Tricker’s M5634 Stow(エイコーン)

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
靴関連

4足目にしてようやく真打の登場。お腹が空いたらトリッカーズ!大正義エイコーン。

どんなモデル?

 イギリス・ノーザンプトンに工房を構える老舗のシューメーカー、トリッカーズ謹製のカントリーブーツ。このモデルに関してはストウ(Stow)となる。モールトン(Malton)ではない。

同じくフルブローグのカントリーブーツであるモールトンとの違いは‥‥正直分からない。ストウはレザーソールでモールトンはダイナイトソール説とか、ストウはカーフレザーでモールトンはゴースカーフレザー(シーシェイド)とか諸説あるのだが、どれもはっきりしていない。

だがこのモデルは紛れもなくストウである。その理由は後述。


ディティール

全体像

 このモデルはストウとなる。カラーとしてはおそらくはマロンアンティークだと思われる。ソールはダイナイトソールになっており、実質モールトンと同じ靴になる。ここにきてまさか同じ靴を4足も買うことになるとは思わなかった‥‥。



 この個体は美品だが店売りゆえに若干放置され気味で、少し乾燥している様子も見られる。後でメンテナンスした後の姿と比較したいのでまずはこのまま撮っていくことした。クリームを塗って艶出しした後の姿が楽しみだ。


フルブローグ

 トリッカーズといえばこれである。4足目にしてようやく王道カラーのお目見えとなる。こうしてみるとフルブローグはやっぱりエイコーンやマロン、シーシェイドといった暖色系のカラーリングと相性がいいのかなと感じる。

コバがダークブラウンに塗られておりそのコントラストも美しい。ダークブラウンのコバはネイビーにも似合うので鉄板の仕上げと思う。ブラックだとあまり見ないがワークブーツだとよく見るので合わないこともないのだろう。

ダイナイトソール

 この個体はダイナイトソールになっている。ブラウンのタイプのようだ。右のトップリフトが若干すり減ってはいるが許容範囲内でまだ全然履ける。トゥも全然残っているのでしばらく修理に出す必要はなさそうだ。

その他

 この個体については茶ロゴとなっている。ロイヤルワラントはあるので1989年より後に作られた個体ということになりそうだ。



トリッカーズのパッチと、型番のサイン。製造番号855862・M5634 STOW・UKサイズ8・フィッティング5ということになる。このモデルが「ストウ」であることはここで判別ができる。

この人のサインは読みやすくて助かる(笑)チョット後の90番台最初の頃のサインは読めねえwwwってなるので素晴らしいの一言。

履き心地

 履き心地については、UK8だが特に不満もなく履ける。手持ちにUK8のモールトンは3足あるが、修行が必要だったのはネイビーだけで、残りのホワイト、エイコーンについては特段の慣らしもなく履けている。

どれも履き口が開いていない新品同様か美品のものだったので、おそらくは個体差によるものと思われる。UK8とUS8の違いやコマンドソールだときつくなる可能性も考えたのだが、これがついているホワイトは新同品の段階でストレスなく履けているので、やはり個体差なのだろう。



エイコーンアンティークの色合いについては、これまたどんなボトムスにも合うため非常に便利だ。マロンアンティーク、エスプレッソ、バーガンディは使い勝手が良く、スラックス、チノ、ジーンズ何にでも合うので非常に都合が良い。

これも会社がオフィスカジュアルであることを逆手に取り、コッソリ職場で履いている。ガシ履きしても簡単にはヘタレない耐久性がトリッカーズの魅力でもあるので、末永く付き合っていけるだろう。

入手方法

 このエイコーンアンティークについてはレギュラー品になるので、基本的にはいつでも入手が可能。トリッカーズではエイコーン、マロン、エスプレッソ、ブラックの4色、+シーシェイド(モールトン)レギュラーカラーになっている。

ストウかモールトンかについては、現状これという違いはないのであまり気にしなくてもいい。ソールについてはレザー、ダイナイト、コマンドの3種類があるが、一番無難なのはダイナイトだろう。

レザーは返りがいいので歩きやすいが水に弱い。コマンドは耐久性は一番高いがデザインが武骨で重さもあるので人を選ぶかもしれない。カントリーブーツという性格にはあっているのだが。

メンテナンス

 有名な靴なのでクリームの最適解は決まっているらしい。とりあえずモゥブレイのライトブラウンを塗るとよいと聞いたのでこれを購入。ある程度履き慣らしながら3回ほどクリームを入れてみたところこのような表情になった。 


艶を取り戻し、エイコーン感が出てきたと思う。ただ毎回塗っているとのっぺりになってしまうので、様子を見ながらニュートラルと交互に塗っていくのは他と同じかな。薄色なのでアニリンカーフクリームで仕上げてもいいのかもしれない。

シューツリー(シューキーパー)

 なおこの靴は中古品なのだが、親切なことにシューツリーまで付属してきた。ブーツ用の結構高いヤツだ。これで¥16,800はマジで有難い‥‥。

結論から言うとシューツリーは持っていた方が良い。靴好きにとっては常識だが、ブーツはただでさえ高価なアイテムなところ、木製シューツリーもそれなりの金額するので経済的に手が回らないことが多く、筆者も持っていなかったが早速効果を実感することになった。

amazonで探したところ、レッドシダー製の手頃なヤツが出てきたので紹介しておく。




シューツリーを入れるべき一番の理由は型崩れの防止で、特にヴァンプに入った履き皺を伸ばす効果がある。オーバーサイズで履いていたり、コマンドソールやラグソールなど反りが強いソールが付いている靴ほど効果的だ。

これは中古靴のような既に皺が入ってしまった靴でもある程度有効で、ヴァンプの履き皺にジュエルのブーツオイルを薄く塗り込んで、それなりの期間保管していると結構シワが伸びて改善すると思う。

手持ちの靴全部にシューツリーを入れる必要はあるかは趣味の世界になるので微妙だが、中2日明けてローテーションできる程度に手持ちのある人ならば、いくつかストックしておくと便利なことは確かだろう。本当は全足分あるに越したことはない。

まとめ

 まさかの4足買いになってしまった。まあストウだからこれは違うからセーフ(アウト)

ネイビーとエイコーンについては無難な色なので使い勝手がいい。オフィスカジュアルなど時と場合とTPOを選べば、通勤に履けないこともない。ホワイツセミドレスやレッドウィングベックマン履いて出社するのは勇気がいるが、この靴ならば不自然はないだろう。

というか今時のスーツスタイルにそこまで厳しく言う人はいないだろう。わかっていない人も多いし、第一オッサンの服や靴をそこまで見ている人もいるまい。



そういう意味では気楽な靴で、シーンやファッションを選ばず、デザインも華があり、頑丈で耐久性に優れると基本を押さえているので使いやすい。履き込めばそれなりの表情の変化も見せてくれ、愛情をもって履けばそれに応えてくれる。そんな靴だ。控えめに言って最高だ。

今まで通勤靴はそれなりの価格のものを量販店やアウトレットで買って、消耗したら履き潰していたのだが、中古とはいえ同じ価格かそれ以下でこれが手に入るならこちらの方が全然いい。何もカントリーブーツにこだわらずとも短靴やプレーントゥもあるし。

恐怖のトリッカーズ地獄

 余談だが中古の英国靴を探すとなるとトリッカーズが一番安い。そして玉数の多いカントリーブーツが出物の8割以上を占め、また需要が限られやすいブーツの方が安い。また玉数の多さからレアカラーの個体が出回る確率も高い。

‥‥というわけで、お金のない人が中古の英国靴を揃えるとカントリーブーツばかりになってしまう現象はあると思う。かつての自動車界隈でいうマツダ地獄ならぬトリッカーズ地獄に陥ってしまい、見事首まではまってしまっている。


新品同様品~美品を4足ついてきて、全部ダイナイトorコマンドですぐに使え、おまけにシューツリーまでついてきて10万円を切っているので、お得感は多分にある。中華時計もそうだがこれで靴趣味がアガリになってしまう可能性すらある。

革靴については結局耐久性が正義だと思う。この路線で行くとトリッカーズとかチーニーとかゴツイのばっかりになってしまうのも考え物だが。マスターリーガルはどうなのだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました