【レビュー】VILTROX 23mm F1.4 ② ブラックミストプロテクター

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いつの間にか新しいフィルターが自宅に生えていたので大雪にかこつけてレビュー。

ケンコー ブラックミストプロテクター

ブラックミストはソフトフィルターの一種で、フィルター表面に墨を薄く塗ってあり点光源をにじませる効果がある。もともとは映画撮影でよく使われていたフィルターで、デジカメで動画撮影ができるようなったことで広く知られるようになった。

このブラックミストプロテクターはソフト効果がかなり控えめなフィルターで、メーカーいわくプロテクター感覚で付けっぱなしでもいけるソフトフィルターらしい。割と新しいフィルターなので入手して試してみたのが今回のお題。

なおソフト効果の強さは、ブラックミストNo.1>>>ブラックミストNo.5(約半分)>>>ブラックミストプロテクター(約1/4)となる。価格はこの逆でブラックミストプロテクターが一番高くNo.1が一番安い。

このフィルターで撮った写真

2024年2月5日の大雪の日。前回の大雪が10年前の2014年だったので、もしかして降るんじゃね?と思ってカメラを持って行って正解だった。雪降ってるじゃない!

最近はリュックのサラリーマンも増えたのでスーツでもカメラを堂々と持ち歩けるので助かる。

撮影機材

富士フイルムX-T4にViltrox 23mm F1.4の組み合わせ。オールシルバーかつ使いやすい画角でお気に入りの組み合わせになる。


野毛町

普段は歓楽街としてにぎわう野毛町も雪が降ると雰囲気が一変する。この都橋商店街(ハーモニカ横丁)はTTArtisan 35mm F1.4のテストで一度来たところだが、この通りの雪景色だ。


左上の写真は東北の寒村にある仲見世通りのような雰囲気があって好き。この場末感はなかなか。


野毛坂。ここを直進すると横浜市中央図書館と野毛山動物園がある。

上記の通り、今回はフジX-T4にビルトロックス23mm F1.4の組み合わせで撮っており、ホワイトバランスは3300kくらいで撮っているが、ニコン機よりも青みが強くクールな印象になっている。クロレッツのクリアミントみたいな雰囲気だ。


ちなみに青みの強さは、富士フイルム>>>ニコン>>>ペンタックス といったところ。ペンタックスはかなり緑が強い。中間はニコンで、筆者はブルーグリーンの色合いをかなり気に入っている。10年前の大雪で撮った写真こんな感じになる。

もっともこれはjpg撮って出しで、しかも純粋なホワイトバランスの話になる。最近のデジカメはホワイトバランスの他に色調補正をかけられるので、グリーンを足せばニコンっぽく仕上げることはができる。RAWならさらに自由な味付けができるだろう。


点光源を写すとソフト効果が確認できる。ブラックミスト「プロテクター」とは言い得て妙で、解像感が落ちないためクセが少なくソフト効果が苦手な人でも扱いやすい。これは昼間だと気付かなくて付けっぱなしにしてしまうかもしれない。

馬車道

なんとなくモノクロで撮ってみる。奥にあるのは神奈川県立博物館で、普段はナトリウムランプに照らされてオレンジ色の風景なのだがモノクロだとまた違った印象になる。

これもフィルターの存在感をあまり感じないが街灯を見るとソフト効果を確認できる。色情報が無いことで、ソフト効果が控えめであることが改めて分かる。

まとめ

通常のブラックミストNo.1の約1/4のソフト効果ということもあって、かなり薄味なフィルター。自然な仕上がりで主張しないので使いやすいが、個人的にはもう少しパンチがあってもいいかなとも思うところ。

このブラックミストNo.5フィルターで撮った例は次回にて紹介。こちらはラオワ 100mm F2.8 x2マクロで撮ったもので、こちらが本命かな。


関連商品

悪天候における撮影をしたい人はレインカバーを持って行くと便利。筆者はガチ撮りはしないので小雨や雨上がりの時はそのまま撮ってしまうし、本降りの時は傘さして片手で撮るorそもそも撮らないことが多いが、本降りの中どうしても粘りたい人向け。

または雨で絶対にカメラを壊したくない人は精神衛生上良いと思う。勧めておいて何だが、筆者はものぐさなのでこういう時は傘と古いカメラを持ち出して横着してしまうことが多いのであまり使っていない(汗)

しかし今回のように雪を撮りたい場合はあった方が良い。撮影に夢中になって気が付くと思ったよりもカメラを濡らしてしまっていることが多いからだ。いつもはコンビニ袋で横着してしまうことが多いのだが、今回の撮影はちゃんと持って行った(エライゾー)

JJC レインカバー

これはZ7など中級ミラーレス機なら大体入る寸法のレインカバーになる。生地が透明なのでボタンが見やすく使いやすい。PE素材でできているため見た目より耐久性があり何回か使える。2枚入っているのでスペアとして持っておくとよい。

Viltrox 33mm,56mm

このレンズのバリエーションとして33mm、56mmがある。どれかひとつ入手して気に入ったならいっそ三本揃えてしまうのもいい。安くて高性能なんで後悔はしないはず。


Viltrox 33mm F1.4

ビルトロックス23mmの焦点距離違い。こちらはAPS-C換算ででほぼ50mmとなる。

描写特性は23mmと概ね同じでヌケが良くクリアな描写が持ち味。F1.4開放で撮るとパープルフリンジが多少出やすいが絞れば改善することも多い。安くてデザイン性も良いので23mmの相方に最適。


Viltrox 56mm F1.4

これもビルトロックス23mmの焦点距離違い。こちらはAPS-C換算でほぼ85mmとなる。

やはりヌケが良くクリアな描写が持ち味。中望遠なので多少撮影シーンを選ぶがハマるとF1.4を活かした大きなボケを作れる。やはり安価でデザインが23mm,33mmと揃いなのもいい。

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