スペック
年代 | 2017年頃 | 作動方法 | モデルガン |
メーカー | タナカ | バージョン | R-MODEL |
全長 | 243mm | ホップアップ | ─ |
身長 | 130mm(実寸) | 装弾数 | 6発 |
重量 | 572g(木製グリップ) | おすすめ度 | ★★★★★(5.0!) |
材質 | ABS樹脂(メッキ) | 備考 | 傑作! |
どんなモデル?
タナカ製のコルトパイソンであるが、2022年現在で「一番新しい」「モデルガン」の「ニッケルフィニッシュ」の「4インチ」である。いきなり要素が多い(笑)
モデルガンなので当然BB弾は出ない。こう聞くとなんだかガッカリかもしれないが、blueはガンマニアではなくただの光り物オタクなのでそれで全く問題ない。サバゲも行かないしね。
ディティール
全体像
メッキモデルは下地処理が露骨に出るが、このモデルは非常に丁寧になされておりとても上質な質感がある。ヒケやシワ、メッキムラなどもなくさながら工芸品のような仕上がりである。
バレル
パイソンは6インチ派、4インチ派、2.5インチ派といるが、個人的には4インチが好きかな。持った時の重心バランス、縦横比、収納性(これ大事)を考えるとやっぱり4インチが一番バランス取れてる気がする。ベンチレーテッドリブが3つ並んだ6インチは確かにかっこいいんだけど、棚に入らないので…。
撮影するまで気付かなかったがよく見ると刻印部分のメッキがはがれている。もともとなのか時間が経ってからはがれたのかは不明だが、購入する際は注意した方がいいかもしれない。この程度ならタッチアップは容易である。blueは特に不満がないのでやっていない。
ニッケルメッキ
このモデルはちゃんと「ニッケル」のメッキがなされている。
「ニッケルモデル」(クロムメッキ)
「ニッケルフィニッシュ」(クロムメッキ)ではない。
それゆえ、他のメッキモデルに比べると黄色味かかっており、曲線美の多いクラシカルな銃にはよく似合う。一方で、クロムメッキよりも表面が柔らかく、たまに磨かないと曇ってしまうため割と気を遣う一面もある。
メッキだけではなく表面処理も特筆に値する。とくにこのRモデルの下地処理は滅茶苦茶丁寧で美しく、まるで高級銀器のクリストフルのような、使うのをちょっとためらうレベルの息を飲む美しさに仕上がっている。
シリンダー
リボルバーの顔ともいえるシリンダー周り。丹念に磨き込まれたフルートが美しい。モデルガンなのでガスガンと違いABS樹脂製であるが、タナカのメッキはABSと金属パーツの見分けがほとんど付かず、外見からはほとんど判断できないだろう。
Rモデルの真骨頂はここである。ハンマーが起きるタイミングとシリンダーが回るタイミングを調整してしてあるため、シリンダー側面に作動痕が入らないのである。これはマジですごい。
さっきから似たカットばっかりなのはblueがこの部分を好きすぎるせい。
スイングアウトすると金色のカートリッジリムが顔を覗かせる。真鍮製なので重たい。ニッケルメッキのためフレーム側面に映り込み、耽美な光景が広がる。
カートリッジは発火式で弾頭はアルミ製、リムは真鍮製。私は発火しないのでc-tecの空撃ち用ダミーカートに置き換えて遊ぼうと思ったのだが、リムの若干太いのか入らなかった。357マグナム弾のケースはニッケルメッキのため、磨くわけにもいかず、結局純正品のままに落ち着いた。
グリップ
グリップはアルタモント(特価品)をつけている。サービスタイプグリップなのでいつものスクエアタイプよりも小ぶりだが、パイソン自体の線が細めなので意外と似合っている。
アルタモントはいい意味でバタ臭く、こういうメッキモデルに付けるととてもトイガンらしからぬ雰囲気に様変わりするのがいい。この感じは国産のグリップではちょっと出せない。
ハンマー
パイソンで好きな部分。鱗のようなチェッカリングがなされている。ガンブルーやケースハードゥンが定番だがニッケルメッキもなかなか。
ハンマーを起こしたときの感触、およびトリガーフィーリングはM19に比べるとイマイチキレが悪いが、これは実銃からしてそうらしく、タナカはそこも含めて忠実に再現している。
まとめ
パイソンのモデルガンでは一番新しく、入手しやすいモデルである。ブラックモデルなら比較的再販もかかりやすいと思う。
新しいということは新品や中古美品、修理部品が入手しやすく、トイガンはカメラやレンズと同様「新しい≒性能が高い」なところもあるので、パイソンで迷ったらこれにすればよいだろう。R-modelはシリンダーに作動痕が付きにくいのもよい。
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