前回の続き。蒲田駅東口に引き続き今度は西口を散策。
ニコンZ7に装着
引き続きNIKON Z7の焦点工房のマウントアダプターを介して装着している。
このレンズで撮った写真
蒲田駅西口
蒲田駅西口。蒲田というとJR蒲田駅東口と京急蒲田間のラッシュとか、このブログ的にはモデルガンショップだったりするが、西口はあまり知らなかったりする。
この通りは工学院通りで、西口のドンキの横を入っていった通りになる。ここを抜けると日本工学院と東京工科大学がある。かなり大規模な建築物で55mmの画角ではとても入りきらないため今回はカットしたが、一見の価値あり。
他、東口との連絡通路があったり、まいばすがあったりとなかなか便利な場所といえる。
東急駅前商店街
目蒲線ガード下に広がる飲み屋街。蒲田駅の東口は割と有名だがこちらも負けていない。
バーボンロードに代表される西口の飲み屋は少しレトロな佇まいで、小規模なお店も多くアットホームな雰囲気。お酒が好きな人こっちの方が楽しめるかも。
サンロードは蒲田駅西口に門を構えるアーケード街なのだが、駅前広場から見た印象や、蒲田界隈のイメージに反して意外と夜が早い。この写真を撮ってる夜9時時点で軒並みお店は閉まってしまっている。
もっともこの隣には先ほどのバーボンロードがあるので飲む場所には困らない。
西蒲田周辺
蒲田駅西口は駅前から離れると意外と人通りが少なく落ち着きがある。東口のような猥雑とした感じはないが、微妙な怪しさや懐かしさもあってなかなか好きな雰囲気だ。
近くのすずらん通りを少し歩くと東急池上線の蓮沼駅が、さらに少し歩くと目蒲線の矢口渡駅があり、環状8号線にぶつかる。この大田区・世田谷界隈(多摩川沿線の東京側)の雰囲気はなんか好き。
虹色フレア
天然物ゆえフレアは細めだが光源に近づくことで太くすることもできる。このレンズを用いたポートレート写真などはこんな感じでオーバー気味に当てることが多いようだ。
フレアが派手に出つつも、中心は解像していて芯を残しているのがポイントか。
こんな感じで控えめにエフェクトが入るのもいい。本来このくらいでいいのかも。
夜景スナップ今昔
フィルム機やCCD時代のデジカメの夜景スナップ写真は左側の露出で撮ることが多かったと思う。ISO感度はせいぜい800程度までなので、看板やネオンに適正露出を合わせる撮り方となる。D80を使っている頃までは大体この撮り方が多かった。
最近のデジカメはISO3200程度なら常用できるので、三脚を用いずとも右のような明るい露出で撮ることできるようになった。背景に露出を合わせるため看板が白飛びしてしまうが、HDRはこれのいいとこ取りもできる。
写真も機材や流行、社会的情勢によって撮り方が変わる。最近はもっぱら右の撮り方をすることに増えてしまったが、人が写るとはばかるシチュエーションはあるし、昔を思い出して左の撮り方をしたくなることもある。
お気に入り
今回印象に残ったのはこの2枚かな。
上はもう、昭和としか言いようがない写真ww LEDのフリッカーを狙ったものだが微妙にピンボケなこともあってはまりすぎてしまった。特に加工と化していないjpg撮って出しでこの貫禄である。うらぶれ方が半端ない。
かと思えば下の写真は現代にも通用しそうな画質で、OPENのあたりの解像度はなかなかのもの。キャラの振れ幅が大きく、とても同じレンズで撮ったものとは思えない。
ゆーシティ蒲田
蒲田駅東口にある銭湯で、屋上塔屋のネオンサインがトレードマーク。蒲田はフミン酸を含んだ「黒湯」が湧き出る地域らしく、駅周辺や界隈には銭湯がかなり多い。
一人旅やカメラを趣味にする人は銭湯の場所は把握しておくと便利かも。昔18きっぷとネカフェで格安貧乏旅行とかやったクチだけど、ネカフェにシャワーは大抵一室しかないし、急かされてるようであんまり休まらなかったので夏場はよく使っていた。
駅前なので帰りは楽チン。京急蒲田も川沿いの道を10分くらい歩けばついてしまう。湯冷ましには丁度良い距離だ。
まとめ
オールドレンズを初めて使ってみた印象としては、意外と普通に使えること。ハイキーやフレアといった変化球のみならず、普通の撮影も楽しめるし絞ればまあまあ解像もする。
4575万画素を誇るZ7ではさすがに厳しい部分もあるが、遥か昔東京オリンピックの時代に作られた工芸品であり、今からほぼ60年前の製品と考えると、これを現行のコンピュータ機器で普通に使えてしまうこと自体が驚異的すぎる。
その解像度も2000万画素程度なら十分対応可能で、さほど無理をすることもなく現在のデジカメでも使えてしまうということは、この時代ですでにレンズとしての基本技術は完成していることを意味する。
しかも前期型・後期型というバリエーションや、フレアの個体差があるというガチャ要素もありで、うっかりはまってしまうのもわかる。これは禁断の箱を開けてしまったか。
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