お盆の時期になりましたのでここで鶴岡市観光案内のまとめを。
アクセス(東京方面より)
鶴岡市は山形県であるが庄内地方(日本海側)であるため、山形新幹線で行くとかえって遠くなってしまう。そこで、経路としては鉄道(関越新幹線⇒出羽本線・特急「いなほ」に乗換)か、飛行機(羽田空港から庄内空港の直通便)の2パターンがある。
金額は鉄道ルートの方が当然安いが、ANAもシーズンによってはさほど変わらない金額で行けることもある。時間は鉄道の場合は東京駅より4時間20分程度、飛行機の場合は1時間程度で当然後者の方が早い。ただし空港から市街地までは距離があるのでバスかレンタカーが必要となる。
鉄道は一見不利だが、朝6時に東京駅まで出られる環境なら10時10分には鶴岡駅まで着けるためこれも悪くない。また「いなほ」の海側の車窓は絶景なのでカメラ好きはかなりおすすめだ。
アクセスについての詳細はこちらに記事で紹介している。
鶴岡公園(鶴岡市街地)
鶴岡公園は鶴岡藩主・酒井氏の居城であった鶴ヶ丘城の跡地である。庄内神社、致道館、致道博物館といった由緒正しい史跡や文教施設が集約しており、歴史探訪を楽しめる。
見どころとしてはまずは春で桜まつりを楽しめる。日本さくら名所100選にも選ばれており、ライトアップもされるため夜桜も楽しむことができる。また10月には荘内大祭が開催される(熱中症対策で8月)
致道博物館ではたまに刀剣展示イベントが開催されることがあり、こちらも見どころが多い。
加茂水族館
加茂水族館は鶴岡を訪れたらとりあえず寄っておきたいスポットだ。ここはクラゲに特化した展示を行っている異色の水族館で、他の水族館では見られない珍しいクラゲに会うことができる。これ目当てだけでも訪れる価値がある。
ここはオフシーズンや平日に訪れた方が楽しめる。特にバックヤードツアーは水族館の舞台裏を見学することができとても興味深い。一方繁忙期だと逆走ができなかったり、写真撮影ができなかったりするため、割と駆け足気味になるかもしれない。
湯野浜温泉・海水浴場
湯の浜温泉は鶴岡市を代表する温泉街で、湯田川温泉、温海温泉とともに庄内三名湯に数えられる。また山形の上山温泉、福島の東山温泉とともに奥羽三楽郷にも数えられる。泉質は沿岸部らしくナトリウム泉がメインだ。
庄内空港からほど近く、前述の加茂水族館と隣接した場所にあるため回りやすい。また湯野浜海水浴場が隣接しており、夏場は海水浴を楽しむこともできる。海の家や無料シャワーがある他、共同浴場もあるため宿泊しなくても楽しめるようになっている。
善宝寺
龍王尊善宝寺は曹洞宗の古刹(こせつ)で、妙厳寺、最乗寺と並ぶ妙厳寺(愛知県・別名豊川稲荷)、最乗寺(神奈川県)曹洞宗三大祈祷所とされている。ここも前述の湯の浜温泉や庄内空港からほど近く、アクセスが良い。
禅寺(曹洞宗)であるので座禅が体験できる他、貝喰池(かいばみいけ)には錦鯉が住んでいる。かつて1990年代初頭、この池に人面魚がいると話題になり平成ブームとなった。他、善宝寺公園には旧湯野浜線の車両がある(駅舎は老朽化により解体)など見どころが多い。
湯田川温泉
ここも鶴岡市内を代表する温泉街で、鶴岡市街地からやや南西に行った国道345号線沿いにある。湯野浜温泉、温海温泉とともに庄内三名湯に数えられるが、その中でも一際歴史が長い。時代小説で知られる藤沢周平ゆかりの地でもある。
ここも今までの湯の浜エリアからは少し離れるが、市街地からはほど近いのでアクセスは良好。泉質は山ということで硫酸塩泉となる。共同浴場が2カ所+足湯があるため日帰りでも楽しめる。また近傍の小真木原にはこまぎの湯というスーパー銭湯があり、日帰り派はこちらもオススメだ。
季節としては、早春には梅が楽しめる他、6月頃にはホタルを鑑賞できる。また冬は雪化粧をまとい一際風情が増す。
羽黒山・湯殿山
羽黒山は鶴岡市街地から東に15kmほど向かったところにある低山で、出羽三山の一角であり修験の地として有名だ。山を登ると出羽三山神社があり信仰の場所となっている。この場所には車やバスで訪れることはできるが、道中にある国宝に指定されている五十塔は徒歩でしか訪れることができない。
月山・湯殿山は112号線(月山道)に沿って南西の寒河江ダム方面に抜ける道中に差し掛かる峠道で、それぞれ標高が高い場所にある。湯殿山には温泉が湧き出るご神体があり、月山には八合目・弥陀ヶ原から頂上を目指すトレッキングコースがある。
旧温海町方面
日本海海岸線沿いに国道7号線を南下し、新潟県村上市方面を望む地域。以前は鶴岡市外だったが平成の大合併によって統合された。由良、三瀬、五十川、温海温泉など見どころが多い。
光害が少ないため星景撮影スポットとしてもオススメで、三瀬の八森山、道の駅あつみなどでは星空を堪能できる。
まとめ
筆者の鶴岡愛が止まらず気付いたらまとめ記事が作られてしまった図。前述の通り鶴岡はかなり広いので1回だと周り切れないことが多い。テーマを決めて何回かにわけて訪れる楽しみ方のできる奥の深い場所となっている。
鶴岡市の近傍には酒田市もあり、こちらも山居倉庫、本間家旧本邸、玉簾の滝、土門拳博物館など見どころが多い。よければ歴史探訪の旅に訪れてみてはいかがだろうか。
リンク
2023年・2024年鶴岡来訪の記事リンクはこちらから。
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