スペック
ブランド | メルセデス・ベンツ | メーカー | オートアート(AutoArt) |
車種 | Sクラス | スケール | 1/18 |
世代 | W221(5代目) | カラー | Cubanit Silver |
年代 | 2005年~2013年 | 寸法 | 長さ28.8×幅10.2(実寸) |
おすすめ度 | ★★★★(4.0) | 重量 | 848g(実寸) |
どんなモデル?
メルセデス・ベンツのフラッグシップ、Sクラスの5代目である。この記事を書いている2022年現在からだと2世代前のモデル、10年前のクルマであるが、現在でも街で見かける機会がそこそこ多い車種である。
このモデルはAutoArt製で、このメーカーもメルセデスのセダンを数多くモデルアップしている。Norevとは相互補完になっており、この2社でほぼ歴代のSクラスのミニカーは揃えることができる。
ディティール
全体像
オートアートらしく実車をかなり忠実に再現している。スケール(縮尺)やディティールなどの造形の精度はノレブを上回る。一方で重量はノレブやミニチャンプスよりもいささか軽い。塗装の質感は均一なキャンディ塗装がなされている。
しかし中古品であるため、レンジフード(ボンネット)のエンブレムが折れていた。そのため、ノレブ製W222に付属していたスペアのエンブレムを移植している。
フロントビュー
約10年前のモデルになるが、この時点で現代的なディティールはほぼ備えており、均整の取れたフェイスである。先代のW220が過渡期な印象があったのに対して、このモデルはゼロクラウンのようないい意味での安定感がある。
見慣れるとあまり気にならないが、グリル下とフロントスポイラーの間の部分(ナンバープレートの乗る部分)が直線になっているところは今見ると古さを感じるかもしれない。ただこれも後継となるW222では改善されている。
フロントスポイラーは上向きに弧を描いているのも個人的に魅力的なポイント。笑っているように見えるクルマっていいよね。
リアビュー
お尻はいい意味で丸くなったなぁという印象。ただしテールランプの 三 三 は先々代W140、先代W220と同じ意匠をフォルムにうまく落とし込んでおり、系譜を感じさせる。
コックピット
エンジンルーム
エンジンの形はW222よりこちらの方が好きかも。エンジンフードのボンネットダクトも好き嫌いがあるかもしれないが、W221の特徴的なデザインだと思う。
まとめ
ほぼ10年前のモデルであるが、現在も見かけるクルマであるためあまり古さを感じない。古すぎず、オラつきすぎずでゼロクラウンのような普遍的な雰囲気を持ったデザインだと思う。
ディスコンとなった2013年からすでに9年の月日が経っている事実にむしろ驚愕する。まどマギ、ピングドラム、サイコパスとかアニメをよく見てた時期は普通に現行モデルだったわけで、あれってついこの前だよね。9年って…マジか…ウソだろ…。
W221(左)とW222(右)の新旧比較のショット。見比べてみるとW221の時点でデザインがほぼ完成されているのがわかる。課題であったグリルとフロントスポイラーの間の直線部分およびボンネットダンパは、W222はうまく処理されており美観が向上している。
テールランプはW222から変更になった。W222の方がスポーティに見えるが、W221も3代に渡って続いたデザインなので甲乙付け難い。
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