スペック
年代 | 2021年頃? | ムーブメント | 自動巻き NH35A |
型番 | MY-H3-2 | 精度 | +30秒程度 |
直径 | 40mm | 風防 | サファイアガラス |
厚さ | 13mm | 防水 | 20気圧防水 |
ラグ幅 | 20mm | おすすめ度 | ★★★☆(3.5) |
機能 | デイト | 備考 |
どんな時計?
R社潜水艦のオマージュモデルとなる。ADDIESDIVEはメーカー独自の改良や変更を加えて実用性とコストパフォーマンスを向上させる作風をしており、STEELDIVEのものとよく似ている。同じ会社で作っているいう情報もあり実際瓜二つであるが、細かく見ると相違点もあるようだ。
入手方法(2023.5)
Amazonでは欠品中。ブラックはあるようだ。ヤフオクやメルカリで売っているのはたまに見かける。どうしても欲しかったらアリエクになるだろう。
ディティール
ダイヤル
所謂グリーンサブをモデルアップしているため、セラミックベゼルは緑色となっている。ガラスは両面無反射付きサファイアガラスとなっており視認性は良好。
STEELDIVE SD1953と比較するとこちらの方がやや色が明るい。また12時位置の丸ビーズがこちらにはついている。ロゴも形が違うが、意匠やフォント似ているのでぱっと見は気付きにくい。
何気に違うのは防水性能である。STEELDIVE SD1953が30気圧防水だったのにたして、こちらは20気圧防水とスペックで劣る。大きさや重さは変わらないため、旧型モデルなのか、裏蓋の違いか、30気圧防水の耐圧試験をかけていないのか、何らかの理由があるものと思われる。
ブレスレット
こちらはSTEELDIVEのブレスと同型のダブルクラスプバックルのものが付いているが、仕上げが異なっている。こちらはサイドがヘアラインで中央がポリッシュとなっている。
夜光
こちらもSTEELDIVEと異なっており、ダイヤルはグリーン、ベゼルはブルーグリーンのツートンカラーとなっている。一方で明るさはSTEELDIVEよりも若干暗くなっている。
ケースバック
裏蓋はデザインが入っていないタイプ。本家もこうなので違和感はないが、STEELDIVEや、ADDIESDIVEの他のモデルにはデザインが入っているのでイマイチ釈然としない。もしかしたらロットの問題なのかもしれない。
外箱
STEELDIVEと同じ弁当箱スタイルである。メーカーロゴのところだけ違うがこれはシールなんで簡単にはがせる。この本体のクオリティに反比例していくやる気のなさがすごくいい。
まとめ
STEELDIVEと似た作風であったが、意外とディティールの共通点が少なく似て非なるモデルである。
スペックだけ見ると30気圧防水で夜光の明るいSTEELDIVE SD1953に分があるが、全体的な雰囲気はこちらの方がリアルなので完全な上位互換にはなっていない。値段も同じくらいなので最終的には好みになるだろう。
このソックリさんの時計がなぜ2つあるかというと、実はADDIESDIVE MY-H3を先に入手したのち、たまたま安かったので出来心でSTEELDIVE SD1953を買い足してしまったからである。
結果論としてはSTEELDIVE 1953一本あれば足りるが、情報のない状況から手探りで調べ、実際に手に取り確かめるというのもまた一興であり、中華時計の楽しさと言える。自らヒトバシラーとなって探索していくのも醍醐味だよね。
ADDIESDIVE MY-H3(左)とSTEELDIVE 1953(右)の比較。セラミックベゼルの色合いが若干異なっており、本機の方が色が明るい。blueは本家を持っていないのでわからないが、ADDIESDIVEの方が色は好みかな。
夜光は色が異なっており本機はツートンカラーである。輝度は同じくらいであるが、残光性はSTEELDIVEに分があるようだ。
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