがリメイク版で、ゲームバランスが若干アレンジされたものとなっている。ただ、バグが多い…。

(ヒソヒソ話…)

あまり大きなでは言えないが、改造シレン(ハックロム)なるものがある。このパッチを導入すると新ダンジョン・新アイテム・新モンスター追加、印や共鳴、成長、異種合成、さらには覚醒(スーパー状態)、突発モンハウ、アイテム図鑑・モンスター図鑑の実装と超絶パワーアップした初代シレンを楽しめる。凄まじく出来がいいのでマジで1000回遊べてしまう。一番好きかも。


不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス(2010年)

ナンバリングタイトルで5作目となるタイトルで2010年発売。その5年後には追加要素を実装したパワーアップ版の風来のシレン5PlusがPS vitaで発売され、さらに5年後の2020年にはNintendo Switch版およびSteam版が発売された。よって今遊ぶならこのどちらかがおすすめ。

スマホアプリ版もある。


特徴は圧倒的なボリュームで、潜れるダンジョンは全部で34種類にも及ぶ。初心者用から超上級者用まで、王道からトリッキーまで様々なダンジョンがシレンジャーを待ち受ける。たぶん1000回遊んでも遊びきれないくらいのボリュームがある。グラフィックもドット絵でなじみ深い。

欠点としてはごった煮スタイルのため世界観が多少散らかっていること。夜、技、偽アイテム、アクの強い図鑑説明などは賛否両論で、あまり好まない人もいる。

不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録(2024年)

2024年1月に新しく発売した完全新作。前作5(無印)から数えて実に14年ぶりの新作となる。

原点回帰がテーマになっており、ゲームバランスやイベントなど初代シレンリスペクトとなる要素が随所にみられる。夜、技、偽アイテムといった要素はオミットされ、悪乗り気味な図鑑説明もなくなってかなりすっきりした。switchなのでプレイしやすいのもいい。


もっともただの懐古作品ではなく、ユーザーインターフェイスはブラッシュアップされているため、罠チェックや識別なども含めて快適にプレイができる。ただしチュートリアルなどがなく、救助も素潜り限定など全体としてシリーズ既プレイ者向けなところはあるかもしれない。

グラフィックやBGMの雰囲気については風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!や、風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!に近いデフォルメキャラでコミカルな印象を受ける。ホントはここも初代シレン風がよかったのだが、これはこれで愛嬌あるし慣れるので問題ない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました