東京マルイ M92F ミリタリー クロームステンレス

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東京マルイ

東京マルイのロングセラー。いつでも入手できるメッキモデルのユニクロ的存在。メッキだけに。

スペック

年代 2002年 作動方法 ガスブローバック
メーカー 東京マルイ バージョン
全長 約216mm ホップアップ 固定式
身長 約106mm 装弾数 26+1発
重量 755g(純正グリップ時) おすすめ度 ★★★★☆(4.0)
材質 ABS樹脂(メッキ) 備考  

 

どんなモデル?

東京マルイのガスブローバックモデル M92F ミリタリーのステンレスモデル。ステンレスとあるが、他メーカーのもとと同じく全体にクロムメッキがかけられたバリエーションとなる。

M92Fはマルイのガスブロの中では2番目に古い。一番古いのは旧版のデザートイーグル50AEだがこれは廃盤となっているため、現行品では設計が一番古いものになる。ブラックモデルは1999年発売なのでおよそ25年間販売しているロングセラーとなる。

このモデルはその3年後の2002年に発売されたもの。blueの持っているトイガンは大体限定品や廃盤品で入手するには中古屋かオークションになってしまうが、このモデルは2023年現在でも普通にお店で新品を購入できる。その意味では貴重なメッキモデル。

入手方法(2023.5)

ショップや新品入手可能。後述するが、このモデルはなるべく新品を購入した方がいい。



また新品はホーグのフィンガーチャンネルタイプのグリップが付いているが、太いと感じる人は別売のグリップを購入するとよい。たとえばこんなのがある。

ディティール

全体像

ぱっと見はよくあるシルバーモデルのベレッタという感じ。WAやKSCとはまた違っていて、デザートイーグルなどと同じ硬質感のあるタイプのメッキで、若干光沢が強い。


ただしフレームはパーティングラインがガッツリ入っており、メッキモデルのため手直しすることもできない。この辺は価格なりというか設計の古さはある。

スライド

スライド刻印はブラックモデルと同じオリジナルのもの。リアサイトはスライドと一体成型のためメッキがかかっている。パーティングラインはリアサイト側にも少しだけ残っている。ここはWAやKSCに比べると一歩劣るか。

スライドストップのノッチ欠け対策はされていない。ただしこの時代のトイガンはWAやKSCもそうなのでマルイが特段手抜きというわけではない。

グリップ周り

今回一番驚いた部分。トリガー、スライドストップ、マガジンキャッチ、ディスアッセンブリレバーなどの亜鉛パーツ類の仕上げが綺麗になっている。昔のWAより綺麗なんじゃないか?と思うほど。

実はこのモデルは過去に中古品を複数入手したことがあり、過去の同モデルはこの亜鉛パーツの仕上がりが悪く、全体の質感を大きく損なっていてとても褒められたものではなかった。どうしてもその時の固定観念があったのでいい意味で裏切られた部分になる。

マルイはたまにしれっと製品改良することがあり、このモデルは一度市場から消えてから2012年に再販された経緯がある。新型のM9A1 ステンレスモデルが2013年に発売しており、その製造ノウハウのフィードバックを受けて改良されたのかもしれない。

グリップ

これは純正のものとは別のものを付けていて、キャロムショットのホワイトパールグリップを付けている。これも定番で割と入手しやすい。

デフォルトはタクティカルマスターと同じホーグタイプのフィンガーグリップが装着されているが、マルイのシルバーモデルのグリップはポリウレタン塗装なので経年による加水分解を起こしてベタベタになってしまうことが多い。

マガジン

マガジンは亜鉛合金一体型でクロームメッキがかけられている。ブラックモデルが発売する前はヤスリでマガジンバンパーの黒染めを落として仕上げることが多かった。

当たり前すぎて注目されにくいパーツであるが何気にすごいやつ。旧型のM92Fミリタリー、新型のM9A1共に共用できることで互換性が保たれている。そして20年間販売を続けていて現在でも普通に購入ができる。

シルバーモデルのマガジンは単体で購入が難しかったり、サビたりするのでゲームで使いにくい印象があるが、このモデルはスペアがいくらでも入手できる。マルイの供給力はやっぱり偉大。

この銃で好きなところ

セフティレバーの赤ドット&背面。WAやKSCにくらべると光沢が少し強いかもしれない。

中古品購入の注意点

この東京マルイ M92F ステンレスモデルは特に新品購入を強く勧める。私blueは持っているトイガンは8割型中古品だが、この銃についてはマジで新品を買った方がいい。

前述の通りロングセラー品でゆえに中古品の球数も多いのだが、東京マルイ製品の例に漏れず、ゲームで使い込まれた品やジャンク品も多い。メッキモデルはユーザーレベルでの手直しが難しいため、サビやクモリがあればそこで試合終了となってしまう。

加えてこのモデルは2003年から発売しているモデルと、2012年あたりから再版された後のモデルがあるらしく、前期モデルは亜鉛パーツに仕上げが悪いのでおすすめできない。中古品やオクだと区別なく売られているため、慣れていないと難しい。

まとめ ※長文注意

2003年発売のモデルなので今となっては設計の古さが否めないモデルではある。フレームのパーティングラインは残り、ブローバックスピードやリコイルは平凡、ホップアップも固定式。ウェイトも仕込まれていないので持った時の重量もM92Fとしては軽い。

しかしそれ以外に目立った欠点はなく、特に2023年現在も新品購入できるメッキモデルという側面は見逃せない。トイガンは隙間産業なので、予備パーツの入手性や修理対応、中古在庫の玉数の多さなどの「供給力」も目に見えない部分ではあるが、無視できない要素となる。


サバゲなどのゲームで使える実用性能を備え、修理パーツやスペアマガジンも容易に購入できる「メッキモデル」はかなり限られてくる。知っている限りはほぼ東京マルイ一社で、この銃とガバメント、ハイキャパデュアル、デザートイーグルくらいじゃなかろうか。

昔のマルイのメッキモデルにはP226やデトニクス、ハイキャパマッチカスタムもあったがこれは廃盤。現行入手可能なハイキャパシルバーやP226E2、デトニクス、V10などのシルバーモデルはよくできているが「メッキ」ではない。


その意味では割と貴重な銃かもしれない。環境負荷や歩留まりの悪さなどメッキモデルはかなり貴重になってきている中、提供を続けてくれるマルイに感謝。

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