スペック
ブランド | ダイムラー・クライスラー | メーカー | オートアート(AutoArt) |
車種 | Sクラス | スケール | 1/18 |
世代 | 初代 | カラー | グレー |
年代 | 2002年~2013年? | 寸法 | 長さ320×幅10.5(実寸) |
おすすめ度 | ★★★★☆(4.5) | 重量 | 1088g(実寸) |
どんなモデル?
ダイムラー・ベンツが1997年の東京モーターショーでコンセプトカーを発表したことがはじまり。
2002年にショーファードリブン(運転手付きの超高級車)を「マイバッハ」の名でブランド展開したもので、ロールスやベントレーなどのガチの富裕層向けブランドに対抗すべき投入されたモデルである。
こういうと怒られてしまうかもしれないが「Sクラスの上」というポジションのクルマで、blueもその認識でいる。Sクラスがバラモスならこちらは大魔王ゾーマといったところ。その法則で行けばロールスやベントレーは神龍やダークドレアムになってしまうが、まあだいたいあってる。
ディティール
全体像
超高級セダンの中でもとりわけ全長が長い。このクルマで車庫入れはしたくない笑
オートアートのマイバッハにはいくつか種類があるが、これは先代のショートホイールベースのバージョン。ショートとはあくまでも「マイバッハ」としてショートなのであって、車名の通り5700mmもあるので実際は超長いセダンとなる。ロングだと6200mmとさらに長くなる。
このミニカーは1/18スケールなので約31.66cmとなり、実寸も大体そんな感じなので置き場所の確保に難儀する。デカすぎて駐車場が見つからないという苦労まで忠実に再現されている。
またこのモデルはロールスみたいなツートンカラーのモデルの方が多く、単色仕上げのものの方が少ない。カラーは前に紹介したW222やW140、W213と同じグレー系統のものだが、塗料の粒子がやや粗目で金属感がよく出ている。写真ではイマイチ伝わりづらいがこの質感はなかなか素敵。
フロントビュー
当時のSクラス(w220)の面影はあるが、各ディティールや意匠はメルセデスとは異なるもので、グリルやエンブレムの形状も異なっている。フロントライトとウインカーは2×2×2で合計8灯となっており、鬼滅の刃の上弦の壱の人みたいでなかなか威圧感がある。
足元にはロリンザーホイールを履いている。これもマイバッハ仕様のもので、カスタムなどでしばしばみられるデザインであるがこれがオリジナルとなる。
リアビュー
リアのテールランプはポルシェみたいな横一文字のタイプ。好き嫌いは別れるかもしれないがとりあえず目を引くし、後続車からはわかりやすく意外と実用的なデザインといえる。
コックピット・エンジンルーム
さすがオートアートだけあって丁寧な塗分け。搭載されるエンジンはM285型と呼ばれるもので、SOHCの水冷V型12気筒(ツインターボ)。排気量5513 cc、最高出力405 kW (550 ps)。車体に相応しい大出力を誇る。
まとめ
知名度が高くないこともあり価格があまり安定しないモデルである。この個体はたまたま割安で入手できたが、ビックリするくらい高いこともある。これは長さやカラーにもよるのかもしれない。
W221とのショット。同時代に生産されていたクルマ同士だが、世代が1つ違うこともあり意匠そのものの共通点はない。ただしよく見ると造形や形状のクセが同じであるためどこか面影があり、似ているのがわかる。
長さは圧倒的に違う。このマイバッハに並ばれるとSクラスがまるでカローラになってしまう。
S600と並んで新旧ショット。新型のメルセデスマイバッハは実質的にはW222のストレッチリムジン版なので、コンセプトカーから端を発した初代モデルの方が独自意匠が多く風格があるような気がする。
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