【オールドデジカメ】ニコンCCDセンサー機の選び方

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
カメラ

CCDセンサー機(Nikon D80)の作例 その1 その2 その3 その4 の4回にわたってアップしてきました。せっかくなのでニコンCCDセンサー機の紹介と比較を。興味のある方はご参考いただければ幸いです。

ニコンCCDセンサー機について

CCDセンサーを搭載したデジカメは基本的には昔のデジカメになる。発売から15年以上経過しており、ほぼオールドデジカメといっても差し支えない。

ニコン製一眼レフカメラのうち、CCDセンサー機で主なものは、ハイアマチュア機のD200、中級機のD80、エントリー機のD40⇒D40x(後継)⇒D60(後継)⇒D3000(後継)となる。

ここではD200、D80、D3000の三機種をピックアップする。

CCDセンサー機比較

  D200 D80 D3000
クラス ハイアマチュア ミドル エントリー
発売年 2005年12月 2006年9月 2009年8月
画素数 1,020万画素 1,020万画素 1,020万画素
モーター ボディ内モーターあり ボディ内モーターあり ボディ内モーターなし
大きさ 約147×113×74mm 約132×103×77mm 約126 × 97 × 64mm
重さ 約830g 585g 約485g
外装 マグネシウム合金 エンジニアリングプラスチック エンジニアリングプラスチック

※D40は610画素で画素数が少ない分、高感度ノイズが乗りづらいことが評価されていたが、CMOSセンサーとなりフルサイズになったこと、現在のCCDカメラは趣味機としての位置づけであることから、今回は除外。その後継機のD40X、D60も最終系のD3000があることから除外した。

基本的には同じ?ソニー製のCCDセンサーを積んでいるため画素数は同じ。ただし発売年が違うため全く同じ絵なのかどうかはわからない。15年前の機種であるため基本的には中古品となる。価格はどれも安いので機種グレードの用途と好みで選ぶことになる。

準フラッグシップ機としての質感や作りの良さを楽しみたいならD200、ほどほど軽量で操作性や機能性を重視するならD80、サブ機や趣味機として携帯性を重視したいならD3000という感じ。

「デジタルの正統」D200

長所

①ロマン

唯一のして最大の理由。準フラグシップ機として当時の技術の粋を結集して作られたボディの放つ風格と貫禄は、15年経っても色褪せることがない。まさに憧れの名機。

持った時の質感、振った時の剛性感、悪天候における防水防滴性能、どれをとっても一級品で、まさしくプロの要求水準を満たすレベル。持った時の重心バランス、各種ダイヤルやボタンの操作感、シャッターの音などの官能性まで追求したものつくりは流石の一言しかない。


もちろんボディ内レンズモーターの搭載、スピードライトやレリーズなどの各種外付けアクセサリもすべて対応する。機能やデザインなど「ハードウェア」としてのカメラはこの時代でほぼ完成していて、後継機かつ上位機のD800やD850と並んでもまったく見劣りすることがない。

個人的にはカメラはフィーリングも結構大事だと思っているので、CCD機で迷ったらロマン全振りで全く問題ないと思う。カメラという趣味の、さらにその「趣味機」としてこのカメラを使えることは大変な贅沢で、光栄なことだ。

短所

①画像再生メニューが面倒くさい

意外と知られていないが、D200は画像再生メニューが今の方式とは異なっている。①再生ボタンを押すとサムネイル表示 ⇒ 背面左下のエンターボタンで画像決定 ⇒ 背面三段目のボタンで枠表示 ⇒ ④背面右上のコマンドダイヤルで拡大縮小 と非常に面倒くさい。

面倒くさい上に現行のニコン機ではいずれも見られない方式のため、D200を使うならこの機種のためだけに新たに覚えなければならない。この点はなかなかストレスか。

②重たい

重量830gと非常に重たい。D800で900g、D850で930gなのでほとんどほぼフルサイズ機と変わらない重量がある。まあ重さは自身の体力と慣れでなんとかなるが、大きさはサブ機として運用するには威風堂々立派すぎる体格なので、あえてこの1台で勝負する気概が求められる。

③記録メディアがCFカード

これは長所であり短所でもあるのだが、記録メディアスロットがCF×1のみ。SDカードは対応していないので持ってない人は別途購入する必要がある。昔のカメラだからと思いきや最近のZ7もXQDカードのみ。プロトタイプゆえの不便さがある。

「名機の資格」 D80

長所

①使い勝手

先発のD200と違って、画像再生メニューが今と同じ方式(+ボタンで拡大・-ボタンで縮小)となっているため操作上の違和感が少ない。一方でD200と同じくボディ内モーターも搭載しているため、レンズ内超音波モーターを搭載していないDタイプなどのレンズでもAFを使用できる。

また記録メディアスロットもSDカード×2となりボディ内でデータのコピーも可能。現代のニコン機と比べて一番遜色なく撮影できるのはこのD80となる。

②重量が軽い

兄貴分のD200に比べると質感こそ劣るが、重量で250g以上も軽く、ミラーレスカメラと比べても遜色のない重量のため疲れにくい。画像再生メニューの方式が新しくなっているのも相まって、D200に比べるとかなり軽快に撮影できる。

短所

①グリップべたつき問題

D80のグリップは上位機種のD200と違い、ポリウレタン塗装となっている。東京マルイのエアガンのラバーグリップ風塗装と同じもので、保管状態によっては加水分解が進んでべたべたになってしまう。

このべたつきは無水アルコールやパーツクリーナーで除去できるが、白っぽく変色してしまうこともあるので、不安であればメルカリなどに売っている専用の薬剤を使った方がよい。

②ERR表示問題(ミラーアップ)

D80にはミラーアップしたまま復帰せずに固まってしまうという持病がある。サブ液晶にERRと表示されることからこの名が付いた。どうも経年によって発症してしまうらしい。この不具合自体はD200でも見られるがD80の方が取り上げられやすいようだ。

症例に対する対策法はネットでも出ているが、保証もメーカー対応も終わっている機種なので、自力対処が難しければこの機種は避けた方が無難かもしれない。自身の使っていたものも発症した。なんかやったら治ったけど覚えていない(笑)

ニコン最後のCCD機 D3000

実はこの機種だけ所持したことがないのでちょっと自信なさげ。キャッチコピーも忘れた…笑

長所

①小さい・軽い

今回紹介する3機種の中では一番小さくて軽い。CCDセンサー搭載機≒オールドデジカメであり、趣味なのだから、サブ機として運用するならこの機種が一番都合がいい。出てくる絵はD200やD80とほとんど同じだし。

②練られたインターフェイス

小型機はボタン数が少なかったり、ボタン間隔が狭かったりしてどうもやりづらいことが多いが、D3000はもともとD40⇒D40X⇒D60と世代を細かく更新してフィードバックしているため、使い勝手が損なわれていない。

エントリー機ゆえ初心者向けガイドモードも入っているためその点でも親切。まどろっこしいという声もあるが。

短所

ボディ内モーター非搭載

小型機ゆえ仕方ないことなのだが、ボディ内モーターが搭載されていないため、多くのDタイプレンズではオートフォーカスが使用できない。

ただしニコンからは、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G というAPS-Cフォーマット用レンズが出ており、これが小さく、軽く、よく映るの3拍子満たしている。CCDセンサー機でお散歩するならこのカメラ+レンズの組み合わせはイチオシ。

この35mm 1.8Gはエントリー機用鉄板レンズで、もちろんオートフォーカス可能、安いため導入もしやすく、見た目もかっこいいと6拍子満たす勢い。キヤノンの「撒き餌レンズ」よりもしっかりしているのもよい。

その他必要なもの

いずれの機種を使う場合においても、意外と盲点になるのがバッテリー充電器。現行機種のものとは違うので現行品の流用はできない。中古品として本体のみ購入した場合などはついてこないため、その場合は別途購入する必要がある(1敗)

D200・D80用

D3000用

まとめ(長文注意)

CCDセンサー機は基本的にはオールドデジカメになるため、現代のデジカメの便利さを求めてはいけない。動画機能やチルト式モニタは言うに及ばず、瞳AFやライブビュー撮影も当然なく、高感度撮影はISO800で盛大にノイズが乗り、AFフォーカスポイントも少ない。

しかしあくまでも「写真を撮る」というカメラの本質となる機能に不足はない。写真は本来ファインダーを覗いて撮るものなのだ。露出は体で覚えて、AFがダメならMFで調整して、暗ければ三脚を立てて…思い通りの写真を撮ろうと解決方法を考えて、試行錯誤するところに意味がある。

どの分野でもそうだが不自由から工夫が生まれる。考えて覚えた動作は、反復するにつれて洗練されたものとなり、やがて無駄がなくなり最適化される。そうやって最適化された一連の動作は「技能」(スキル)という。


この時代のデジカメは不便な分色々なことを教えてくれるし、向き合えばちゃんと答えてくれる。ISO100で撮ればCCDならではの滑らかで鮮やかな色彩表現が楽しめる。高感度が弱いといいつつも単焦点ならそこそこ撮れるし、どうしても納得いかなければ三脚を使えばよい。

あとは、確かな質感や作りの良さを備えたD200のロマンを堪能するもよし、軽快に撮影できるD80やD3000をサブ機として楽しむもよし。魅惑のCCDセンサーの世界にあなたもいかが?

コメント

タイトルとURLをコピーしました