スペック
ブランド | メルセデス・ベンツ | メーカー | Minichamps |
車種 | Eクラス | スケール | 1/18 |
世代 | W212(4代目) | カラー | シャンパンゴールド |
年代 | 2010年~2016年 | 寸法 | 長さ27.5×幅10(実寸) |
おすすめ度 | ★★★★(4.0) | 重量 | 1023g(実寸) |
どんなモデル?
先々代のEクラスで、先に挙げたSクラス(W221)の弟分ともいえる。実車は初期型のデザインが不評だったらしく、後期型になるにあたってデザインが一部改修されている。
ベンツのセダンは大抵ノレブたまにオートアートというイメージなのだが、なぜかミニチャンプスがスポットでモデルアップをしている。あまり知られていないためか、Eクラスというミドルグレードだからか、安価で落札できた。ミニチャンプスはたまにこういう穴場モデルがあるので面白い。
ディティール
全体像
このモデルはW212の後期型と思われるが、全体としてはやはりSクラス(W221)に似ており、この時代でデザインはほぼ完成されている。EクラスのモデルチェンジはSクラスよりも大抵早いため、正確にはこちらの方が兄貴分になる。
全体の作りや仕上げは安定のミニチャンプスクオリティ。格下にもかかわらずオートアートW221よりも本体重量では勝っており、小さいのに重い。この凝縮感はなかなか好きだ。
フロントビュー
フロントフェイスは同世代のSクラス(W221)よりも完成度が高い。Sクラスであったグリル下とフロントスポイラーの間の部分(ナンバープレートの乗る部分)がうまく処理されており、ボンネットのベンチレートもないためすっきりしている。
W222やW223も華やかでいいが、この世代のベンツのグリル形状もシンプルにまとまっていて良い。前期型でダメ出しを食らったこともあってデザイン的に完成されているためか、今見てもあまり古さを感じない。この感じはゼロクラウン(S18)にも通じるものがある。
リアビュー
テールランプの形はSクラス(W221)とはまた違うもの。W222の形に見慣れてしまうと型落ち感はあったが、W223からまた違う形になったため、今見るとかえって古さを感じない。少しシャープにすれば現在でも通用するだろう。
トランクより下のフレーム部分(この車はモノコックだけども)の形は時代相応という感じでちょっと古いかも。ここはSクラス(W221)も似たり寄ったり。
コックピット・エンジンルーム
内装やエンジンの塗分けはオートアートと同レベル。江戸っ子精神が発揮されている。
まとめ
Sクラス(W221)とのショット。グレードこそEクラスで格下であるが、デザイン的にはこちらの方がすっきりしている。そのSクラスも次のW222でグリルを大型化してラグジュアリー感を演出しつつ、両者のデザインを良いとこどりしてきっちり仕上げてくるあたり流石である。
後継モデルのEクラス(W213)とのショット。似ても似つかないが同じEクラスだが、1世代しか跨いでいない。これまでのエレガントな雰囲気から一転してスポーツモデルの意匠を組んだアバンギャルドデザインを採用しており、もはや別物である。
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