スペック
年代 | 2015年 | 作動方法 | ガスブローバック |
メーカー | WA(ウエスタンアームズ) | バージョン | パーフェクトバージョンR |
全長 | 約217mm | ホップアップ | 可変式 |
身長 | 約112mm | 装弾数 | 25+1発 |
重量 | 1040g+35g(純正グリップ時) | おすすめ度 | ★★★★(4.0) |
材質 | HW樹脂 | 備考 |
どんなモデル?
WAのM92FS HWのバリエーションモデルで、「ムービープロップガン」シリーズのひとつ。これはリーサルウェポンをモチーフにしたもので、カーボンブラックHW樹脂が標準となっている最近のWAでは珍しいマットブラック塗装のM92FSとなる。
M92FSベースのムービープロップガンシリーズはいくつか出ており、他にはダイ・ハード、ハートロッカー、男たちの挽歌、ソルトなどがある。シルバーモデルのM92FS INOXはコチラで紹介している。
ディティール
全体像
まんまオーソドックスなマットブラックのM92FSだったりする。が、最近のWAはもっぱらカーボンブラックHWなので意外と貴重な存在でもある。まあ中古品ならいくらでも手に入るんだけどね。
スライド刻印
いろいろすったもんだあった前の初期型の刻印に近い。フレーム裏側にあったパテント関連の刻印はなくなり、あっさりとしたものになった。
一見ごく普通に見えるが「マットブラックHW」かつ「初期型の刻印」かつ「パーフェクトバージョン」という組み合わせは何気結構珍しいと思う。ダイハード、ハートロッカー、男たちの挽歌などの各種ムービープロップガンシリーズのようにウェザリング仕上げされたものの方が多い気がする。
この銃で好きなところ
トリガー周り
リーサルウェポンタイプの主な特徴として、スライドストップがロングタイプのものに、マガジンキャッチの形状がチェッカータイプのものに変更されている。
ロングスライドストップは、マルイのサムライエッジとはまた別の形状のもので、約10mm弱程度延長されている。手の小さい人でも扱いやすいが、アルタモントなど厚みのあるグリップにはそのままつかないデメリットもある。
また見た目からはわからないが、アウターバレルとグリップもHW樹脂製となっており、重量が増加している。HWバレルでマットブラックなのはこのモデルならではある。
ちょっとひと手間
このアウターバレルとグリップは錘を仕込むことでさらに重量を稼げる。アウターバレルとインナーバレルの間に鉛シートを張り付け、グリップの裏には釣り具用のタングステン粘土(下記広告リンク参照)を張り付けている。
先に紹介したINOX(ABSメッキ)モデルで855g、通常のHWモデルで985g、このリーサルウェポンverで1,040gあるが、さらに35g増加して1,075gある。同一モデルで見た目を変えないまま220gも重さが増やすことが可能である。
ちなみに実銃のM92FSは本体952g⇒弾込みで1,162gなのでなかなかリアルな重さがある。
セフティレバー
ここはいつものやつである。WAのレッドポイントは本当につぶらでかわいい。
背面
ここもいつもの風景である。ベレッタは背中が本当に美しい。
まとめ
基本設計は20年以上前のものなので古さはあるが、単純に値上げしたばかりではなく随所でブラッシュアップはされており品質は上がっている。このリーサルウェポンタイプのものは非カーボンブラック製であり、近年のロットの中では一番素のM92FSに近い。
アウターバレルやグリップのHW材の採用している他、各種レバーなど亜鉛合金の仕上げが良くなっており、またスライド自体のガタが少なくなっており、全体的な精度が上がっている。これは本体を持って振ってみたり、通常分解・組み立てをするとよくわかる。
WA M92FS INOXとHWのショット。
ピストルってブラックモデルとシルバーモデルで全く別の魅力あって、甲乙付け難く本当に悩ましい。それでもって結局両方集めたくなってしまうという…。
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