【レビュー】AF NIKKOR 20-35 F2.8D ②

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カメラ

前回の続き。今度は手持ちスナップで夜景を撮ってみる。

Z7に装着

前回はFマウントのD800に装着していたが、今度はFTZを経由してZマウントのZ7に装着している。

Dタイプレンズにつきレンズ内モーターが搭載されていないため、AFは機能せず、MFで撮影することになる。広角レンズだが、ミラーレス機はファインダーをズームアップできるので割と何とかなる。

このレンズで撮った写真

たまプラーザ駅

東急田園都市線のたまプラーザ駅。この写真はよく見れば分かる通り、駅のホームから撮影したもの。この駅、名前のインパクトもなかなかだが、実際に降りてみるとやっぱりインパクトがでかい。


このスケール感はたしかに「たまプラーザ!!」と納得するレベル。鷺沼やあざみ野レベルの駅舎なら普通に「多摩プラザ」になっていただろう。京王や小田急の「多摩センター」と間違えられて苦情の原因になったに違いない。名前が似てるのにあまりにも場所が違い過ぎる。

超広角レンズでどこを撮ろうか悩んだ時に、生麦ジャンクションと共に候補に挙がった場所。ワイド端20mmでこのスケールなのでなかなかのものがある。東京国際フォーラムが鉄板だが面倒くさくなったのは内緒


この駅は駅舎と商業施設が一体となった複合施設で、吹き抜けによる大空間となっている。駅舎3階のバルコニーから駅全体を見渡すことができる。スタバがあってテラス席は眺めが良い。

2枚目の位置(1枚目の右側ユニクロの看板があるあたり)からは本駅に停車する中央林間方面行きの電車を眺めることができる。みなとみらい駅と同様のギミックだがこれはワクワクする。


駅外観。この規模感は間違えなく青葉区のリーダー的存在だろう。実際に区役所があるのは各駅しか止まらない市ヶ尾駅なんだけど。その市ヶ尾駅から徒歩圏内の鉄町は田園都市どころかガチの田園でびっくりする。

横浜市青葉区は横浜市内にあって横浜市でないと言われている。実際に横浜市と接点があるのはあざみ野駅の地下くらいのものだろう。どこぞの機動戦士に出てくるコロニーになぞらえてア・オバ・クーなどと呼ばれていたりする。そのうちビグザム建ててほしい。

代わりにこの町で存在感をひしひしと感じるのは東急だ。この界隈(川崎市宮前区~横浜市青葉区)における東急の影響力はかなりのもので、FF7の神羅カンパニー感がある。たまプラーザに至ってはほぼ実質企業城下町だろう。


blueはchakuwikiなどのローカルゴシップを読むのも趣味なのだが、東急は西の阪急と戦略が似ていて、電鉄主体で沿線開発を行っているといわれている。デベ主体の小田急、ブランディングがあまり上手くない(でもそこが好き)京急・相鉄と比べると、東急の存在感は結構強めに感じる。

「上からのまちづくり」はブランディングで地価が上がる一方、居心地悪くて合わない人もいるようだ。blueは後者のタイプで鶴見川崎蒲田界隈の方が落ち着いてしまう。こういう人は存外多いようで、ネット掲示板では金〇プラーザとか言われてて草w 言い方ひどい(でもわかる)

駅周辺

駅周辺を散策。地名としては「美しが丘」といい、高級住宅街として知られる。いわゆる瑞祥地名というやつで、沿線開発の際に名を改められた。

たまプラは小田急新百合ヶ丘に雰囲気が似て異なる街で、実は駅周辺も繁華街がそこそこ栄えている。町の実態としては上大岡あたりに雰囲気が近い。電鉄会社の存在感はありつつも、トップダウンになりすぎておらず、在来の商店街とうまく共生している。

そしてこの感じがすごく「ちょうどいい」。この日は土曜日なのだが本当にちょうどいい。鷺沼たまプラあざみ野江田の界隈のちょうどよさは異常。東急様のイメージ戦略してやったり。

たまプラーザ Shopping road

駅周辺から少し歩いて美しが丘橋を超えたあたりのエリア。この辺もやっぱり雰囲気が良い。溝の口がガヤガヤして苦手な人はこちらに来るとかなり落ち着くだろう。

天体戦士サンレッド(二期)のOPで「バトルするなら神奈川 特に熱いぜ川崎 ちょうどいいのが溝の口」というくだりがある。言い得て妙なのだが、それをさらにちょうどよくしたのがたまプラーザだ。


レンズの話をすると、逆光に弱い、デジタルと相性が良くない、などの下馬評に反して夜景スナップでは意外と使いやすい。F4~6.3くらいに絞っているのもあるがなかなか解像度の高い描写が楽しめる。この間の生麦JCTのような無限遠よりも、こうした近景中景の方が得意なレンズかも。

このレンズで特質するべきは色乗りの良さだ。相方のAF NIKKOR 35-70mm F2.8Dがアッサリの描写であるのに対して、こちらはペンタックス FA31mm F1.8にも通じるコッテリ描写を楽しめる。

Z7で使うとAFが使えないのは確かにネックだが、広角レンズなので実はそれほど困らない。代わりにボディ内手振れ補正でシャッタースピードを稼げるため、一段、二段と絞った時の画質向上が期待できる。むしろその方がメリット大きいんじゃないかと思う。

ふれあい通り

駅前商店街から少し入ったあたりのエリア。解像度は程々に色乗りが良い実にニコンらしい描写。間接照明などには相性がよさそうだ。この程度の明るさならゴーストもあまり目立たない。

このレンズで撮影して気付いたこと

35mm側もいける

商店街の写真で示した通り、このレンズはズーム端の35mm側もしっかり撮影できる。20mmの超広角をメインで撮りつつも、標準画角もそのまま強引なドリブルで突破できるのは便利。これは14-24mmのような純然たる超広角レンズではできない芸当。

まあ最近のF2.8通しの標準レンズなら24-70mmが守備範囲なのでさして珍しくもないのだが、あくまでテレ端20mmでこれができるというのがポイント。後継品のAF-S NIKKOR 17-35mm F2.8Gならさらに3mm広がって最短撮影距離も28cmと大幅に縮まり、AFが使えるので尚良し。

コマ収差は出る

このレンズはノクトニッコール AI Noct Nikkor 58mm F1.2や、広角版ノクトといわれるAF NIKKOR 28mm F1.4Dと同じく精研削非球面レンズが使用されているが、サジタルコマフレア(コマ収差)は出る。そのため星撮りには微妙。残念!

まとめ

ロマン枠といいつつたまに出番が回ってくるレンズ。blueは出不精であまり山とか行かないので広角は大体これで足りている。川崎横浜界隈だと14mmとかまず出番がなさそうなもので…。

ただ流石に古いのでそろそろ新しいのを調達しようかと思ったり思わなかったり。標準レンズばっかり増えていくのもなんだかなぁと思うところはある。

2024.3追記
その超広角レンズをうっかり買っちゃった模様。しかも12mmという異次元画角。どうしよう……。

参考

このレンズの相方だったAi AF NIKKOR 35-70mm F2.8Dのレビューはコチラ。こちらは現在の大三元レンズのうち、標準ズーム(24-70mm F2.8)遠い祖先にあたるレンズとなる。アルミ鏡胴、直進式ズーム、あっさり目な描写と、このレンズとはまた異なる趣きがあり見どころが多い。

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