スペック
年代 | 1998年 | 作動方法 | ガスブローバック |
メーカー | WA(ウエスタンアームズ) | バージョン | スーパーバージョン |
全長 | 約217mm | ホップアップ | 可変 |
身長 | 約112mm | 装弾数 | 25+1発 |
重量 | 820g(実寸) | おすすめ度 | ★★★★★(5.0!!) |
材質 | ABS樹脂(クロムメッキ) | 備考 | 個体差 |
どんなモデル?
前に掲載した WA M92FS INOXの別個体で、最近オークションで入手したものになる。「シャンパンゴールド」というのは公式名称ではなく、前オーナー様がそのように呼んでいたことによる。
M92はなんだかんだ30丁近く集まってしまったのでそれなりに知っていたつもりだが、シャンパンゴールドスライドのWAベレッタなど聞いたことがない。しかしWAはバリエーションモデルが非常に多いので私が知らないだけで多分あったのかもしれない。
プラシーボかなぁと思いつつも、こういう未知の物や突然変異的な個体はなんとも心惹かれるものがあり、好奇心に駆られた結果、えいや!の勢いで落札していた。そんな一丁。
ディティール
全体像
箱を開けてみると、シルバーとゴールドのツートンカラーのベレッタが!!マジでシャンパンゴールドでびっくり。なにこれすごい KSCのSIG P230 モデッロTよりも金色しているかも。
ほんとぉ?
ちょっとわかりにくいかもなのでお色直してみた。ベレッタ純正木製グリップを装着。グリップスクリューも真鍮製のものに変更。とてもよく似合う。まるで初めからこの仕様だったかのように違和感がない。
スライド
フレームと比べると明らかに金色っぽい。
スライドだけ色味が違うというのも、またいい。ツール然としている雰囲気や、偶然の産物っぽい感じが出ていてとても良い。チタンコーティングっぽい色にも見える。
通常個体との比較
通常個体のINOXと並べてみるとなかなか絵になる。ちなみにこの子はこの間紹介した個体で、シャンパンゴールドver.をお迎えするにあたって木製グリップを文字通りに剥奪、引っぺがされることになった。諸行無常。
スライド部分をアップで。同じ型式(スーパーバージョン)にもかかわらずもう明らかに色が違う。黄金の鉄の塊でできたスライドなのは確定的に明らか。
しかしどうしてシャンパンゴールドなのか
理由はわからないので想像の範囲になるが、いずれにしても偶然の産物であり、狙って出せるものではないと思う。
タバコのヤニ
モデルガンやミニカーなどの模型でたまにあるのが、喫煙環境で色が変わっているパターン。水拭きするとウエスが茶色く色移りするのでわかる。今回はもちろん該当しない。(失礼)
メッキ不良
かなり昔のロットということもあり、クロムメッキの色乗りが悪かった可能性。本メッキとなるクロムメッキが薄かったために下地の銅メッキの色が浮き出る形となり、金色っぽく見えるのかもしれない。(亜鉛と銅の合金の真鍮は金色なのと同じ理屈)
まとめ
この銃は突然変異的な存在で、ユーザーが手を加えたわけでもメーカーが意図したわけでもない偶然の産物である。あくまでも個体差の結果であり作為的でない、というところにロマンを感じる。この銃を譲ってくれたコレクターの方いわく同じ色合いのガバメントもあるとのことで、気になる人は探してみるのも一興かもしれない。
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