スペック
年代 | 2021年頃? | ムーブメント | 自動巻き NH35A |
型番 | ESB698 | 精度 | +30秒程度 |
直径 | 45mm | 風防 | サファイアガラス |
厚さ | 19.5mm | 防水 | 1000m防水 |
ラグ幅 | 22mm | おすすめ度 | ★★★★☆(4.5) |
機能 | デイト、ヘリウムエスケープバルブ | 備考 |
どんな時計?
前に紹介したENRIVA(銀)のカラーバリエーションであるが、単なるカラーバリエーションではなく、ディティールや仕様が細かいところで異なっている。ブラックアウトされた本体も相まって、さながら裏verといった雰囲気で、重厚かつストイックな雰囲気がとてもかっこいい。
入手方法(2023.5)
Amazon、Yahoo!では青文字盤はまだ売っている。黒文字盤は売れてしまったようで、メルカリやヤフオクなどを根気よくチェックする必要がありそう。
ディティール
ダイヤル
単なるカラーバリエーションかと思いきやもうこの時点で違う。まず針がスリーポインテッドでなくなっており剣形のデザインに変わっている。インデックスも6時、9時、12時がカマボコみたいな形に変更されており、視認性とオリジナリティが向上している。こういう微妙な変化をつけるのは心憎い。
ベゼルについてはENRIVA(銀)と同じマットブラックのセラミック製のであるが、本体のPVDと質感や色合いが違っており、立体感の演出に一役買っている。
ヘリウムエスケープバルブ
リューズの反対位置にヘリウムエスケープバルブを備えている。(銀)の時にも言及したが、エスケープバルブとサイクロプスレンズを共に備える本機は仕様としては少しチグハグな感じもする。
ブレスレット
ENRIVA(銀)と同様、横に曲がらず質感はなかなか高い。PVDコーティングもムラなくきれいに仕上がっており、使うのがもったいなく感じるほど。またENRIVA(銀)とはここでも仕様が違っており、こちらはエクステンド機能がない通常のダブルクラスプバックルである。
ケースバック
デザインはENRIVA(銀)と同じ。ここだけPVDコーティングがかかっていない。シリアルナンバーが振られており031/100と書かれているが、100個限定なのかかどうかは謎である。この記事を書いている2022.7現在はまだAmazonで買えるようだ。
夜光
ルミノバの明るさ自体はENRIVA(銀)と同じであるが、針やインデックスの発光面積が増したことで夜間の視認性は向上している。特に針が幅広になったことが大きい。
外箱
ENRIVA(銀)とは打って変わってツールボックス風の装丁になっているが、この箱がまあ大きくガンケースかよってくらいデカい。隣のADDIESDIVEが弁当箱ならこれはもう重箱レベルである。
実際にしばらくの間これが腕時計の箱だと認識せず、Amazonで頼んだのに来ないなぁ思って危うく問い合わせするところだった。部屋の中をよく探したらエアガン置き場に紛れ込んでいたまま放置され1か月弱くらい気が付かずという。これもうわかんねぇな
開けてみると左側に時計が鎮座しているが、質感のよいラバーベルトが同梱されている。また手前にはバネ棒外しが付いているが、なんとアルミ製でありまるでロットリンクのようなカッチリしたものですごく良い。blueが10年くらい作ってるクルックルに回りまくるペルジョンやつのよりは確実に良い。
PVD本体およびブレス、ラバーベルト、バネ棒外し、ツールケースという超豪華な付属品が付いて、その価格は\23,600(※2022.7時点)、(銀)との差はわずか600円しかない。通販番組も真っ青な大盤振る舞いである。おまえ価格設定おかしいよ・・・。
まとめ
カラーバリエーションの一種であるが、細かい箇所のディティールを変えることでさながら裏verといった様相を呈している。こういうアレンジはblueさん大好物である。
これにより悩む楽しみや比べる楽しみを付加しているが、大元のデザイン自体はもとのENRIVA(銀)と大きく変わらず統一感があるもので、さじ加減が素晴らしい。blueは見事に乗せられてしまい、結局(銀)(黒)の両方を購入してしまった。
(銀)との夜光ショット。(黒)の方がインデックスや時針分針が太い分、視認性は良好。
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