【レビュー】SIGMA 30mm F1.4 DC HSM Art

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
▶カメラ

シグマの贈る懐刀的レンズ。安くて小さくよく映る。

SIGMA 30mm F1.4 DC HSM art

スペック

焦点距離 30mm(換算45mm) レンズ構成 8群9枚
最小絞り F1.4 絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最大絞り F16 寸法 74.2mm × 63.3mm
最短撮影距離 30cm 重量 435g
フォーマット APS-C専用 フィルター径 62mm

Artの名は伊達じゃない!

コストパフォーマンスに優れた 30mm F1.4 DC HSM(旧バージョン)のリニューアル版。Artラインの名を冠するだけあって画質は良好で、光学設計を見直して旧バージョンの欠点弱点を丁寧にブラッシュアップした良レンズ。

超絶画質の35mmF1.4 Artに比べると画質こそ劣るが、価格も重量も大きさも大体2/3なのでAPS-C用としてこちらの方が都合がいい。手ごろな中古品を見かけたため、旧バージョンからの乗り換えとして購入した。

K-3に装着

ペンタックス機としては太めだが、ペンタックスも★レンズ(スターレンズはこのくらいのサイズ感のものはあるため違和感はない。一眼レフのAPS-C機用レンズとしては標準レベルで、むしろK-3の小ささが強調される。ここに比較画像があるがK-3は本当ミラーレス機並に小さい。

入手方法(2023.5)

ペンタックスKマウント用はディスコン。おお、もう・・・。。マップカメラ、キタムラ、メルカリ、ヤフオクなんかがメインとなる。割とレアだがまったく見つからないこともない。

タムロンやシグマなどのサードパーティにはよくあることだが、ペンタックス用は他のマウント用よりも早く絶版になることがある。ニコンキヤノン用は現在でも家電量販店で入手可能。

このレンズで撮った写真

野毛山公園

大晦日の野毛山公園。知人と野毛で会うことになったので、そのついでにというか。。

無限遠で撮るとこんな感じ。シグマらしいクリアで今風な写りをする。旧バージョンに比べて周辺が改善しているような気がする。


開放絞りで枝にピントを合わせた図。APS-CだがF1.4だけあってボケる。

成田山横浜別院延命院

せっかくなので初詣に行ってきた。

崖の建物は2014年の崖崩れから再築されたもので、補強された擁壁の上に建った建物部分に社務所や信徒向け施設が入り、本堂はその屋上にあるという独特の構造をしており、「キングダム」の城みたいで迫力がある。


桜木町音楽通り方面から。ビル7階くらいの高さはあるので結構な運動になる。足腰の悪い人やご高齢の方はちょっときついかもしれない。


伊勢山皇大神宮の陰に隠れがちだがなかなか派手にライトアップされており、ISO400くらいで撮れる。元旦のみとはいえ、近隣のマンションやアパートがちょっと気の毒かも笑

伊勢山皇大神宮

午前0時過ぎているのもかかわらず入場規制が引かれているためしばし待つことに。かなり手前から並んだが15分くらいで敷地内に入れた。そこから境内までまた待つんだけど。

配備されているのは警備員ではなく警察官だ。屋台が出ていて酒気帯びの人や輩っぽい人もいるのでさもありなんという感じ。お疲れ様です…。


待っている間にその辺の枝とか撮って暇をつぶす。


境内到着。人が多いのも相まって換算45mmではちょっときついか。


こんな感じの少し暗いところも手持ちで撮れる。1枚目の写真は点光源(電球)が映っているがフレアやゴーストは出ず、PENTAX 31mm F1.8に比べると逆光性能が良いことがわかる。加えて開放F1.4なので夜景スナップはこちらの方が得意かな。

ただし予想に反してAFは結構迷う。超音波モーター搭載の後発レンズなので31mm F1.8よりも速いのかなと思ったがあんまり変わらない。いっそMFで撮ってしまうのもいい。

お焚き上げ

本堂よりも長くいた場所笑 音、匂い、熱が心地よく、いつまでも眺めていられる。ぼんやりしていたら20分くらい経っていた。なんという時間泥棒。

こう、炎ってあんまり日常で見ることがないもんなぁ。

他レンズとの比較

PENTAX31mm F1.8  SIGMA30mm F1.4 Art(新ver)  SIGMA30mm F1.4(旧ver)

他に似たスペックのレンズを持っているので簡単な比較。標準レンズ中心に似たようのばかり集まってしまうのはペンタックスあるある。

PENTAX FA31mm F1.4との比較

PENTAX 31mm F.18   SIGMA 30mm F1.4 art

スペックや役割が丸被りだが、こちらはF1.4であること、逆光性能が高めであることから夜景スナップにはこちらの方がいいかも。またFA31mmはレンズの焦点距離目盛にアクリルでカバーがされていないため、雨や雪が降っている場面もこちらの方がいい。あと安い。

一方で、FA31mmは細いためコートのポケットに入る利点がある。FA77mmやDA70mmとコンビで使いたい場合はこちらの方が作業性が良い。写りは、独特の柔らかい雰囲気を出したい場合、(APS-C機で使う場合)周辺減光を避けたい場合、夜景でゴーストを出したい場合はこちらになる。

どちらか一方あれはいいが、どちらもいいレンズなので甲乙付け難い。迷ったら両方買っちゃえ。
FA31mmの紹介記事はコチラ↓


(旧バージョン)との比較

SIGMA 30mm F1.4 art(新ver)  SIGMA 30mm F1.4(旧ver)

最短撮影距離が40cm⇒30cmに改善されており最大撮影倍率も向上した。また超音波モーター搭載(←これPENTAX機としては重要)で作動音が小さくなった。画質面では周辺画質が改善されてクセ玉感が減った。ただし開放付近でのパープルフリンジは相変わらず出る。

サイズはやや大きくなり重量も400⇒500gと重くなったが、超音波モーター搭載分と見れば妥当な範囲でフィルター径も62mmと同じ。ただしフードの互換性はない。不満点が目に見えて改善されている上、中古なら差額2.5万程度で入手できるので下取りに出してもよい。

まとめ

この後桜木町から電車に乗って帰るのだが、今年は私鉄が終夜運転をやっていない事実を知って焦る。あらかじめ調べてから行かないと帰宅難民になってしまい割と洒落にならない。たまたま動いている路線で助かった…。

川崎大師や池上本門寺は行けないし、総持寺は年越しイベントやってないので、用事も兼ねて結局横浜に来てしまった。あまり大したものを撮っていないが、野毛で飲んでいたテンションで撮って書いてしまった記事になる。今年も残すところあと364日になりましたがどうぞよろしくお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました