オークションを見ていたらついうっかり手が滑って落札してしまった逸品。
イヤッッホォォォオオォオウ!衝動買い!
温故知新のミラーレス Zfc
ディティール
まずは本体のお披露目。しかし残念ながら似合う純正レンズが手持ちにないので、とりあえずこの間紹介したPergear 35mm F1.4を付けている。
本体はマグネシウム合金のためか意外と軽く、昔のフィルムカメラと違ってクロムメッキではなくシルバー塗装になっているが、その風合いは悪くなくなかなか頑張っていると思う。トイガンにも言えることだが最近のシルバー塗料すごい。
Zfc vs X-T4問題
入手しておいて何だが、ニコンユーザーのくせして実はあまり乗り気ではなかった。同じレトロデザインのカメラなら、ニコンのZfcよりも、富士フイルムのXシリーズの方がいいカメラに思えたからだ。
レトロデザインの雄 富士フイルム Xシリーズ
ここのところ中華レンズで遊ぶことが多く、富士フイルムのXシリーズが好みドストライクかつすごい面白そうだったので、オクで中古品を見ていたところ、この3機が欲しくなった。
X-T4 | 本命。手振れ補正あり、バリアングル、シルバーモデルあり。ただしお高い…。 |
X-T30 | 対抗。小型軽量、画質スペックはX-T3とほぼ同じ、シルバーモデルあり。 |
X-H1 | 穴馬。上2つより古いがフラグシップ機、不遇機ゆえに価格が安い(重要) |
フジの「デジカメはAPS-Cが最もバランスの良いシステムだ」という持論は有名で、まるでセルゲームのときの悟空やベジータみたいな思想だがまんざらではない。実際APS-C機に関してはニコンよりもフジの方が明らかに気合が入っていて、スペックや機能面はもちろん、デザイン的にも秀逸。
X-T4に関しては一見レトロに見えてグリップしやすいし、ズームレンズもそこそこ似合うので本当によくできている。レンズもグロスブラックとサテンシルバーの2色をラインナップしていて、絞りリングを搭載しているのも心憎い。
その分いいお値段するのだが、スペックもコンセプトデザインもサードパーティの充実度も上なので、型落ちの中古機なら買ってもいいのかなと思っていたところ。
Zfcの二番煎じ感
フジX-T4に比べると、ニコンのZfcは正直、二番煎じ感が否めないカメラだ。手振れ補正がないのはまだいいとして、純正で似合うレンズが3本しかないというのが致命的すぎた。
Nikon Z fc 16-50 VR SL | プラスチック製マウント、絞りリングなし |
NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE) | プラスチック製マウント、絞りリングなし |
NIKKOR Z 40mm f/2(SE) | プラスチック製マウント、絞りリングなし |
選択肢がフジよりも少なく、そこそこの価格がする割にはモノとしての質感やフィーリングが劣るのでイマイチ食指が動かなかった。デザインのこだわりさえ捨てれば写りは NIKKOR Z 35mm f/1.8 S が抜きん出ている上、換算52.5mmと使いやすいのも逆にネックというか。。
ロクにレンズが揃っていないのに富士フイルムXシリーズにぶつけたのは時期尚早だった感がある。なら中華レンズ使えばいいじゃんというのもなんかちょっと違う気がする。
Zfc 反撃の狼煙
そんなZfcをなぜ入手したくなったかというと、オクに良個体があったことと、怒涛のテコ入れによって次第に企画やアイテムが充実してきたからだ。これを書いている2023.3現在の情報だと、、、
プレミアムエクステリア張替サービス | 貼り革の色を変えられるサービス。2023年1/31で募集終了。 (現在はオクなど中古品で色違いの個体が出回っている) |
Zfc ブラックモデル | 海外フォーラムで発表されていたブラックモデルが国内販売決定。 2023年3/3日発売予定。貼り革張り替えサービス有らしい。 (前のシルバーモデルの時とは違う色が展開されるとのこと) |
NIKKOR Z 26mm f.2.8 | Zマウント最薄最軽量パンケーキレンズ。金属マウント採用。 |
シグマZマウント参入表明 | APS-C用レンズ 16mm F1.4 DC DN、30mm F1.4 DC DN、 56mm F1.4 DC DN 発売決定 |
ぬおーーーーーーーーーーー!!!!!
きた!パンケーキきた!シグマレンズきた!これで勝つる!
やっと本命のパンケーキががが! ひょっとしたら Nikkor 45mm F2.8P みたいなシルバーモデルのスペシャルエディションがくる可能性が微粒子レベルで存在するかもしれない。
そしたら買ってやんよ!中古じゃなくてちゃんと新品で!!
サードパーティのレンズは、中華メーカーのVILTROX(ビルトロックス)がAF付きのレンズを出しているが、国産のシグマが参入してくれるのはやっぱりうれしい。超小さいF2.8ズームレンズの 18-50mm F2.8 DC DN もZfcにピッタリなんで出してほしいところ。
この感じはネトゲやソシャゲでそれまで不遇だったキャラやジョブにテコ入れ調整が入って、新規アビリティや装備品が追加される感覚に似てるかも。ニコンはFF11でいう竜騎士みたいなポジションになるんじゃないかと思ってる。ソニーは忍者。
おまけ:New FM2と
おまけといいつつ本題。
FE、FA、FMなどフィルム時代のニコンユーザーは絶対やるだろうと思われるショット。これがやりたくてにZfcを買ってしまった子、怒らないから怒らないから手を上げなさい(満開)
両者の雰囲気はとても良く似ているが、触ってみるとかなり違った印象がある。まず感じるのは重量感で、New FM2は真鍮製なのでかなりズシリとくるのに対してZfcはマグネシウム製なので軽い。下手するとMFレンズに重さが負ける(なので下にキャップを置いている)。
また各種レバーやボタンは同じ場所にあるが、異なる機能になっている。New FM2の巻き上げレバーやタイマーレバーはZfcではISO感度、露光補正ダイヤル、ファンクションボタンなどに変更されている。
とはいえ両者の雰囲気はソックリで、並べると思わずニンマリしてしまうこと請け合い。ボディの薄さや軍艦部の造形などは本当によくできていて、うっかり間違えそうになる。開発チームによるとグリップをフラットにするのに苦労されたようで、このためにバッテリーを新開発したとのことだ。
キリがいいのでいったんこの辺で。実写についてはコチラにて。
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