スペック
年代 | 2002年頃? | 作動方法 | ガスブローバック |
メーカー | WA(ウエスタンアームズ) | バージョン | Rタイプ |
全長 | 約216mm | ホップアップ | 可変式 |
身長 | 約114mm | 装弾数 | 21+1発 |
重量 | 780g(純正グリップ時) | おすすめ度 | ★★★★☆(4.5) |
材質 | ABS樹脂(メッキ) | 備考 |
どんなモデル?
いつものコルトガバメントだが、ややマイナーなシリーズ’80であり、しかもシルバーであるのでなかなか新鮮な印象である。モデルアップされるものの多くは1911A1かシリーズ’70のブラックなので、この仕様は実際のところレアである。
型式としてはRタイプという旧型のもので、SCW以前のものになる。トランスファーハンマーシステムこそ搭載されていないが、完成されたメカであり、作動の確実性やリコイルの強さは現行品と比べても遜色のないレベルにある。
なおグリップはもともとついていたものではなく、この間紹介したこの銃についていたものを拝借したものである。新しいグリップを購入したのでお下がりを流用している(WAあるある)
ディティール
全体像
ABSメッキのなされたガバメントは最近ではなかなか珍しくなった。WAはHW樹脂に移行してしまったし、マルイのシリーズ’70はポリッシュ仕上げのため、サテンシルバーのものが欲しいなら中古かオクを当たる必要がある。
blueはWAのメッキの質感が好きである。少し暗めで鈍い独特の雰囲気があり、安っぽく見えない程度の半艶に仕上げてあるため色気もある。ツール然としているKSCに比べるとどことなく甘さを残す表面仕上げだが、このメッキとの相性が抜群で独特の味わいがある。
アンダーになることを恐れたばかりに多少ハイキーになってしまい、刻印が薄くなってしまった。ノートPCから見ている人はモニタを少し奥側に傾けると刻印が読み取れる。
刻印
1911A1やシリーズ’70に比べるとかなりシンプルな刻印である。80年代はコルト社から熟練工が退職したことで品質が低下していった時期であり、時代考証的にも人気はいまひとつのようだ。
しかし個人的にはシンプルで洗練されていると感じるし、このそっけない感じがシルバーモデルに似合っていると思う。
グリップ回り
シリーズ’70プレミアムエディションのグリップを拝借している。もちろんポン付け可能。
なおこのモデルはRタイプという旧型のものだが、実はグリップスクリューが現行品と異なっており、角のないラウンドタイプのものになっている。別のシリーズ’80のモデルでSCWのものは現行品と同様のものがついているので、単にWAの仕様によるものと思われる。
この銃で好きなところ
スライドセレーション
個人的にはガバメントをガバメントたらしめている重要なディティールだと思う。もしこのセレーションがなかったらデザイン的にかなり締まりのないものになってしまう。
武器はデザインのかっこよさも重要な機能のひとつだと考える。もしガバメントのディティールが何かひとつでも違っていたら、現在まで使われ続けることもなかったのではないだろうか。
エジェクションポート
シリーズ’80なので少し溝が深くなっている。シンプルで端正な背面はシルバーモデルとなったことでより一層魅力的に映る。
まとめ
このシリーズ’80はいくつか所持している銀ガバの中でもお気に入りである。刻印がシンプルなのと、半艶メッキなので癖が少ないため、なかなか飽きが来ないのである。手持ちのグリップを変えると印象がガラリと変わり、まったく違った表情になる。
入手に苦労をした銃であり、その補正もあるのかもしれない。シリーズ’70の時に「当時あらゆる手段を使って入手した」みたいな話をしたが、こちらはリアルタイムでは手に入らなかった銃であり、入手できたのはそれから7年後くらい後だった。
今回はホワイトグリップがついているため、タランティーノ映画の「パルプフィクション」に出てくるギャングっぽい雰囲気になっているが、グリップを変えるとこれがなかなかオーソドックスでマジメな印象になる。通常のグリップのついた写真はそのうち上げたいと思う。
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