今回はお遊び企画。中目黒の桜を頑張って型落ちスマホで撮った結果
スマホでスナップ夜景は撮れるのか?
カメラで撮影できる画質は基本的には機材性能に依存する。遠くの景色を速く撮ろうとすると機材は大きく・高くなっていく。
夜景もまた然りでなるべくシャッタースピードを落としてISO感度を上げなければならない。そのためには絞り開放値の小さい大口径レンズ(ハイスピードレンズ)や、高感度ノイズの少ない大型イメージセンサー搭載機が必要で、それなりの装備が必要になってくる。
だがいつでもフルサイズ機やF1.4のレンズを持ち歩けるわけではないし、フルサイズよりも大きい中判カメラは汎用性の観点からやりこみやマニアックの領域を出ない。そして往々にしてカメラを持ってないときに限って撮りたい景色や残したい絵に出くわしたりするものだ。
今回はそんなシチュエーションで、たまたま用事があったついでに寄ってしまった感じになる。当然カメラは持っておらず、右手にあるのは型落ち5年のスマホだけ。これでどこまで夜景スナップを撮れるのか。
なおミラーレスカメラ(Zfc:APS-C機)で撮った写真はコチラ。
このスマホで撮った写真
池尻大橋駅~山手通り




今回も東急田園都市線・池尻大橋駅側からスタート。中目黒よりも空いていて純粋に桜を楽しみたい人はこちらがオススメになる。
これらは例によってjpg撮って出しになるのだが意外と健闘しているように見える。露出がオートなのでよくわからないが、ISO2000~3200、シャッタスピードで1/20~1/40くらいの絵で出てくるのではないか。
ここからアプリでレタッチすればまあまあ映える絵にはなるんじゃないかと。


撮影した時期はまだ7分咲きといったところで余力が残っている。池尻大橋側は屋台や出店がないため人も割と空いていて見やすい。また提灯以外のライトアップもないので撮影したい人はこちらの方が都合がいいかも。
レタッチするなら提灯と水面の明度を落として、枝部分の明度を持ち上げるといった調整になるだろうか。多分コチラの方がやりやすい気はする。
撮影フィーリング
余談だがスマホカメラでの撮影フィーリングは一昔前のコンパクトデジカメに似ている。筆者がはじめて持ったカメラはコンパクトデジカメで、当時は富士フイルム Finepix F10を使っていたのだが、この機種は高感度撮影が当時のコンデジとしては強かった。
今回のスマホでの撮影フィーリングはその時の感覚に近かった。予想に反して意外と撮れているところはコンデジ的だし、オート露出が思うように合わないときに構図を上下して合わせて撮る癖もこの時のものだ。
このFinepix F10は今は流石に残っていない。しかし現在はオールドコンデジとして脚光を浴びて人気の機種になっているらしく、時代が一巡した感があって感慨深い。
山手通り~中目黒駅周辺




横断歩道を渡って首都高速C2と山手通りを横断して中目黒駅に近づいてきた。この辺からは桜本体がライトアップされていて、出店や屋台も出てきて華やかになる。同時に人通りも増えてきていつもの人混みといった感じになる。
ライトアップされているので鑑賞する分にはありがたいが、写真で撮ろうとすると露出が噛み合わないことが多いので結構苦労する。スマホもその例に漏れず、オートなので適性露出がうまいこと拾えず構図を上げ下げしたりして結構難儀している。
ふと提灯に目をやると嵐の名前が。さすが中目黒芸能人の街だ。仕事柄赤坂や六本木、汐留に行く機会が多いがこういうのを見かけると「東京」を感じる。

前回記事にも紹介したスターバックスレベル100の店舗。これがあるのは全国展開しているスタバでも珍しいらしい。当然予約しないと入れないそうでその辺のスタバとはレベルが違う。たぶんアルバイトの人も選ばれし者なのだろう。


スマホで難儀するのがマクロ撮影。最短焦点距離自体は満たしているのだがこのような暗いシチュエーションだと合焦してくれない。まるでどこぞのペンタックスのようだ。
結局3分くらい格闘して頑張ったのだけど無理だったのであきらめた。

興味深かったのはこれ。ユスリカ駆除するための電撃殺虫器らしい。ユスリカは昨年の大阪万博でも問題になったが吸血するタイプの蚊ではない‥‥という蚊ではない。幼虫はアカムシといってアクアリウム民だと生き餌としてお馴染みの存在だったりする。
ただ不快害虫としての側面はあって大量発生すると蚊柱を形成して非常にうっとおしい。メダカがいれば抑制されるのだが、目黒川にはたぶんいないのでこうした設備は必要なのだろう。
夜景スナップ



そのまま中目黒駅に戻ると人混みで非常に苦労するので、途中道を逸れて代官山方面を目指すことにした。いつものように夜景スナップを何枚かテストしてみる。豆粒センサーのスマホだと非常に厳しいものがあるのだが‥‥。






ところがこれも意外と健闘している。何なら筆者が普段撮っているような画像とあまり遜色がない。アスペクト比が違うのでスマホで撮ったものとわかる。
光源が若干アナモルフィックレンズのような筋を描いているが、これはスマホ表面のガラスをハンカチで雑に拭いたからだろう。エフェクトとしてこれはありかも。






この辺りは割とオシャレ度が高い。ネオン管やLEDを置いて観葉植物や野草ごとライトアップするやり方はアクアリウムにも似ている。雰囲気が良かったので思わず撮ってしまった。なるほどこういう方法もあるのか。
なお撮影した場所はそれぞれバラバラなのだが、ひとまとめにするとテーマとして統一感が出るのもおもしろい。
代官山周辺


目黒川から旧山手通りに上がって代官山周辺。この辺りはメンズファッション誌にもよく掲載されたショップが多く集積する地域で、筆者が学生時代によく散策していた場所になる。あれから年月が経って随分ご無沙汰してしまったが当時の記憶を頼りに辿ってみる。
まず蔦屋書店。これはかつては車道を挟んで向こう側に店舗があったのだが場所が移転したようだ。中目黒駅前の東急線ガード下にもありこちらもやはりオシャレ。


ハリウッドランチマーケット。言わずと知れた老舗のショップでアメカジブームの火付け役にもなった偉大なお店だ。この代官山のシンボルにもなっていて、このお店があったからこそ今の代官山があるといっても過言ではない。

それからOKURA。ここも聖林公司系列のショップで本藍ジーンズや鹿子素材のパンツ、麻素材のシャツなど和風アメカジファッションを展開している。この向かいにハイスタンダードというお店がある。
また横浜にもブルーブルー横浜というお店があり、こちらは大さん橋のシンボルになっている。


そこから駅方面に歩くとA.P.C. 別名「フランスのユニクロ」とも称されるブランドで原宿やみなとみらいなどの店舗はかなり長い。この代官山の店舗も20年ほどここにある。ジーンズにも定評があり、筆者もニュースタンダードを一枚持っている。
駅前まで移動するとリプレイ。こちらはイタリアのブランド。ここもファッション誌の常連のブランドでメンズノンノや在りし日のジョーカーなどによく載っていた。


都道416号線に出て恵比寿駅方面に歩く。通り沿いにあるzapady-dooは雑貨屋さんで食器類が充実している。デュラレックスのグラスやダルトンのカトラリーなどが置いてあって、リーズナブルかつバリエーションが豊富なので楽しい。
その向かいにはGTカメラが。フィルムカメラを中心に扱うカメラショップになるが場所柄珍しく、ついでに寄りたくなる。この日は既に閉まっていたので外観のみ。


袋うどんで有名なシマダヤ本社の道を左に曲がると代官山駅にたどり着く。道中にはヴィンテージマンションがありなかなか風情がある。
右の場所にはかつてドメスティックブランドで有名なアタッチメントの直営店があった。服が好きな人は結構通ったのではないかと思う。筆者も熊谷氏名義のコードバンブーツを一足持っておりオフの日などに履いている。これもそのうちレビューしてみたいところ。
まとめ
今回はスマホで夜桜や夜景が撮れるかという企画だった。一見無謀にも思われたが、筆者のカメラ趣味の原点であるコンパクトデジカメを彷彿とする撮影フィーリングを楽しめて思いのほか楽しかった。
経路としては田園都市線 池尻大橋駅 ⇒ 東横線 中目黒駅 ⇒ 同 代官山駅 ⇒ JR線 恵比寿駅 という感じになるのだが、意外と距離が短く見どころも多いのですんなり歩ける。
今回は普通に恵比寿駅から帰ったのだが、筆者も若い頃は代官山から並木橋まで歩いて左折して渋谷方面に出たり直進して表参道・原宿方面に出たりとかよくやっていたクチで、服や雑貨が好きな人は割と歩くことも多いルートではないだろうか。



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