San martinのT社オマージュその1。その名は隊員(2回目)
スペック
年代 | 2022年頃? | ムーブメント | PT5000 |
型番 | SN0107 | 精度 | +30秒程度 |
直径 | 36mm | 風防 | 両面ARサファイアガラス |
厚さ | 11mm | 防水 | 10気圧防水 |
ラグ幅 | 20mm | おすすめ度 | ★★★★★(5.0) 傑作! |
機能 | 備考 |
どんなモデル?
San martinのT社オマージュウォッチ。フィールドウォッチの隊員をベースとしている。これはR社でいうところの冒険者1に相当するモデルで、オーソドックスでクセのないデザインが持ち味だ。
36mm径と小粒だがそれゆえ作りの良さが際立つモデルとなっている。以前38mm版を入手したことがあるのだが、後になって中古美品が安価に出品されていたことからポチってしまった一品。
サンマは割と中古出品で見かけるので嬉しいところ。まあその度にサイフの残額が減るんだが……。
ディティール
ダイヤル
見ての通りほぼT社隊員そのままのフェイスとなる。端正な顔立ちで飽きがこない。ケース径36mmで腕が細い人でも似あうのはグッド。
しかしSN030-1A(フリーガー)ほど実用バリバリで武骨というわけでもなく、ガラスも両面無反射ドームサファイアガラスを採用しており色気もそれなりに備えている。その塩梅がちょうどよくなかなか使ってみたくなる。
ケースバック
ケースバックはいつもヘアライン仕上げとなる。こちらは同心円のパターン。
ブレスレット
ブレスレットはオイスターブレスのタイプで、フォールディングバックルはシングルとなっている。コマはネジ式で品質は良好。遊びも少なく不満点はない。
夜光(Full Lume)
夜光は良好。シンプルだが簡潔で無駄のないオーソドックスなパターンとなっている。フィールドウォッチやパイロットウォッチはこれよりも発光面が多くて明るいものもあるが、このモデルについてはこれで正解だろう。
San martin SN0107 との比較
同じモチーフの別のモデルとの比較・こちらも隊員がベースだが使われているルミノバのカラーが異なっており、C3系のグリーンの発光色となる。他にはサイズが少し違っている。
本品は36mmモデルだが、39mmでもしっくりくるので迷うところ。ロットによってカラーリングが多少異なるようだ。
San martin SN021Gとの比較
こちらはR社冒険者1をモチーフとしたモデル。ムーブメントは共にpt5000であり、実質的に兄弟機と呼べる2本になる。
SN021Gはインデックスやエンブレムがアプライドとなっており、ベゼルも鏡面にポリッシュされているため、こちらの方が高級感があるのに対して、こちらは実用本位で幾分シンプルな印象になる。
三本並べて
サンマーティンを3本まとめて。新しい時計なのだがどことなくアンティークな雰囲気を感じる。これ以上のものを求めるとなるとWMTになるだろう。ただしそちらは高価な上にプラスチック風防なので趣味性が高い代物になる。
入手方法(アリエク)
(※画像から商品ページへ飛べます)
このリンクから買えるのは38mm版となる。この記事で紹介している36mm版はディスコン?らしい。いいモデルなのでまた復活するかもしれないが。またカラーリングも現行品は少し異なっているようだ。
まとめ
最後に縦構図を1枚。この時計に関しては大体この画像通りの質感になる。
この時計は「特徴がないことが特徴」といったモデルで、そのせいか今回テキストの量が少ない気もするが、それゆえに作りの良さが直球で試される。サンマーティンは見事その期待に応えてくるメーカーであり、正しくオマージュウォッチといえるだろう。
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