今週紹介してきたコルト社ハンドガンのまとめ。
雑談:コルトガバメントについて
右から順に、
コルト S.A.A(HWS)
コルト ガバメント Series 70’s(WA)
コルト パイソン(タナカ)
コルト キングコブラ(KSC) となる。
実はこの銃は向かって右から古い順に並んでいる。S.A.Aが一番古いのは異論がないとして、その次に古いはオートマチック式のガバメントである。この銃だけが明らかに場違いでありおかしい。
まあこれはSeries 70’s(1970年代モデル)なんで厳密には間違えなんですが、でも基本設計は約110年間の間ほとんど変わっていない。なおこの銃を設計した人はジョン・ブローニングという人で、時計界におけるアブラハム・ルイ・ブレゲみたいな感じの人である。
ブレゲは腕時計の歴史を100年進めたと言われますが、ブローニングもまさにそれで、現代で主流となっているオートマチック拳銃の祖となったばかりか、2022年現在もマイナーチェンジを施したモデルが普通に使われている。
110年前の機械が現役で使われてるのって腕時計と拳銃くらいじゃないかな。何がすごいって「骨董品として使うこともできる」というわけじゃなく、「実用品として現在も通用する」「今現在もクローンが大量生産されている」というのがヤバい。ゾルトラークかよ
左側側面より。パイソンとキングコブラの位置が入れ替わってるのは単純にミスです。すみません。
雑談2:メッキモデルについて
昨今のトイガンは諸々の事情でメッキモデルが少なくなってきている。これはモデルとなる拳銃が最近はメタルではなくポリマーフレームが主流になってきたこと、メーカー側が環境的配慮やコスト高(外注加工賃)の面から作りたがらないことなどがあると思う。
とりわけこういう鏡面仕上げのモデルは表面処理が面倒なのでなおさら作りたがらず、出ても限定品として少量生産になることがほとんどで、見かけたら速攻で買っておくのが確実である。
が、コルトに関しては鏡面仕上げのモデルが割と豊富にあり、新品で手に入るモデルが多いのも特徴である。上で紹介したモデルでもパイソンとS.A.Aは新品で購入でき、ガバメントも東京マルイの代替品が入手できる。キングコブラも中古美品の球数が多いので割と容易に入手できる。
他に思いつくコルト社の鏡面モデルは、
・コルト ディテクティブ(タナカ:ガスガン)
・コルト S.A.A(マルシン:ガスガン)
・コルト トルーパー(KSC:モデルガン)
・AMT ハードボーラー(MGC:ガスガン)
あたりだろうか。いつか気まぐれで手に入ったら紹介したいかな。
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