MGC(新日本模型) FBIスペシャル ビューローモデル ロングスライド オールシルバー

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WA

スペック

年代 1999年頃? 作動方法 ガスブローバック
メーカー MGC(新日本模型) バージョン Rタイプ
全長 約250mm ホップアップ 可変式
身長 約114mm 装弾数 15+1発
重量 780g(純正グリップ時) おすすめ度 ★★★★★(5.0)
材質 ABS樹脂(メッキ) 備考  

どんなモデル?

元ネタはFBIの特殊部隊に支給されていたスプリングフィールド・アーモリー製の1911クローンらしいが、刻印が大人の事情でオミットされていること、ロングスライドになっていることなど、ほとんど架空のモデルといってもよいかもしれない。

発売はかつてモデルガンメーカーとして知られた新日本模型(MGC)で、モデルガンとガスブローバックを併売していたが、後者はマグナブローバック搭載という触れ込みでも分かる通り実質的にはWA製である。姉妹モデルにハードボーラーなどもある。

ディティール

全体像

ロングスライドモデルということで通常のガバメントよりも1インチ分長いロングスライドを搭載しており、非常にスタイリッシュな外見をしている。シルバーモデルとなったことでスタイルの良さが強調されており、スラリとまっすぐ伸びたスライドがとてもかっこいい。

ハードボーラーはこれよりもさらに1インチ長い超ロングスライドを搭載しているが、バランス的にはコチラの方がしっくりくるかも。

ABSモデルということもあり見た目に反して重量は軽いが、メッキシルバーの質感が良いため安物感はない。最近のWA製品とはまた違った魅力がある。

スライド

表面にはビューローモデルモデルの刻印。FBIモデルってことは合衆国連邦捜査局のことかな。フレーム部分のFBI20はなんだろう。最近のWAの5インチのモデルはFBI33になってる。型番だろうか。

銃の裏面にはスプリングフィールド・アーモリーの刻印やロゴマークがなく、フレーム下部には実銃のディティールには実銃と直接関係のないAGCK刻印やWAのアンダーライセンス刻印が入っており、人によっては不満を感じるかもしれない。

blueはもともとこういうものだと思っていたのであまり気にならない。シンプルで素っ気ない刻印はこの銃のキャラクターに合っているし、製造当時から25年近く経って歴史考証的な意味合いも出てきた感があるのでむしろ興味深い。

このモデル最大の特徴であるロングスライド。リーフカットの先がそのまま延長されており、足が長くとても見栄えがする。さながら丈の長いチェスターコートをまとったファッションモデルのような佇まいである。

ABSメッキであるが、なかなかステンレス感が出ていていい感じに見える。実際にはそれなりにヒケがある。でもなかなか綺麗な仕上げだと思う(どっちだよ)

スライド上方は小判上の穴が大きく開けられている。アウターバレルは通常よりも太いコーンバレル仕様となっておりWAのものと同じくアルミ製。バレルにはガスポートが左右で10個空けられている。さしずめV10といったところか。

リコイルスプリングガイドもロングタイプに変更されており、それも6インチスライドに合わせた専用品になる。またこれに伴いバレルブッシュは取り外されている。

スライドを引くとなかなかメカメカしており、ただならぬ感じがしていい。この写真だけ見て1911モデルだと分かる人は少ないんなんじゃないだろうか。

グリップ周り

グリップは純正品のプラグリップがそのままついている。1911A1のベークライト製グリップに近い質素なものであるが、HW樹脂製なのか意外と重い。雰囲気も良くサテンシルバーの肌に馴染んでいる。

この素っ気ないコーヒーブラウンのグリップがシルバーの肌との相性が抜群であり、上品に見える。シルバーの銃に色の薄いグリップはなかなか難しいがハマるとすごくかっこいい。このバランスはとても繊細で、色が少し違ったりメダリオンが入ったりすると途端にコレジャナイ感になる。

一見クラシカルな装いに見えて結構ゴリゴリなカスタムがされており、3ホールトリガー、デルタハンマー、ロングセフティレバー、ビーバーテールと操作系パーツを一通りモダナイズされている。その中で唯一、アンビセフティでないところにこだわりを感じる。

黒色の方が本銃のもので、銀色のマガジンは比較用のSERIES’80(Rタイプ)のもの。本モデルのものはボトムが厚みのあるものに換装されており、マグチェンジもしやすい。

WAのOEMということもあってマガジンの作りはソックリで、多少きつさはあるもの入れ替えも可能。ただしバルブ部のプレートの形状が異なっている。

スライドセレーション

スライドセレーションはオリジナルのピッチ幅のものを斜体にしたタイプ。グリップパネルと並行になっている。KSCのモデルのようにツールマークが残っており、道具然とした精悍な雰囲気がある。

サイトはノバックタイプのサイトが付いており、リアとフロントサイトにはホワイトドットが打ってあるため、ロングスライドにもかかわらず狙いが付けやすい。

背面

いつものガバメントにもましてスタイルが良い。スライド前方のスリットから覗いたコーンバレルのガスポート部分のうっかり触ったら火傷しそうな雰囲気が好き。

まとめ

シルバー×ロングスライドというblue好みドストライクの1911モデルである。プロポーションがよく単純にかっこいい。バレル、リアサイト、操作系パーツなど結構派手にカスタムをしてあるのだが、見た目はクラシックガバメント準拠の正統派な見た目なのも素晴らしい。

このバランスはかなり絶妙なところで、これがスライドセレーションが前方に入ってしまうと今風のありふれたカスタムガバになってしまうし、グリップにメダリオンが入るとデザイン的うるさく見えてしまう。刻印が薄味なのもかえってよかったのかもしれない。

ABSモデルなので見た目に反して軽いし、ぶっちゃけ当時のFBIの捜査官がこんなかさばる銃をスーツの下に吊るしていたのかどうかはわからないが、こまけえこたぁいいんだよ!という謎の説得力がある。かっこよさは全てを凌駕する。

WA80’sガバとのショット。共にWA製でバージョンも同じRタイプなので実質兄弟銃といえる。メッキの色合いや質感もそっくり。

この銃は何気なくヤフオクで検索入れたらヒットして、そこそこ安く落札できたのでかなり満足している。理由としてはメカがRタイプで古いこと、スライド裏側にスプリングフィールドアーモリー刻印がないこと、ハードボーラーとキャラがかぶることなどが挙げられるが、

もしかしたら古すぎてあまり知られていないのかも。自分も新日本模型時代にかろうじて見たことがあるくらいなので、ほぼ40台後半くらいじゃないとこの銃の存在はわからないんじゃないかな。

何気なく置いたらいい感じの雰囲気だったので一枚。シルバーモデルはたまに光源マジックがあるので撮っていて楽しい。

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