WA M92F プレミアムエディション ゴールド

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WA

ひょんなことから入手した三丁目となるゴールドベレッタ。

スペック

年代 1995年頃? 作動方法 ガスブローバック
メーカー WA(ウエスタンアームズ) バージョン スーパーブローバック
全長 約217mm ホップアップ 可変
身長 約112mm 装弾数 25+1発
重量 820g(実寸) おすすめ度 ★★★★★(5.0!!)
材質 ABS樹脂 備考 カスタム品(塗装)


どんなモデル?

すみませんこれもタイトル詐欺です(笑)そんなモデルはこの世に存在しません。なんという釣り記事

ヤフオクで譲っていただいたカスタムガンで最近入手したモデル。非常に丁寧なゴールド塗装が施されており非常に美しい一丁。後述するが、ガイアノーツ・ガイアカラーで塗ったものらしい。

またベースモデルがかなり古く、スーパーバージョンよりも昔、スーパーブローバック時代もの。筆者blueはもはや知らない時代の産物なので時代考証的にも興味深い一丁。

入手方法

カスタム品なので当然存在しない。ベースガンのWA M92FSについてはマルイ M92Fミリタリーと同じくらい玉数が多いので、適当にヤフオクなどで漁ってみてもいいかもしれない。

塗料に関しては、ガイアノーツからいくつかゴールド塗料が出ているので、好みに応じて選ぶとよい。ただしエアブラシ環境がある人向けになる。

ディティール

全体像

かなり発色の良いゴールドで粒子も細かく一見するとメッキと見まごう程の出来栄えで驚く。ホイール用スプレーかなと思ったが、興味が出たので製作者に聞いてみたところ、高品質に定評のあるガイアノーツ・ガイアカラーを使用しているとのこと。

ただこのガイアカラー、ゴールドだけでも数種類あったりする。ぱっと見はパールゴールドっぽく見えるが、調色してるかもしれない。メタリック系よりも粒子が細かいのが特徴で、比重も従来の真鍮粉を使ったゴールドよりも軽いので食いつきもよさそうだ。

下地には定番のミッチャクロンを使っているとのこと。これも定番品でアルミなどの金属塗装はほぼ必須となるが、こうしたメタリック系塗料の下地に用いても食い付き向上を期待できる。ベースガンがABS樹脂なこともあり、塗膜強度は十分だ。

スライド

刻印はピエトロベレッタ刻印。注目するべくはその後ろで、MADE IN ITARY刻印が入っている。WAのベレッタは初期、中期、後期のモデルでそれぞれ刻印が違い、この刻印は初期型しか使われておらず、見分ける際のポイントになる。

MADE IN ITARY(イタリアで作ってるとは言ってない)


……というのはモノがモノだけにさすがにまずいのか、この部分はパテント問題が解決した後期型(現在のバージョン)でも単にITARY となっている。

またブローバックもまだフルストロークにはなっておらず、スライドを引いた時に後退する長さが現行品よりも短い。これは別のモデルと撮り比べたときに気が付いたもので、メカニズムもまだ発展途上だったことが伺える。

フレーム

またフレーム刻印はWA48693Zとなっており、これはある程度古いタイプのものになる。ただしこのフレーム刻印だけでは、「スーパーブローバック」なのか「スーパーバージョン」以降のものなのかは識別ができない。そして両者の間では互換性がない。

現行品(パーフェクトバージョン)のフレーム刻印はDO71516Zとなっている。2003年発売のプレミアムエディション(ブラックポリマー&シルバーポリマー)で既にそうだったため、上記WA~で始まる個体はそれなりに古いバージョンと思ってよいだろう。

グリップ周り

この作者のすごいところは、亜鉛パーツもちゃんと塗装しているところ。これもガイアノーツだろうか。これも粒子が細かいので遠目からはサテンシルバーのメッキっぽく見える。

グリップはこの銃に合わせるために別の銃から引っぺがしたもの。最近オークションでよく見かけるトルコ製の実銃用グリップで、金色のメダリオンが誂えられている。材質はたぶんウォールナットだと思うが、オイルステインで仕上げられておりなかなか雰囲気が出る。

背面

ゴールドとシルバーのコントラストが美しい。このアウターバレルも一見メッキに見えるが、よく見ると目の細かいシルバー塗装となっている。遠目からはほとんど見分けがつかない。


後述するが、この「スーパーブローバック」のモデルは、後継の「スーパーバージョン」以降のモデルとマガジンの互換性が無い。

見分け方としては、リアサイト前のファイアリングピンブロックがポイント。亜鉛ダイキャストになっており、触るとヒンヤリ冷たい。後継機種はスライド一体型のためプラスチックになっているため、ここが一番わかりやすいか。

また撮り忘れてしまったがフロントサイトでも見分けがつく。本モデルは“M92F”なのでフロントサイトは2点ドットとなるが、現行品は“M92FS“なので3点ドットとなる。

マガジン

マガジンはスーパーブローバック用の旧型品が必要で、現行品(スーパーバージョン以降)と互換性が無い。これは知らなかった!何も考えずに余っていた現行品のマガジンを突っ込んだら抜けなくなって超焦った……。

見分け方は容易で、現行品と違ってマガジン上部のひし形と、下部の楕円形のモールドが無い他、底部分の刻印も異なっている。とりあえずオクで入手してみたが、当然古いものなのでガスが入らない。まあ形だけでもあればいいか。

まとめ

今から30年近く昔のモデルになるが、丁寧にレストアされており佇まいは非常に美しい。最近のメタリック系塗料の品質向上は目指しいものがあるが、ゴールドでもここまでのものができるとは。

このモデルは金銀が反転しているWA M92FS ロミオ&ジュリエットの相方としてゲットしたものになる。あちらはINOXベースなのでクロムメッキで、片やこちらは塗装となるのだが、質感はまったく引けを取らないのが素晴らしい。

ゴールド対決

マルイ M92F

いくつか持っているゴールド塗装モデルとの比較。色味としてはこれが一番本来のゴールドに近い。オレンジの配合が決め手なのかな。みんな違ってみんないい。

他の二丁についてはコチラの記事にて紹介しています。


WA コルトガバメント シリーズ’70 プレミアムエディション ゴールド

こちらはWA コルトガバメント シリーズ’70 プレミアムエディション ゴールドとの比較。こちらはWAで実際に作られたモデルで、ガチの金メッキモデルとなる。

色味はやや黄色が強いがかなりいいセンを行っている。並べてみても質感はまったく引けを取らず、むしろ互角に見える。この写真を撮った時にあまりにもハマりすぎたので「プレミアムエディション」と勝手に名乗ってしまった。WAよ頼む商品化してくれ…。

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