最近ペンタックスがマイブームなので、ついでにもうひとつレンズ紹介。前回紹介した、FA Limited 31mm&77mmと違って元々持っていたもので、マイブームついでに久々に使ってみた。
smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR
スペック
焦点距離 | 100mm(換算153mm) | レンズ構成 | 8群9枚 |
最小絞り | F2.8 | 絞り羽根枚数 | 8枚 |
最大絞り | F32 | 寸法 | 65 x 80.5 mm |
最短撮影距離 | 30cm (撮影倍率1倍) | 重量 | 340g |
フォーマット | フルサイズ | フィルター径 | 49mm |
※手持ちは旧型品で、現行品はHDコーティングが施された HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW となる。見た目は同じだが光学設計が一新された事実状のフルモデルチェンジモデルとなっている。
ペンタックス名物 100mmマクロ
このレンズは通称・DFAマクロ100mmと呼ばれるマクロレンズで、ペンタックス版の中望遠マクロである。が、そこはペンタックスのレンズだけあって、他社メーカーとは一味違うユニークな長所を持っている。
①他社の中望遠マクロに比べると小型軽量 |
②鏡胴が細身のためマニュアルフォーカスも合わせやすい |
③ボディ内手振れ補正があるため中望遠レンズの割にブレにくい |
④簡易防滴があり多少ラフ使い方もいける |
⑤リミテッドレンズと同じアルミ製金属鏡胴で高級感がある |
マクロとしてはかなり小さくコップくらいの大きさ。しかも手振れ補正でブレにくいので使い勝手が良い。フードが長いため本体に傷が付きにくい点も◎
欠点としては、超音波モーター非搭載のためピント合わせの時の音が大きいことだろうか。虫とか鳥とか撮りたいときは他のレンズがいいかもしれない。とはいえAPS-C機のK-3なら換算150mmなので、ワーキングディスタンスでまぁなんとかなってしまうことも多い。
K-3に装着
この間購入したK-3に装着するとこんな感じ。
フードを装着すると長く見えるが外すとかなりコンパクトで、アルミ鏡胴なこともあってLimitedレンズ感がある。鏡胴も細いのでマニュアルフォーカスもしやすい。
このレンズは多くのLimitedレンズと同じフィルター径49mmなので、そのままフィルターを使いまわせる。今回はプロソフトン クリア(W)を付けている。
入手方法(2023.5)
メーカー絶版のため中古品のみ。現行品はスリムな外見そのままに光学設計が一新された HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW となる。ブラックとシルバー(限定で現在は完売)があり。
このレンズで撮った写真
みなとみらいでは毎年冬にLEDイルミネーションを行っている。
クイーンズスクエア、マークイズみなとみらい(横浜美術館前)などの商業施設の他、千代田化工、村田製作所、野村総研、資生堂、京急本社ビルなどのオフィスビルもイルミネーションを行っており、横浜駅まで楽しめる。今回はその一部を紹介。
クイーンズスクエア(東側)
LED越しに観覧車を撮影すると玉ボケが面白い感じになった。LEDはなんだかんだこういうマルチカラーのものが好き。
クイーンズスクエア(西側)
ペーパークラフト風のお城がオブジェとして置いてある。LEDを手前に据えてなるべく奥行きを持たせるように撮ると玉ボケを大きくできるが、通行人が多くてなかなか難しい。
横浜野村ビル(東側)
今回一番気に入ったのはコレ。オーロラ仕上げのアクリル板の中にLEDを仕込んで内側から光らせていて、ポケモンのポリゴンのようなテクスチャ感が面白い。どことなく漆塗りの螺鈿っぽくも見える。
フリーゲームの「ゆめ2っき」でこんな感じの風景をあった。遠くて行くのに時間がかかる上、今ではバージョンアップで入れなくなってしまったが、この場所に行きたいがために未だに旧バージョンで遊ぶことがある。
横浜野村ビル(西側)
シアン(水色)基調のLEDでまとめられている。カフェが併設されていて大人な雰囲気が漂う。
横浜東急REIホテル
ここも配色がオシャレ。シアン&ライムで爽やかに。
まとめ
この時期のみなとみらいはLEDイルミネーション祭りをやっていて、どこを撮っても絵になるので素晴らしい。江ノ島のキャンドルライトとはまた趣向が異なる浮かれムードと冬の空気感はこの時期ならでは。
ペンタックスの100mmマクロはAPS-Cボディに付けると換算150mmとなるので、圧縮効果で多くのLEDを巻き込めるため玉ボケを作りやすい。その割に小さくて扱いやすく、手振れ補正や簡易防滴も付いているため、イルミネーション撮影にはもってこいだ。
このレンズはもともと持っていた旧型のもので、やはり旧型のカメラを付けて取っているけど、それでもここまで撮れる。現在はボディ・レンズ共に新型が出ているので今から買う人はこっちかな。
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