【レビュー】AF NIKKOR 35mm F2D ②

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▶カメラ

前回に引き続き溝の口駅周辺を散策。

撮影機材

前回から引き続き、フジX-T4にAF NIKKOR 35mm F2Dの組み合わせで撮っている。換算52.5mmと取り回しやすく、デザイン的に違和感もない。

アダプタはK&F Conceptのを使っているが、焦点工房のこれがデザイン的に一体感があっておすすめ。Fマウント⇒Xマウント用。

このレンズで撮った写真

溝の口駅西口

先ほどの西口商店街や踏切から少し行くと溝の口大通りに出る。このあたりもカフェや居酒屋などの飲食店が集積しており、待ち合わせに困らない。


3枚目の焼肉屋の看板はすごい魅力的。これLEDかな。オレンジの色合いがすごくいい。LEDチューブはどうしてもネオン管よりも質感で一歩譲るところがあるが、これはなかなかオーラ出てる。

行ってみたいんだけどこっち方面に住んでいる知り合いがあんまりいないんだよなぁ。

大石橋(二ヶ領用水)

溝の口駅近くを流れている川で…否、川ではない。神奈川県下で最も古い人工用水路で、南武線沿線を並走する形で多摩区から幸区までを流れており、その全長は約32kmにも及ぶ。

用水路とはいえかなり由緒のあるものでその歴史は江戸初期までさかのぼる。測量開始時期は慶長2年(1597年)と関ヶ原の戦いよりも昔という凄まじく古い代物。完成から約410年後となる2020年に国の登録記念物に登録された。

特に有名なのは宿河原~登戸の桜並木で、とても風情がある。



1/15秒 F2 ISO6400という力技で撮るとこんな感じになる。ボディのX-T4は高感度耐性が2020年製のデジカメとして水準のものを備えているし、手振れ補正はかなり強力なので肉眼を超える明るさの写真も容易に撮れてしまう。


フィルムシミュレーションはベルビア(鮮やか)で撮っている。元ネタがリバーサルフィルムなので彩度が高く出るが特に黄色が強く出る。色がどことなくニコンっぽい。

溝口中央商店会

スナップ写真は複数枚からベストショットを選ぶポートレートや静物などと違って、二者択一で迷うことがなかなか多い気がする。例えば…。


この二枚だとblueは右の方が好きだったりする。左の方が構図のバランスがよく余白が少ないが、右は下の暗黒部分の含みがありそうな感じが好き。


同じ被写体でも向きや高さを変えることで背景が変わる例。これも右かなぁ。電球のフレアの感じと、全体の色合いの調和が取れていて好み。


3枚全部好きなやつww これもうわかんねぇな
これは印象的なのは3枚目かな。LEDは高速点滅を繰り返す光源でシャッタースピードによっては空振り(フリッカー)があるという話は前に何回かしたが、それがうまくはまったパターンになる。


高津周辺

そんなこんなで撮り歩いていた通りはどこか見たことのある景色。奥には見覚えのある高架線が。あれこれってもしかして・・・。


高津駅!高津駅じゃないか!!
うっかり1駅歩いてしまった。ということはこの通りは府中街道で、まっすぐ行くと登戸とか稲田堤で、戻ると第三京浜のインターがあってもっと行くと川崎駅に行くあの通りだ。マジかぁここに出るのか…。


この高津駅をしばらく真っすぐ歩くと国道246号線との立体交差に出る。このガスト溝の口店は天体戦士サンレッドにも出た場所で、1話でヴァンプ将軍とアーマータイガーくんが打合せしている場所となる。

歩いた景色と車で走った景色、電車で眺めた景色ってそれぞれ認識や印象が違うけれども、それらが繋がって1本の「道」として自分の中で地続きになった瞬間って気持ちいい。

「ああこの道ってここに出るのか!」みたいなやつは散歩の醍醐味といえる。

まとめ

新しくX-T4を導入したのはいいがまだレンズがなく、間に合わせという形で35mm F2Dを導入したのであるが、思ったよりもエンジョイしてしまった。レンズ内手振れ補正も効くので思ったよりも快適に撮影できる。

撮っていて感じたこととしては、フジ機はニコン機とまた色の出方が違っていてダイナミックレンジが広めに出るようだ。この間のZfcとの撮り比べのときに思ったのはきっと気のせいではない。


X-T4はHDRも手持ちでシャキシャキいけるので体感すると諧調表現をかなり稼ぐことができる。上のガストの写真もHDRで撮ったものだが、三脚使ってマジメに撮ればjpg撮って出しでもほぼ白飛びなしの写真が撮れるかもしれない。

これは他のレンズでも試したくなってきちゃったかも。

関連商品

ニコン35mmは激戦区で有名。どれもいいレンズだけどチョイスするならこの3本かな。

Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

ニコンのAPS-C機で運用するなら有力候補。小さく軽くてよく写ってしかも安い。超音波モーター内蔵なのでFTZを噛ませてZ50やZFCに装着してもオートフォーカスが利くのが長所。

欠点はAPS-Cフォーマット専用でフルサイズ不可なこと。事実上52.5mmのレンズとなる。

SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

シグマの誇るArtライン1号機。Art伝説はここから始まった。

その世代におけるどの35mmレンズよりも画質が良く、各マウントで使えてしかも一番安いという凄まじいレンズ。フルサイズフォーマットの上超音波モーター内蔵なのでFマウントとZマウントのどちらもAFで使えるのもよい。(Zマウントは要FTZ)

なおさらに強化されたSIGMA Art 40mm F1.4 DG HSMというものもある。もともとシネレンズとして開発されたもので周辺画質の低下、フォーカスブリージングという概念のない究極レンズ。その重さは35mmの1.8倍。

Nikon NIKKOR Z 35mm f/1.8S

Zマウントでのレンズ。新しいだけあって光学性能は一番良い。50mm F1.8Zと同じ味はない系のレンズで、そこにある被写体をただありのままに切り取るといった感じ。

欠点はZマウント専用のためFマウントでは使用不可。またAPS-C機で使うと換算52.5mmとなって使いまわしが利くが、Zfcはデザイン的に若干似合わないかも。

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