【レビュー】Nikon Zfcで深夜徘徊② 城ヶ島

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▶カメラ

深夜徘徊の続き。そんなわけで城ヶ島までやってきたのだ。

アクセス(2024.4時点)

城ヶ島へのアクセスは城ヶ島大橋が唯一となるが、隣接する三崎港からは直接行けない点に注意。高架橋となるため、かなり手前から戻ることになるのだ。車でアクセスする場合は県道26号線「城ヶ島入口」の三叉路を左方向に進みそのまま直進することになる。

また補足情報として城ヶ島にはコンビニがない。そのため、道中にあるファミリーマート三崎原町店が最終補給地点になる。

城ヶ島は夜景撮影、星景撮影、あるいは釣り人など夜間に訪れる人もそれなりにいると思われるが、携帯食やライト、電池など、必要になりそうなものはここで買っていくことをお勧めする。

駐車場について

島内にはいくつかのコインパーキングがあるが、24時間営業している駐車場と、そうでない駐車場があり、深夜に訪れる場合は24時間営業を行っている城ヶ島中心部にある城ヶ島第一駐車場~第四駐車場のいずれかとなる。

星景撮影ポイントに近い城ヶ島公園第一駐車場、城ヶ島公園第二駐車場は8:00~19:00しか営業していないため、駐車することができない点には注意。中心部の駐車場から歩いて向かうことになる。


撮影ポイントの城ヶ島公園、または馬の背洞門までの道中は闇夜を20分程度歩くことになるため懐中電灯は必須。何回も訪れている人、夜目の効く人はライト無しでも歩けるかもしれないが、すれ違う人の心臓に悪いのでマナーの意味でも持って行こう。

筆者はライト無しで歩いている人とすれ違ったら超怖いと思う。普通にチビるレベル。

撮影機材

前回同様ニコン ZfcにAF-S NIKKOR 28-300mm f3.5-5.6G ED VRを装着。見ての通り不格好で通常はあまりしない組み合わせになる。


もうひとつ。たまたま予備で持ち合わせていたAF NIKKOR 24mm F1.4GをZfcに付けて撮っている。スナップ用に持ってきたのだが、それが転じて星景撮影に役立つこととなった。おっとり刀とはまさにこのこと。

このカメラで撮った写真

城ヶ島大橋

城ヶ島は三崎港から目と鼻の先にある島になる。「島」なので三浦半島(本州)とは陸続きにはなっていない。もっとも城ヶ島へは橋がかかっており、この城ヶ島大橋が主要なアクセス手段となる。

この城ヶ島大橋は、従来は有料で以前は片道150円の通行料が必要だった。しかし2020年から無料化されており、現在ではこの通り料金所のブースも撤去されている。これは嬉しい誤算。

城ヶ島港

城ヶ島大橋を渡って城ヶ島へ上陸したところ。

この時点で深夜3時過ぎだが、漁港なので何かしらで仕事している人がいるようだ。


別のポイントから。見ての通り対岸の三崎港とはほど近い距離で、先ほどの三崎公園のナトリウムランプが見える。奥に掛かる長い橋が城ヶ島大橋で、この橋を渡って島までやってきたことになる。

バス停

島にはかなり古典的なバス停が。いいねこういうの憧れる。

突然のにわか雨に降られた幼馴染みや部活の後輩とバタバタ走ってきて、2人でなかなか来ないバスを待っているうちにいい感じの雰囲気になって始まっちゃうやつだ。一昔前のネット広告で見たぞ今は壁穴になっちゃったけど(笑)

なお筆者の時は待合所のない普通のバス停で、最寄り駅まで徒歩で通っている人とバスで通っている人がいたのであんまりこういうのはなかったです。こういうバス停で通学したい人生だった。


このバス停だが、思ったよりは遅くまでバスが運行している。ただ、朝の時間帯に3本しかないのはちょっと厳しいか。。ネボスケの筆者はテレワークできる仕事じゃないとちょっと厳しいかも。


HDRとの比較。左が通常の写真、右が本体内HDRで撮った写真。

ニコン機のHDRは富士フイルム機ほどの効果はないが、ダイナミックレンジを広く取っている右側はよりソフトでより見たままに近い印象を与える。一方の左側は「写真」的印象を与える。

ちなみにこのタイプのバス停は田舎にしかないと思いきや横浜市内でも普通にある。筆者が知っているのは第三京浜 都築ICすぐ近くの「神隠」というバス停で、名前が怖い。しかし綱島駅、新羽駅、江田駅のいずれからも行けて便利なため、イチャコラするにはちょっと厳しいか。

星景撮影

この城ヶ島では星景撮影ができる。写真好きや星好きにはかなり有名で、都内や横浜川崎からは手軽に訪れることができるポイントとして重宝されている。さすがに山奥などのガチのスポットに比べると明るくはなってしまうが、それでも南側(太平洋側)ならこの程度は撮れる。

この写真はZfcにAF NIKKOR 24mm F1.4Gという組み合わせで撮っているが、F1.4は流石に光量が多く、ISO400程度、あるいは5秒くらいで露出で十分な明るさの像が撮れる。RAW現像のベースとしては十分だろう。


なお北側(東京側)はこの通りでほとんど見えない。これだけ明るいのに南側は思ったよりも見れるというのもちょっと意外な感じがする。

城ヶ島公園 第二展望台

この城ヶ島にはいくつか星撮りスポットがあって、そのひとつが城ヶ島公園になる。この公園は舗装路の上に道が比較的わかりやすい。行き方としては、城ヶ島大橋のループの途中を脇道に入って登り坂を登っていくことになる。

ただし道中、および公園内は照明がないため夜間に訪れる場合は懐中電灯(ライト)が必要。しかも夜間は最寄りの駐車場が使用不可のため、城ヶ島中心部から20分程度歩いてこなければならない。ビビりの人や女性の方だと単独での来訪はちょっとハードルが高いかもしれない。


ここが城ヶ島公園第二展望台となる。先達のwebサイトやブログでも多く紹介されている通り、カメラファンや天体ファンには有名なスポットで、先ほどの写真もこの展望台に登って撮ったものになる。

撮っていて気付いたこと

星を撮るのは温海(山形県)、相模湾(船上)に続いて3回目となるが、段々とわかってきたこともある。まず星景撮影に関してはミラーレス機の方が圧倒的にやりやすいということ。その理由はピント合わせがこちらの方が圧倒的に楽だからだ。

星撮りは通常、マニュアルフォーカスでピントを合わせなければならず、これが非常に手間がかかる。オーバーインフになるレンズだとピンボケになってしまうため、もし可能であれば明るい時間に現地入りしてピントを合わせ、レンズをガムテープで固定するのが古典的なやり方だった。

しかしミラーレス機では感度やシャッタースピードを上げれば星像が表示され、フォーカスを拡大することでピントを容易に合わせることができるため、その必要が無い。もしもピントがズレてもすぐに修正できるため移動や持ち運びも楽で、かなり敷居が下がった印象だ。

明けの明星

城ヶ島公園の駐車場にて何気なく撮った写真。写真中央によく見ると赤い星が写っている。これは「明けの明星」というもので金星だ。星座に疎い筆者でもそのくらいは分かる。

この星が見えたということは夜明けが近いことを意味する。ふと時計を見ると時刻は4時を過ぎていた。横須賀や三浦半島は道が限られて渋滞しやすいため、撤退時間は厳守した方が良い。この日は午後から仕事があったのでここで引き上げることにした。

もし時間があればこのまま夜明けを待って撮影したり、もうひとつの撮影ポイント、馬の背洞門から撮ったりもしたかったのだけど、それは次回かな。宿題にしておけばまた訪れる動機にもなるだろう。

おまけ:その帰路

城ヶ島から下道をドライブがてら帰った図。

京浜急行線 三崎口駅。空が白んできているものの、まだ始発時間前のため駅舎が開いておらず、ある意味でレアな光景となる。にもかかわらずもう待っている人がいるようだ。

京急の下り電車をずっと乗っているとこの駅にたどり着く。ちなみに最果て駅ではあるが本線の終着駅ではない。そして京急久里浜駅でもない。本線の終着駅は 開国してくださいよぉ~おじさん 米国海軍総督ペリー来航でおなじみの浦賀駅である。


意外と知られていないが、京急線の堀之内駅~三崎口駅間は京急久里浜線という「支線」なのである。ただし事実上は本線のような扱いになっており、JR横須賀線 久里浜駅と隣接し、以後の駅がすべて各駅停車となることから京急久里浜駅が終着駅ポジションになっている。

三崎口駅は直前の三浦海岸駅から単線となるため終電が早い。そして「三崎口」といいつつ、三崎港までは道路距離で約5km程あるため車は必須で、土日だと更に渋滞もするので、あまり「三崎口」感がなかったりする。都内通勤が前提となるとやはり住むには厳しいか。。


帰路の写真を何枚か。横浜横須賀道路が高いのでケチって一般道で帰っている。前より安くなったのは助かるのだが、帰って寝るだけなのに1000円はちょっと出せないよなぁ……。

いつも通りの道で帰ると久里浜経由からの国道16号に案内されるので、趣向を変えようと逗子葉山方面から帰ってみたつもりが、ナビに怒られて結局R16に戻されている。4枚目の磯子プリンスハイツのあたりはなんか好き。割と目立つ建築物だと思う。

まとめ

夜勤からノープランで三崎港を、さらに足が伸びて城ヶ島まで行ってきた。ちょっと羽目を外し過ぎた感じもするけど、たまにはこんな日があってもいいでしょう。

星景撮影については、ミラーレス機の快適さには感動した。真っ暗な状態でも難なくピントを合わせられるのは本当に大きい。だいぶ慣れてきたし次は比較明合成で撮ってみようかな。

リンク

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