TTArtisan三兄弟の二男。なんてこったい、ついに三兄弟揃ってしまった…。
スペック
焦点距離 | 35mm(換算52.5mm) | レンズ構成 | 7枚6群 |
最小絞り | F1.2 | 絞り羽根枚数 | 10枚(非円形絞り) |
最大絞り | F16 | 寸法 | 63×45mm |
最短撮影距離 | 28cm | 重量 | 205g |
フォーマット | APS-C専用 | フィルター径 | 39mm |
どんなレンズ?
TTArtisan3兄弟の次男。APS-C換算で52.5mmをカバーする。
例の3本セットの他の画角が、換算25mm、換算75mmとなるので、中間を担う本レンズが一番使いやすく、必然的に出番が多くなると思われる。
同じ中華レンズですでに紹介したPergear 35mm F1.4というレンズがあるが、あちらはフルサイズ機対応に対してこちらはAPS-C専用となる。そのためZ7などのフルサイズ機だとケラレを起こすため使えない。
ZFCに装着
三兄弟のなかで一番小さく軽いレンズとなる。このレンズについてはいつもつけているL字グリップとサムグリップは外して、すっぴん状態の方が似合うかも。
Zマウントの場合マウント径が大きいので、マウント接合部が張り出してしまいちょっと不格好感がある。フジやソニーの方がここがすっきりしていてカッコイイ。ここが気に食わない人はマウントアダプタを使う人もいるようだ。
入手方法(2023.5)
新品で入手可能。家電量販店は大型店舗じゃないと売ってないことが多いのでAmazonや楽天、Yahooなどで探した方が確実。
17mm 50mmと合わせて3本セットも売っている。blueのようにバラで買っても結局どうせ揃ってしまうので、なら初めからセットで買った方が効率がいいと思うの(白目)
ただフードはやはり別売りとなる。フィルター径39mmでシルバーのものはこちら。
このレンズで撮った写真
吉田町(横浜)
この間散策した野毛町に隣接したエリアで、都橋を渡った先にある。このノラねこ通りはメイン通りから一本入ったところにある道で、伊勢佐木長者町方面に抜ける際に近道として使われることが多い。
この通りにはレストランやバーが多く並んでいる。野毛町より落ち着いた雰囲気で伊勢佐木町からも近いためファンが多い。ギリシャ料理やベトナム料理など一風変わったお店もあってバリエーションが広い。
イタリアンのバレルポッドは吉田町のシンボル的なお店。雰囲気がとてもオシャレでしかも物凄く美味しい。近傍に何店舗か出店しており和食やバーなども楽しめる。
裏通り
吉田町通りとノラねこ通りの間にある裏通りの一角。
この通りは「昭和のヨコハマ」を感じる好きな場所だ。ちょっと怖い感じがするが、実際はLEDライトが設置されていてかなり明るく、交番も近くにあるので普通に通る分には問題ない。けど昔はちょっと怖かったかも。
壁を伝う電線、配管、ダクト、配電盤、室外機…etc フリーゲームのゆめ2っきでよく見る風景だ。ベンチと自販機もセットで欲しくなる。
最後の写真は一周回ってアートな雰囲気すら漂う。いいなぁこの感じ。ずっと上まで登っていくとプラネタリウムとかクラゲの水槽とかありそう。
伊勢佐木町から一本入ったところにある三国家(さんごくや)。豚骨系スープの家系ラーメンだが、この手のラーメン屋にありがちな塩辛さや角が立つところがなく、とてもバランスがとれていて完成度が高い。一度飲むと止まらなくなる。
最近はあまりやらないようにしているが、ここに来るとつい全部飲んでしまう。
吉田町通りにあるアメリカンダイナー。ここも長くあって昔から気になっている。下戸なので敬遠していたが、コーヒーが飲めるのはいい。
都橋商店街
都橋飲食店街。ここも「昭和のヨコハマ」の雰囲気を残す場所のひとつでblueが幼稚園児の頃からずっとある。調べたところ1964(昭和39)年に建てられたそうで、横浜市の歴史的建造物に登録されている。ソースは文化庁ホームページ(驚)
横浜におけるゴールデン街ポジションの場所。まあ野毛の街自体がどうもそんな感じだけど…。桜木町のせんべろ横丁(ぴおシティ地下街)もなかなかゴールデンポイントが高くて好き。
この年季の入ったバス江感はなかなかのもの。ここも飲み屋さんが多いが中華や生ハムなどのレストランもあるので飲めない人も意外と楽しめるようだ。
この辺一角は映画「ダブルフェイス」でも映っていた場所になる。なんだか怖い感じもあるが、橋には交番もあるため治安はいい。
橋から大岡川を望む。中華レンズで夜景スナップを撮ることも大分増えた。何本か試しているところ、スナップ用途としては概ね満足という評価になりつつある。
このレンズはPergear 35mm F1.4と性能的に競合する。あちらが一応フルサイズ対応なのに対して、こちらはAPS-C専用レンズなので実質的には下位互換と言える。イメージサークルが小さくケラレてしまうことはZ7などのフルサイズ機で試してみると確認できる。
ただ予想に反して、APS-C機のZfcで撮って回った限りではこのレンズで周辺減光やケラレが気になる場面はほとんどなかった。個人的感想となるが画質上の決定的な差はないんじゃないかと思う。
Pergear 35mm F1.4との違いは、①小さい、②安い、③シルバーモデルありといったところで、いっそ好みでもいいかもしれない。35mmは複数本あるのでいずれ比較したい。
橋を渡ると福富町方面。新大久保のように観光地化されていないガチのコリアンタウンで、さらなるディープを求める人向けのエリア。前に会社の先輩といった焼肉はうまかった。
まとめ
前に紹介した長男17mm、三男50mmに続いて、図らずもTTArtisan3兄弟が全部揃ってしまった。そんなつもりはなかったのになんてこった…。中華レンズおそるべし。まとめ記事はコチラ↓
特徴は17mm、23mm、50mmF2など他のTTArtisanと傾向は似ている。すなわち中心番長で周辺画質は流れることと、色乗りあっさり傾向はこのレンズにもみられる。
数ある中華レンズの中でももっともリーズナブルで、かつ使いやすい画角なのでお試し用にもってこい。マニュアルフォーカスの入門用としてもおすすめ。
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