【12月末まで】横浜ランドマークタワー「スカイガーデン」の夜景を撮る

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▶カメラ

ランドマークタワーの展望台を駆け込みで堪能。ついでにレンズ撮り比べ。

横浜ランドマークタワー 展望フロア 「スカイガーデン」

■施設概要(※2025年12月で営業終了)

入場料大人1000円 小・中学生500円 65歳以上800円
営業時間10:00~21:00(最終入場20:30)
※土曜日のみ10:00~22:00(最終入場21:30)
三脚の使用可能 ※花火大会など特別な日は不可

 横浜ランドマークタワー69階には展望フロアがあるのだが、大規模修繕工事に伴う改装工事のため2025年12月31日の年越営業をもって一時休止となる。リニューアルオープンは2028年10月以降となっているため、3年間ほどこの夜景は見れなくなってしまう。

カメラファンとしてもしばらくこの夜景は撮れなくなるので、ぜひ行っておこう。また再オープンした際にはおそらく入場料が上がってしまうものと思われる。1994年のオープン当初からずっと据置だったのだが、さすがに難しいだろう。


■なお前回訪問時の記事はコチラ


撮影機材

 今回は シグマ35mm F1.4 HSM Artニコン Ai AF Nikkor 35mm F2D で撮影を行った。前回に シグマ40mm F1.4 HSM Art を持っていって撮影したのだが、その違いを確認したかった次第。


シグマ35mm F1.4 HSM Art

 今回は4時半くらいに到着。まだ明るい状態から撮影ができている。ちょっとガスっているがまあ許容範囲内といったところか。

今回もホワイトバランスは5000Kで撮影している。絞りについては撮れる限界まで開いている形でこの時間はまだ余裕があるが、暗くなってくると必然的に開放絞りになる。



 日が暮れたタイミングで一周したところ。前回シグマ40mm F1.4で撮った時と同様、ISO2500、絞り1.4くらいで撮っている。横浜市役所・スタジアム方面は明るいのでISOや絞りを一段下げる余力があり、若干画質が改善しているかもしれない。

やはりシグマ40mmに準じた写りとなるのだが、四隅はさすがに40mmのようにはいかないようだ。まあ35mmは重さ660gとまだ常識の範囲なのだが、40mmは圧巻の1,200gなので、この質量の差からくる補正緑はさもありなんといったところ。



これをいいとこ取りしたレンズがタムロンSP 35mm F/1.4 Di USD (Model F045) なのだが、電磁絞り採用でD200やD80には使えないという弱点がある(これはシグマ40mmもそうだが)

そんな人がいるかどうかは謎だが、ニコンDFやD850と現行のZマウント機で二刀流をしたい人などは候補に上がるかもしれない。まあこれも重さ800gと結構重いのだけど。


ニコン Ai AF Nikkor 35mm F2D

 こちらはAF NIKKOR 35 F2で撮ったところ。ニコン同士の純正なのでZマウントでも問題なく使えるが、モーター非搭載のDタイプレンズなので、FtzでZマウント機に用いるとAF撮影はできずMF撮影レンズとなってしまう点は注意。

(若干ピンボケかもしれないけどご愛敬)

中心の解像度は普通に悪くなく意外と健闘している。ただし周辺や四隅に向かってコマ収差がかなり盛大に発生しており、ディティールは大きく崩れてしまっている。またパープルフリンジはそれなりに出ている。この辺はやはり時代相応という感じになるだろう。



 これも暗くなったところ。絞りがF2止まりなのでISOは3200まで上げている。

確かにコマ収差やフリンジは気になるが、遠目で見ると意外と見られる絵になっていると思う。夜景だと点光源がメインになってしまうため目立ってしまうが、通常の撮影だとここまで目立つことはないし、レンズ自体が軽くて小さいのでむしろ使い出はある。

Fマウント時代のAPS-C機用の鉄板レンズでAF-S NIKKOR 35mm F1.8Gというものがあったのだが、こちらはフルサイズでも使いまわせるという点も個性になっていて面白い。

コマ収差比較

 コマ収差を比較してみる。そこまで厳密に撮り比べているわけではないが、参考程度までに。


シグマ35mm F1.4 HSM Art

 若干画質が荒いが割と良好に補正されていることがわかる。マリンタワーはちゃんと形を保って視認できるしフリンジもあまり目立たない。2013年時点のレンズなので電子補正もなされておらず、素の写りでこれはすごい。

このレンズの特徴は汎用性の高さで、D200やD80といったCCDセンサー時代のオールド機から、最新のZマウント機まで使いまわせることだ。画角もフルサイズで35mm、APS-C機で換算52.5mmとして使える。ガチャガチャ遊ぶと面白い。


AF NIKKOR 35mm F2D

 コマ収差が激しくマリンタワーはわからなくなってしまっている。一方で中心に限れば画質は良好で見れる絵になっている。その意味ではオールドレンズに名実ともに似ていて、おおらかに使うレンズなのかな。

またはAPS-C機につければ収差は穏やかになるし、もとはフルサイズなので周辺減光も少ないのでそういう運用向きかもしれない。

シグマ40mm F1.4 HSM Art

 この40mmは一昨年前に撮影したもの。さすがに最強すぎる。コマ収差がほとんどなく建物のテクスチャはきれいに保っている。これでF1.4絞り開放なのだから恐ろしい。

ただこの40mmは重さが……。中望遠レンズ並みの重さと大きさがあるので気軽さは下がる。こういった展望フロアのような定点撮影に用いる持ってくるレンズとしてはとても優秀ではあるのだが。

おまけ:スマホカメラ

 おまけでスマホカメラで撮影(android)換算画角は28mmくらいだろうか。設定はオートでシャッター、絞り、感度などはカメラ任せになっている。

さすがにフルサイズカメラと比べると取り込める光の量が段違いなので違いはわかってしまうが、意外とまともに写っている。筆者のスマホは2021年くらいに買い替えたものでスペックの高くない廉価機なのだが、最低限の写りはする。

というか記録用ならこれでも十分すぎる写りだ。

おまけ2:ホワイトバランス

 ホワイトバランスを比較。それぞれ左上から、5000K、4000K、3000K、2500Kとして撮っている。ニコン機の低ケルビン帯の色合いはなかなか素敵で、個人的には一番しっくりくる。

筆者は何も考えず夜景を取るときは、5000kと3300kくらいで撮っていることが多い。3300Kはターゴイズブルーのような色合いになって涼しい一方やりすぎてなくてよい。



 今回は2500Kで撮ってみた。一気にサイバーな雰囲気になってこれはこれでいいかな。寒そうな雰囲気だがこの日は実際に寒かった。

まとめ

 今回は横浜ランドマークタワー 展望フロア 「スカイガーデン」で撮り比べを行った。12月で一時閉鎖なので駆け込みで行ってきた次第だが、どうせならレンズの撮り比べをやってみようと何周かグルグル回って撮っていたのだが結構楽しめた。

面白かったんで、なんかもうひとつ撮り比べ企画はやってみようかな。新旧比較は何回かやっているのでZfcとZ7で撮り比べとか面白いかもしれない。


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