【レビュー】AI Nikkor 50mm F1.8S ②

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▶カメラ

前回の続き。引き続き高円寺界隈をお散歩中。

機材構成

前回に引き続き、ZfcにAis Nikkor 50mm F1.8を装着している。マウントアダプタのFTZのデザインが少し(いや大分)納得いかないが、撮る分には問題なし。

このレンズで撮った写真

高円寺駅西商店街

高円寺駅を西に向かって歩くとガード下が飲食店街になっている。ここもなかなか年季が入っておりゴールデンポイントが高い。隣の阿佐ヶ谷駅まで行けるらしい。


一見怪しい雰囲気もありそうだが、実際には人通りの多い場所でおしゃれな外装のお店も多いので入りづらい雰囲気はない。


なんか色々ツッコミどころの多い酒瓶が。

右側のは有名。スラムダンク作者の好きなお酒がそのままネーミングになったそうでいわば元ネタ。「みついのひさし」ではなく「みついのことぶき」と読む。背番号の14はこのお酒のアルコール度数。


左側のは初めて見たwww なぜこれを酒(喜久盛)にしようと思った。

ちなみに ネコと和解せよ(三芳菊)も存在するらしいが、東北民か2ch住民じゃないとわからないネタと思う。これなんとかしてマルフク(酒)も造れないかな。

高円寺駅前小路

駅からすぐのところにある路地裏で、高円寺でも一際ディープなスポット。昭和時代にタイムスリップしたかのような趣深い居酒屋や古家が所狭しと並ぶ。人気スポットらしく意外と人通りは多い。


路地の出口は前回に歩いた「高円寺北中通り商栄会」となる。非常にエモなところで、適当にシャッターを切っているだけでシネマの1コマっぽい感じになってしまう。


お気に入りの一枚。最近はデジカメの高性能化したことでダイナミックレンジが広くなり、高感度ノイズも少なくなったのでこういった「暗闇」を表現した写真が手軽に撮れるようになった。

写真をやっていると「余白は埋めるもの」とどうしても思ってしまうが、「余白」を使って何かを表現できる写真が撮れるようになると面白いかも。


純情商店街・庚申通り商店街

ここは高円寺駅から北に向かって伸びている商店街。

この辺からだんだん疲れてきていて、構図や露出のばらつきやピントのブレが目立ってきている。

写真バーがあるようだ。看板のサブカル系お兄さんがちょっと東京喰種っぽい。めっちゃえっぐい赫子撃ってきそう。

小杉湯

庚申通り商店街をしばらく進んでから左に曲がるとある銭湯。昭和8年(1933年)創業の老舗で、ミルク風呂が売り。朝から歩きっぱなしで汗かきまくりだったこともあり、せっかくなので入浴していくことに。

何気なくふらっと入ったが人気店らしい。事前に純情商店街の100均まで戻ってタオルを買ってきたが、レンタルもやっているのでなくても入浴は可能でボディソープやシャンプーも浴場内にある。地元の人以外も想定したサービスはうれしい。

この銭湯は手書きポップやラミネーター加工された読み物などが置いてあったり、各種イベントやコラボなどを積極的にやっていたりして雰囲気がとても良かった。SNSでの情報発信も積極的に行っていて、リピーターが多いのも頷ける。

また「小杉湯となり」という近隣施設を展開していて、シェアスペースやカフェ、居酒屋などの近隣施設とも提携をしている。こういう地域や社会を巻き込んでの取り組みはとても好感が持てる。

まとめ

夜景スナップを撮っていると、レンズの「古い」「新しい」が段々わかってくる。大きな違いは逆光耐性と絞り開放におけるシャープネスで、いわゆる「ヌケの良さ」というやつだ。

たとえばZマウントのNIKKOR Z 24-70mm f4 Sとか、ペンタックスのHD版 DA40mm などを見ると「ヌケの良さ」はなんとなくわかると思う。

古いレンズはこの点がどうしても新しいレンズにはかなわないが、ただ古いレンズも捨て難くいわゆる「写真的な写真」が撮れるので、これは良し悪しではなく個性だと思う。シーンや被写体に応じてレンズを選ぶというのもまた面白い。

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