たまには時事ネタを。先週、出来心からブリタニア金貨を一枚ポチったのですが、気付いたらエリザベス2世のコインはそれなりに持っていたので分類してみました。
ブリタニアコイン
ブリタニアコインはイギリスの王立造幣局が発行する「地金型金貨」である。表面にはエリザベス女王の肖像、裏面にはブリタニア女神がレリーフされている。バリエーションとして金貨の他に銀貨やプラチナ貨なども発行されている。
1980年代に金に対する投資の機運が高まり、地金型金貨の先駆けである南アフリカ・クルーガーランド金貨に対抗し、1987年から発行される事になったとされる。銀貨の場合、2005年から仕上げが変更されて従来のオレンジピール状の仕上げからドットによる放射状の仕上げになっている。
ブリタニア金貨
発行国 | イギリス | 発行年 | 2022年 |
量目 | 1トロイオンス(31.1g) | 品位 | 999.9 FINE GOLD |
直径 | 約33mm | 厚さ | 約2.7mm |
2022年製、つまり先週購入したもの。絶賛円安中なこともあり非常にお高かった・・・。
18年前は1g=1,500円を切っており、5万円もあれば買えたらしい。7年前ですら1g=4,000円くらいで半額程度だった。それが今や1g=8,500円とか…にわかには信じられない話である。
今買うと超絶無茶苦茶高いが、この記事を書いてる2022年9月19日現在のドル円相場は1ドル=143.5円くらいであり、現状円高に触れる材料もなく今後の見通しがわからないのでなんともいえない。まあFXや仮想通貨と違ってクソポジになって腐らないだけマシだし、お触りもできるし満足。
大きさは33mmで厚さは2.5mm強。メープルリーフ金貨よりも少し大きい。個人的にはベストバランスな大きさだと思う。ウイーンフィルの38mmはゴールドだとちょっと薄いんだよね。(色味ではなて物理的な意味で)
ブリタニアプラチナ貨
発行国 | イギリス | 発行年 | 2019年 |
量目 | 1トロイオンス(31.1g) | 品位 | 999.5 PLATINUM |
直径 | 約33mm | 厚さ | 約2mm |
これは2018年に購入したもの。2015年以降、プラチナは何回か値崩れしたことがあり、その都度ちまちま買い足していったもので、これはその1枚。
…なんだけど、当時はメープルリーフやウィーンフィルの方が安かったのでブリタニアはこの1枚しか持ってない。今だと一番安いんだけどねぇ。
大きさは共に33mmと金貨とお揃いになっている。ただし比重がゴールドよりも大きい分厚さが薄い。
ブリタニア銀貨
発行国 | イギリス | 発行年 | 2019年 |
量目 | 1トロイオンス(31.1g) | 品位 | 999.9 FINE SILVER |
直径 | 約38.5mm | 厚さ | 約3mm |
2016年と2019年のものを所持。ついでに2022年のものを買い足した。比重が小さい関係で金貨やプラチナ貨よりも大きく、直径38.5mmと見ごたえがある。それでいてお財布にも優しい。
最近仕上げが変更されたらしく、オレンジピール状の仕上げから放射状の仕上げとなった。この角度だとちょっとわかりにくいかもしれない。
それぞれ2022年、2019年、2016年のもの。裏面は最近になって放射状のものから、波状の仕上げに変更された。これは金貨やプラチナ貨も同様のものと思われる。
クイーンズビーストコイン
発行国 | イギリス | 発行年 | 2017年 |
量目 | 2トロイオンス(62.2g) | 品位 | 999.9 FINE SILVER |
直径 | 約38.5mm | 厚さ | 約6mm |
イギリスの記念硬貨の一つであり、エリザベス女王が2017年に即位65年目を迎えるにあたって発行されたコイン。ちなみに即位65年というのは英国の歴代君主として最長記録となる。
記念硬貨ということでプレミアがついているらしく、サイズや図柄によってはかなりの高額になっている。特に付属品の揃ったプルーフ貨は高値で取引されている。
動物のモチーフは、イングランドのライオン、エドワード3世のグリフィン、プランタジネット家のハヤブサ、クラレンスの黒い牛、ビューフォートのイェール、モーティマーの白いライオン、リッチモンドの白い猟犬、ウェールズのドラゴン、スコットランドのユニコーン、ハノーヴァーの白馬となる。
日本でもおなじみのファンタジー世界の動物がおり、いずれもデザインがかっこいいので非常にテンションが上がる。なおライオンと馬が二匹いるが、イングランドのライオンは王冠をかぶっており、ユニコーンは一角獣なのでそこで見分けがつく。残念ながらコーギーはいない。
blueさんはユニコーンを所持。どうせ心臓を捧げるなら憲兵団に入りたい。安全だし…。
直径38mmのコインであるが、何気に2オンス(62g)の重さがあり厚みがすごい。承太郎がダービー兄が勝負しているときのテーブルに積んでるチップくらい凄みがある。
まとめ
ブリタニアコインはコインショップなどで入手できる。少し前はメープルリーフ、ウィーンフィルの方が量目1gあたりのコストが安く割高だったが、最近はこちらの方が安いので手を出しやすい。
とはいえこの物価高に円安なので、単価の安いシルバーはさておき、プラチナやゴールドはお高くておいそれと手を出しにくいところはある。…が、今年買わないと来年からはチャールズコインになってしまうかもというジレンマ。
キリがいいのでこの辺で。後半に続く。
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