TTArtisan 三兄弟以外の手持ちの中華レンズの紹介。前回記事はコチラ。
銘匠光学 TTArtisan 23mm f1.4
焦点距離 | 23mm(換算35mm) | レンズ構成 | 6枚8群 |
最小絞り | F1.4 | 絞り羽根枚数 | 10枚(非円形絞り) |
最大絞り | F16 | 寸法 | 63×42mm |
最短撮影距離 | 20cm | 重量 | 250g |
フォーマット | APS-C専用 | フィルター径 | 43mm |
対応する別売りフードはコチラ↓ (以下2つのレンズも同じフードで対応可)
TTArtisan 四人目の兄弟といったところのレンズ。三兄弟がそれぞれ15mm、35mm、50mmとなっている中、やや間の空いた広角23mm部分をカバーする。APS-C換算で実質35mmとなるため画角的にはかなり使いやすい。
意外と寄れるレンズでもあり、展望台や水族館などガラス越しの撮影でも活躍しやすい。
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Pergear 35mm F1.4
焦点距離 | 35mm | レンズ構成 | 5群7枚 |
最小絞り | F1.4 | 絞り羽根枚数 | 10枚 |
最大絞り | F16 | 寸法 | 59.6×49mm |
最短撮影距離 | 30cm | 重量 | 245g |
フォーマット | フルサイズ | フィルター径 | 43mm |
対応する別売りフードはコチラ↓ ちょっとかっこいい水平タイプ
画角やF値は先に紹介したTTArtisan 35m F1.4と同じだが、こちらはイメージサークルが広くフルサイズ対応となっている。色はブラックのみとなる。
ニコン、キヤノン、ソニーなどでフルサイズ機で中華製MFレンズを探すと選択肢に入るレンズ。大は小を兼ねるということでAPS-C機に使っても勿論問題はなく、その場合は実質換算で52.5mm程度のレンズとなる。
ただしフルサイズで使うとタル型収差が多少目立つため、状況によって格子状の被写体や正面構図を避ける工夫は必要となるかもしれない。レタッチで直す場合も、電子接点がないため自動というわけにはいかず、手動で補正する必要がある。
イメージサークルの小さいAPS-Cで使う分には特に問題はない。「フルサイズでも使えるAPS-Cレンズ」くらいに思っておくとよい。明るさはしっかりF1.4なのでそこはきっちり仕事をしてくれる。
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銘匠光学 TTartisan 50mm f2
焦点距離 | 50mm | レンズ構成 | 5群6枚 |
最小絞り | F2 | 絞り羽根枚数 | 10枚 |
最大絞り | F16 | 寸法 | 60mm×35mm |
最短撮影距離 | 50cm | 重量 | 約210g |
フォーマット | フルサイズ | フィルター径 | 43mm |
対応フードはコチラ↓ かなり硬派な角型はいかが?
これもフルサイズ対応のレンズ。TTArtisan 25mm F2と同じパンケーキ(大判焼き?)タイプのレンズとなり、薄型なのが特徴。
TTArtisan 50mm F1.2とはまた異なり、他のTTArtisanのレンズと同じく色乗りあっさり目な描写となる。周辺画質もあまりよくはないが中心画質は比較的よく、そのギャップによって中心に置いた被写体が浮き上がるような描写をする。
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まとめ
中華レンズは完璧な描写性能やAF撮影を求めない分、小さく、軽く、安いというメリットがある。今回上げたレンズのうち、Pergear35mm F1.4とTTArtisann 50mm F2はフルサイズ機でも使える。
お勧めとしてはサブウェポンとして運用する方法。たとえば望遠やマクロなどの長物を本命レンズとして持って行きたいシチュエーションで、これらをレンズキャップ代わりにカメラにつけておくと、道中の思わぬシャッターチャンスに対応することができる。
また長物は用途が限られるため、天候不良やイベントの中止などでポシャってしまうと単なるお荷物になってしまうが、これを持って行けば最低限のものは撮れるので「何の成果も!!得られませんでした!!」の悲劇は防げる。
保険でレンズを持っていきたいけど、F1.4の純正単焦点やF2.8の大三元ズームはデカ重すぎる。かといってキットレンズは買う気がしない…という人にとって中華レンズは第三の選択肢として有用。そんなに高くもないので1つ持っておくと撮影の幅が広がるだろう。
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