【レビュー】SMC PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited ③ソフトフィルターで下北沢散策

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▶カメラ

ソフトフィルターのテスト……のつもりがただのエンジョイ日記になってしまったの巻。

Kenko PRO1D プロソフトンA

ケンコー製ソフトフィルターの一種で、輪郭をぼかしデフュージョン効果を与える効果のあるフィルター。花を撮撮りや星景撮影に用いられることが多い。フィルターによって強弱があり〔B〕⇒〔A〕⇒〔クリア〕の順番に効果が強い。価格はその逆の順番になる。

MC PROソフトン(A)との違い

メーカーによると、本品PRO1D プロソフトンの方はデジタルマルチコートが施されており、フレアやゴーストが出にくくなっているようだ。効果自体は同じだが逆光耐性を気にする人はこちらがよい。

他のソフトフィルターとの違い

似た効果のあるフィルターにフォギーがあるが、フォギーはその名(霧)の通り光の拡散効果が強く画面全体が白っぽくなりやすい一方で輪郭そのものは残しやすい。輪郭線を薄くしたり軟調にしたいならプロソフトンの方が良い。

またブラックミストは点光源のにじみがプロソフトンよりも小さく芯を残すソフト効果となる。白っぽくなりにくいためスナップ夜景用途だとプロソフトンよりも使いやすいが、星景撮影では効果が薄いことは注意。

撮影機材

ペンタックスK-3 MarkIIIsmc FA31mm F1.8を装着。ペンタックスにおける鉄板装備で、APS-C換算46.5mmとほぼ標準レンズとして機能する。

FA31mmは2001年(フィルム時代末期)発売とオールドレンズに片足突っ込んでいるはずが、熱烈なファンが多く使い続けるペンタユーザーが後を絶たない。フィルター径58mmとツブシが効くためこのようなフィルターワークとも相性が良い。

またこれも繰り返しとなるが、K-3 IIIは本当にいいカメラ。


このフィルターで撮った写真

今回は下北沢を散策。超久々に来たわけだが、小田急の地下ホームがまさかの複々線になっていてびっくりした。地下駅にもかかわらず特急と各停の待ち合わせができてしまうのだ。横浜市営地下鉄線の関内駅、京浜急行線の京急蒲田駅のように、上下線で階層が異なる方式となっている。

横浜・川崎方面から訪れる場合、渋谷経由だと京王井の頭線乗り換えになるのでちょっと面倒なイメージがあるが、小田急線だと特急で登戸の次なんで意外な程簡単にこれる。本厚木⇒町田⇒新百合ヶ丘⇒登戸⇒下北沢となるわけだが、登戸⇒下北沢はいつもワープ感があって酔う。

なお本日は プロソフトンA + カスタムイメージ「ポップチューン」+ ホワイトバランス6500K という超コッテリ設定で撮っている。ポップチューンはその名の通りInstagramで映えそうな、かなりポップでキャッチーな絵が撮れる。

駅前

従来あった線路や踏切がなくなって方向感覚がわからなくなったが、とりあえず当時のお店の場所の頼りに散策開始。下北沢は古着屋のメッカで至る所にショップがある。北エリア南エリアに分かれているので、8の字を描くように巡回すると効率よく回ることができる。


京王井の頭線ガード下はミカン下北という飲食店街になっている。タイ料理がおいしそう。ここはプロムナードを歩くとそのまま茶沢通りまで抜けられるので便利。

ソフトフィルターがさっそく威力を発揮しており点光源がにじんでいる。ディフュージョン効果は標準的な強さの[A]でも結構強い。胸焼けしそうな人は[クリア]にするか、ブラックミストプロテクターでもいいかもしれない。

北エリア

カスタムイメージ「ポップチューン」は見ての通り原色系の派手派手な仕上がりにある。黄色は「風景」よりも強く、赤に至っては色が飽和してしまう。しかしながら青も濃い。とにかく彩度とコントラストが高く、パンチのある仕上がりになる。

これにソフトフィルターを重ね、色温度を赤系に振るとこのようなコテコテの仕上がりとなる。食べ物でたとえるとジャンクフードの様なもので、これでずっと撮っていると段々食傷気味になってくるかもしれない。

けれども下北沢のキャラには合っているし、インスタなどSNSに1枚上げる用途としてはいいと思う。似たような効果にはニコン機の「ポップ」、フジフイルム機のフィルムシミュレーションなら「ベルビア」といったところ。


一昔前は踏切があったあたりのエリア。線路がなくなって違和感が半端なく若干困惑気味だが、これらの景色は変わっていないのでちょっと安心する。

下北沢は劇場やライブハウスが多く集まり音楽・演劇関係者が多い街なのだが、その性格上サブカルも盛んだ。渋谷とは明確に毛色が異なる。その辺の大学生が似たようなカメラを持ってスナップ撮影を興じていたりするので、居心地が良い。

下北沢一番街

下北沢一番街は北エリアにおけるメインストリートになる。この通りと下北沢東口通りはファッションショップや雑貨屋が多く、ぶらぶら散歩をしているだけでも捗る。

この通りにあるNEW YORK JOEは古着屋だが、その名の通り銭湯(八幡湯)を改築して作られており、名前がダジャレになっている。元は銭湯なので店内は広くて入りやすい。

この界隈は古着屋が非常に多いので「下北沢 古着 おすすめ」などと調べると効率よく調べることができる。時代や場所(アメリカ・ヨーロッパなど)それぞれに得意分野もあるので調べてみるとよい。

下北沢駅東口

下北沢東口の駅前通り。右手に東洋百貨店があり、まっすぐ行くと下北沢一番街に出るあの通りといえば通じるだろうか。賑やかな通りだが格子状に細道がありそこにもショップがある。


フラミンゴ。ここは大手の古着屋さんで一昔前のハンジローのようなお店。表参道や原宿にもあるが、下北沢にはなんと4店舗もありそれぞれ特色が異なる。東口の駅前通りを一本入ったところにあり、ひときわ明るいので目立つ。

下北沢西口

一度駅前まで戻って今度は南方面へ。前述の通り、下北沢は北エリアと南エリアを8の字状に巡回することができるので探索がしやすい。ちなみに筆者は割と南エリアの方が好きだったりする。


南エリアにも古着屋はありこの2件は老舗。どちらもアメリカ・ヨーロッパから買い付ける「古着」のお店だ。

大きなネオンサインが目を引く「シカゴ」は1972年創業の老舗古着屋で、下北沢南エリアのシンボル。とりあえず覗いてみる。一本手前の通りにある「トップオブザヒル」もメジャーな古着屋で、横浜赤レンガ倉庫や町田にもあるので横浜川崎民にも割となじみが深い。

茶沢通り

下北沢の南エリアを少し歩いたところにある通り。「古書ビビビ」は下北沢の中心部であり、先ほどの鈴なり横丁の通りを直進した少し先にある。

なおこの茶沢通りをまっすぐ歩いていくと最終的には三軒茶屋駅にたどり着く。地元民や車を運転しない人だと気付きにくいが両者は近く30分強も歩けば着いてしまう。一本道なので迷う要素もない。

京王井の頭線で渋谷まで行きそこから田園都市線に乗り換えて三軒茶屋駅まで行くよりも場合によっては早いこともある。使うことはあまりないかもしれないが覚えておくと損はない。

マジックスパイス 下北沢店

マジックスパイスは北海道札幌に本山を構える 宗教団体 カレー屋である。辛党のメッカであり、本日の目的地となる。宗教団体らしくかなりキテる建物外観になっておりわかりやすい(笑)

スーパーで見かけるレトルトカレー「マジックスパイス スープカレー」の実店舗で、ここに来るとそのリアル版を食べられる。なおスープカレーとあるが実際はインドネシア料理がルーツで「マジックスパイス」という独自の食べ物感が強い。ともあれ辛党信者は一度巡礼すべし。

このお店はトッピングと辛さを選べるようになっている。レトルトのものについているペーストと粉を全部入れると涅槃(辛さレベル4)くらいにはなるのだが、自信のある人は虚空(辛さレベル7)+納豆で食べてみよう。飛ぶぞ!!!


待っている間に解像度チャートを見つけたのでテスト。左側は素の状態(フィルターなし)、右側はプロソフトン〔A〕着用時。見ての通り線が円の弧が薄くなっており、色同士の境界線がぼやけているのが確認できる。

極楽(辛さレベル5)以上をキメるとだいたいこんな感じになって帰ってくる。

まとめ

フィルターテストで行ったはずが久々の訪問ということもあって普通に遊んでしまった。もうこれただの下北沢エンジョイ日記だ。なんというまとまりのない記事だろう。さすがの筆者もこれは反省。

ただソフトフィルターの雰囲気は伝わったかと思う。夜景スナップのお供として一枚持っておくと便利。プロソフトン〔A〕:標準レベルでこれなので、もう少し抑えたい人はプロソフトン〔クリア〕を選ぶとよいかもしれない。

カスタムイメージ「ポップチューン」もjpg撮って出しでもキャッチーに仕上がるので、派手さを求めるときはよい。どのメーカーのカメラも似たような仕上がりのものはあると思うので、探してみると意外性のある絵が撮れて楽しい。

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明治 マジックスパイススープカレー

上で紹介したマジックスパイスのレトルト版。本山のシャキシャキ感も確かによいが、レトルトゆえに具材に味が染みており、食べなれていることもあって別の良さがある。

ペースト(赤袋)とパウダー(黒袋)が付属しており、好みで辛さを調節できるようになっており、全部入れるとそれなりに辛い。パウダーはともかく、余ったペーストを捨てるのがもったいない人はチーズや牛乳などの乳製品を入れると辛さを緩和できる。

この手のスープカレー系のレトルトの中ではロットが大きいため比較的安いのも良い。本山の敷居が高い人はまずはこちらで慣れてみるのも良い。

ちなみに……

「マジックススパイススープカレーの素84g」というものが昔売っていたのだが現在は廃盤になっている。生き返れ……生き返れ……

これを使うとレトルトより安く仕上がる他、れんこん、いんげん、なす、かぼちゃ、ヤングコーンなどレトルトには入っていない野菜を入れて原作再現が可能という代物だったのだが……。現在はnoteやYoutubeなどを参考にソレっぽく作るしかない。


細かいレシピはさておき本山では「ホーリーブレンド」なる 舎利 お土産が売っていて、コレを入れると唐辛子成分のところは大分ソレっぽくなるので、巡礼の際には買っていくとよい。唐辛子故雑味はあまりなく邪魔をしないので使いやすい。

上の写真は手羽元と大根を圧力鍋に放り込んで雑に作ったスープカレーだが、粉チーズとこれを振って食べるとそこそこ旨い。

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