スペック
年代 | 2021年頃? | ムーブメント | 自動巻き NH35 |
型番 | 不明 | 精度 | +30秒程度 |
直径 | 42mm | 風防 | サファイアガラス |
厚さ | 13mm | 防水 | 10気圧防水 |
ラグ幅 | 20mm | おすすめ度 | ★★★★(4.0) |
機能 | デイト | 備考 | カラーバリエーション(ゴールド) |
どんな時計?
PAGANI DESIGNの潜水艦オマージュモデルの中で、カラーバリエーションにあたる。いわゆる金サブ(金無垢)をモデルアップしており、これはオマージュでもかなり珍しい。
ディティール
ダイヤル
金サブをモデルアップしており、大体ゴールドになっている。ダイヤルのプリント、インデックスの縁取り、ベゼルの墨入れ、針に至るまでゴールドとなっており抜かりない。
ガラスはサファイアガラスであるものの無反射コーティングは付いていない。現行機のオマージュとしてモデルアップするならここは入れてほしかったところ。
ブレスレット
金サブなのでブレスレットまでゴールドである。この存在感は他の追随を許さない。パガーニのブレスはコマの中央がポリッシュで両サイドがヘアラインとなっているが、この仕上げはゴールドモデルにとてもよく似合っている。これが全部ポリッシュだとなんだか安っぽくなってしまう。
この金色ではあるが実は正体がわかっていない。
①K18P
②イオンプレーティング
③対ビームコーティング
④黄金の鉄の塊
⑤万物を黄金に変える魔法
一体どれだろう。この機種は実は通常品と価格差がないので②だと思っている。①だとどっかに刻印あるかもだし価格に反映されそうなんだよね。あとK18Pは金色がちょっと薄い。
しかし色味や質感は実によくできていて感心する。思った以上にK24の黄金感がよく出ており、その辺のK18Pの時計がまるでシャンパンゴールドに見えてしまう。この時計を装備すると「黄金の鉄の塊で出来たナイトが、皮装備のジョブに後れを取るはずがない」をリアルに体感できる。
メープルリーフ金貨(24金)や20円金貨レプリカ(K24P)と比較すると、色味や質感は全く遜色がなく見分けがつかないレベル。ただし比重や触感が異なるので持つとさすがにバレてしまう。
ケースバック
オマージュでは珍しくシースルーバックになっている。パガーニは基本的に本家に忠実なオマージュを行うメーカーであるがここだけは例外で、観賞価値を高めている。
代わりに防水性が10気圧防水に下がっているが、むしろ正直でよろしい。20気圧防水の装備や耐圧試験やるくらいならシースルーにして10気圧防水にとどめた方がコストカットになるという判断は思い切りが良い。実際他のオマージュメーカーと差別化できるポイントにもなっている。
夜光
パガーニはシースルーバックを除いて本家に忠実なオマージュを行うが、夜光もそのひとつであり、珍しいスーパーブルーのルミノバを使用している。クロマライトの再現といったところか。もしかしたらほぼ同一のものなのかもしれない。
スーパーブルーはブルーグリーンに比べるとかなり暗いが、残光性は悪くない。なんといっても珍しい。この価格でスーパーブルーを使っているのはパガーニくらいじゃないかな。
入手方法(2023.5)
アリエク
メーカー公認セラーの商品ページはこちら(※画像からも飛べます)
Amazonなど
Amazon、楽天、Yahoo!など各ネットショップで入手可能。入手の容易さもPAGANI DESIGNのいいところだと思う。
まとめ
いろんな意味で装備するのに度胸のいる時計である。物そのものの品質はいいので、あとはこれを使いこなせるファッションセンスと、ほんのわずかの勇気といったところか。
筋肉質な体に浅黒い肌、彫りの深い精悍な顔つきに真っ白な歯、ポマードで整えたツーブロックヘア、オーダーメイドの青スーツが似合うプルゴリスタイルの兄貴じゃないと着こなすのは難しそうだ。
blueは私服で付けるならともかくスーツに合わせる自信はちょっとない。男性ホルモンが足りない。
STEELDIVE SD1953とのツーショット。本家の潜水艦はSSモデルはプレミア価格になっているため、金無垢モデルの方が相対的に割安という謎の現象が起こっている。なんだか「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」みたいな話であるが、僕だったらケーキの方行っちゃうかも。
関連商品
パガーニデザイン興味あるけど金ピカはちょっと…という人はもちろん普通の潜水艦風モデルもある。カラバリが豊富なので好きなのを選んでみるのも楽しい。
こちらはGMT達人2風のモデルで、通称“カフェオレ”モデル。ゴールドでもこのくらいならまだ合わせやすいかも。アリエクとAmazonから
Steeldive SD1953ipg
メーカー公認セラーの商品ページはこちら(※画像からも飛べます)
パガーニ版の金サブ購入から2年後、Steeldiveからも金サブが出ていることを知った。型番から察するにイオンプレーティングと思われる。たぶん上記のパガーニデザインもそうなのだろう。
この子はPagani designとはそれなりに相違点があり、ブレスやケースがすべてヘアライン仕上げのため、金無垢というよりも砲金やチタンコーティングのなされた工具のような渋みのある雰囲気に仕上がっている。あまり華美な感じはせずともすればブロンズにも見えなくもない。
他には300m防水を確保すること、セラミックベゼルもルミノバ仕様となる点が異なっている。ブレスが汎用の三つ折りバックルのタイプとなる。
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