待ちに待ったお花見のシーズン。雨露に濡れるジンダイアケボノを撮り歩き。
アクセス

横浜市営地下鉄線 センター南駅 徒歩5分の早淵川の辺りが撮影スポットとなる。センター南まで続く遊歩道をまっすぐ北上し、ホームセンターのコーナンの裏側にある。
このポイントの見所はジンダイアケボノだ。かなりしっかりした樹が群生していて、しかもソメイヨシノが周りに植樹されておらず、メインを張っているのでかなり珍しい。またこの近辺は商業施設がかなり集積しているので、ついでに寄って楽しむのも一興。
撮影機材




往年の名機・ニコンD800に、往年のレンズ AF-NIKKOR35mm F2D、TAMRON90mm F2.8(model272E)という装備。全部揃えてもアンダー10万円で入手できるという抜群のコスパである。入門用にもってこい。
雨天時の撮影に関しては、OVF(光学ファインダー)を備える一眼レフカメラの方が適している。またそもそも持って行くかどうかわからない状況は上記のような軽くて小さい単焦点があると便利だ。
このカメラで撮った写真
NIKKOR 35mm F2D




ニコンD800に35mm F2Dを装着して撮ったところ。この日に立ち寄ったのは17:30過ぎで、しかも雨だったのでコンディションが全くよくない。ついでに寄ったので撮るかどうかもわからなかったので、とりあえずの装備で来たというシチュエーションだ。
このレンズは昔のDタイプレンズらしく開放で柔らかく、絞るとシャープになるのだが、色乗りが良いところが特に気に入っている。軽くて小さいでのサブレンズにもってこいといえる。古い機材は取っておくとこういうときのおっとり刀として使えることもある。
TAMRON 90mm F2.8(model272E)



こちらはタムロン90mmで撮った絵。 これも古いレンズだが、色乗りの良さと美しいボケはすでにこの時代から確立している。古いレンズゆえにフリンジが出やすいのが弱点だが、被写体がもともと紫色なのであまり目立たない(笑)
このレンズの良い点はマクロレンズとしては軽量であること、鏡胴が細身でMF撮影しやすいことだ。筆者の手持ちはAF-S NIKKOR105mm F2.8、LAOWA 100 F2.8 2Xといずれも重いレンズなので、何となく持って行くには重宝する。
クローズアップ(接写)



上記タムロン90mmで接写してみたところ。このレンズはモーター非搭載のため、D800のようにボディ内モーターを搭載したカメラでないとAF撮影ができない。そのためにFTZを噛ませてZマウント機で使おうとすると、これもAF撮影ができない。
しかしこのレンズは軽くて鏡胴も細いのでMF撮影が楽で、こうして接写する場合はむしろその方が都合が良かったりする。あいにくの雨天だったが、瑞々しさをたたえたジンダイアケボノの姿をありありと切り取ることができた。




普段よく見るソメイヨシノが端麗な「キレイ系」なら、ジンダイアケボノは赤みが強く「カワイイ系」といった印象になる。開花時期もソメイヨシノよりもわずかに早いようで、慌てて撮りに来たのもそういう事情である。
こういった夕方や雨天といったコンディションが良くない状況でも、色合いが寂しくならないのが良い。晴天下では可愛らしいジンダイアケボノだが、少し憂いを帯びた姿もまた魅力的だ。



だんだん暗くなってきたのでISO3200で撮っているが、このあたりになってくると拡大してみるとさすがにつらくなってくるか‥‥。
ただしこの最後の1枚はなかなか幻想的で、透けた花びらに雨がしたたり、まるでヴェールのような面白い感じの絵になったと思う。
まとめ

撮影が終わった後のセンター南駅。全編通して色温度は5000Kのままで撮っている。花冷え・花曇りという言葉がある通り、この時期の天気は気まぐれで読めない。
晴天下で桜が撮れる状況は意外と少なく、曇っていたり雨が降っていたりすることもあるが、こういうシチュエーションで古い一眼レフを取っておくと便利だったりする。接眼センサーが水濡れする不便が少なく、撮影フィーリングが損なわれにくい。
旧式装備とはいえこの通り満足したものが撮れるので、興味があれば中古屋やオークションを探してみるのも面白い。
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