東京マルイ M9A1 ステンレスモデル

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東京マルイ

撃って良し眺めて良しの至高のメッキモデル。だけどもったいなくて使えない…。

スペック

年代 2013年 作動方法 ガスブローバック
メーカー 東京マルイ バージョン
全長 約216mm ホップアップ 可変式
身長 約115mm 装弾数 26+1発
重量 961g(純正グリップ時) おすすめ度 ★★★★★(5.0!)
材質 ABS樹脂(メッキ) 備考 メーカー絶版

 

どんなモデル?

東京マルイのガスブローバックモデル M9A1 ミリタリーのステンレスモデル。M9A1は2012年に発売されたアンダーレール付いた海兵隊仕様のベレッタで事実上の新型モデルにあたる。

これはそのシルバーモデルで翌年2013年に発売されたものとなる。シルバーモデルの例によって、シルバーのM9A1が実在するのかどうかはわからない。

ステンレスとあるがクロムメッキなところは旧モデルや他メーカーと同じだが、こちらはメーカー絶版品になっており、旧モデルとは対照的に貴重なモデルとなっている。

入手方法

絶版品なので新品入手は難しい。中古屋やヤフオク、メルカリではたまに見かける。オークションでは同じく絶版となったP226やデトニクスのメッキシルバーと同じくプレミアがついており、やや高値となっている。

ディティール

全体像

旧モデルのM92F クロームステンレスとは表面処理の質感の異なり、旧モデルが光沢の強いメッキだったのに対してこちらは艶を押さえたメッキとなっている。見た感じクリア塗装が少し厚めかもしれない。

旧モデルではガッツリ入っていたパーティングラインも見事に処理されており、後述の亜鉛パーツの仕上げ品質の向上によってWAやKSCと比べても遜色のないクオリティになっている。これはうれしい。

また写真では伝わらないが、ビルドクオリティが大幅に向上していて振ってもほぼ音がしない。フレームやグリップ内部にウェイトを配置したことでABSモデルでありながら約960gの重量を確保(純正グリップ時)メッキモデルでありながらズッシリした重量感を楽しめる。

スライド

新規金型となっているため旧モデルとはスライド・フレーム共に刻印が異なっている。M9A1には派生モデルとしてアンダーレールのないM9が後になって発売されているが、刻印の違いで旧モデルとの識別が可能。

かなりの部分がアップデートされており、まずバレルは可変ホップとなりウェイトが仕込まれた。セフティはデコッキング仕様となり、ハンマーがダウンするようになった。さらにスライドストップのノッチ欠け対策に金属プレートが挿し込まれている。

このあたりはメーカーとしての技術力の向上や時代の経過を感じる部分があり、比較すると楽しい。


グリップ周り

トリガー、スライドストップ、マガジンキャッチ、ディスアッセンブリレバーなどの亜鉛パーツ類の仕上げが綺麗になっている。この仕上げはベレッタのトイガンでもトップクラスの仕上げで、昔のWAは軽く凌駕しKSCに迫るものがある。

個人的にこのグリップ周りはベレッタの顔だとも思っていて、仕上げの良し悪しが全体の質感に大きく影響するので手を抜けない部分と思っている。さっすが~東京マルイは話がわかるッ!

ちなみに亜鉛パーツの中で、マガジンキャッチは旧モデルと互換性がある。このモデルではフリーダムアート製ロングマガジンキャッチに替えている。メルカリヤフオクでたまに売っている。

グリップ

グリップ穴の寸法や仕様が変更されて実銃用グリップが付きやすくなった。またスクリューの受け穴がWAやKSC同様金属製のインサートが入り、締め込みすぎても舐めにくくなった。またスクリューも実銃と同様太さM3規格のものに変更された。

純正のものはウェイト付きのプラグリップが付いているが、そんなわけで他のモデルにつけてしまっているので、代わりにNOVAのウィルソンレプリカグリップを付けている。鮮やかなグリーンと木目が印象的。


これはG10という比較的新しい素材で、ガラス繊維を編んだ基材にエポキシ樹脂を染み込ませて高熱高圧下で硬化させたもの。包丁などのハンドルに用いられる素材で、トイガンには2010年くらいから出回っている。しかし最近見ないのでこれも貴重な品なのかもしれない。

重さが多少軽くなってしまうが、それでも840gとWAやKSC並にあるので遜色はない。ついでグリップスクリューを真鍮製のものに替えている。これはヤフオクで売ってくれる人がいて、手軽に高級感を出せるので気に入っている。


ところでここまで書いていてなんだが、blueは「G10」の読み方が未だによくわからない。「ゴトー」って読むとAZEMICHI!!AZEMICHI!!の人を連想してしまう。オーラ出てる!!

この銃で好きなところ

旧版に比べると表面処理が向上していてWAやKSCと全く遜色がないクオリティ。唯一、リアサイトにメッキがかかってしまっているのが惜しいところ。

まとめ

あらゆるメッキモデルを収集してきたblueであるが、このモデルはその中でも総合力がトップクラスに高い。抜かりない表面処理、安定した実射性能(ここはお座敷なのでわからん)、旧モデルとマガジン互換性あり、960gの重量と、外観・性能の両面で欠点がなく完成度が非常に高い。

強いてあげるなら、リアサイトがシルバーであること、セフティが若干弱いことくらいか。本当にそのくらいしか思いつかない。リコイルが平凡という声もあるが十分だ。

しかし惜しむらくはメーカー絶版となってしまっていることで、貴重なモデルとなってしまっている。ゲームで使用する場合は旧モデルかブラックモデルにした方がいいだろう。

入手方法

メーカー絶版になってしまっているため難易度は高め。しかしマルイだけあって玉数はそこそこあるようで、メルカリヤフオクや中古屋にたまに並ぶことがあるため、根気よく待てば入手できるかも。

ただしプレミア品なので定価以上の金額は覚悟した方がいい。とはいえさすがにコクサイの金属パイソンみたいになったりはしない。

新旧比較

M92F ミリタリー ステンレスモデルとのショット。グリップはともに純正のものでデザインも同じだが、グリップ自体が新旧となっているため互換性はない。新型の方はウエイトが仕込まれている。

見比べてみると旧モデルも案外と悪くない。このアングルだとパーティングラインが見えないのもあるが、やはり亜鉛パーツの仕上げが向上したところが大きい。

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