【まとめ】2025年 ホタル観賞の旅 in 横浜

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横浜でホタルに会うことは出来るのか?ミラーレスカメラで撮影することは出来るのか?
────出来る 出来るのだ。

横浜でゲンジボタルに会いに行く!!!

 筆者は東京・川崎・横浜あたりに出没することが多いのだが、このような都会でも実はホタルに会いに行くことはできる。特に横浜の場合、二俣川・上大岡といった近郊にスポットがあるので利便性はすこぶる良い。

プライベートの方で異動フラグが立ってしまい、しばらく見納めになりそうなので今回は集中的に通ってみた。主な撮影ポイントとしては以下を参照のこと。


撮影機材

ニコンZ7にAF-S NIKKOR 24mm F1.4Gの組み合わせ。どちらも型落ち品なので割とお手頃価格で入手できる。Z7はボディ本体で比較明合成ができるのでお手軽。


今回の戦歴

 プライベートが忙しかったこともありダイジェスト(まとめ記事)になる。2024年と大幅に時期が違ったため空振りも多くなってしまったが、結果オーライといったところ。

2025.6.4 久良岐公園:敗北

 1年前はこのくらいの時期で見れたので偵察がてら行ったみたところ、ホタルの気配は全くなし。これは明確にハズレだったか‥‥。

2025年は去年よりも気温の上がり幅が緩やかで(というか2024年が暑すぎた‥‥)、この日の最高気温は23.4℃。これはいないのもさすがに納得。しょうがないのでまたの機会に出直すことに。

2025.6.12 久良岐公園:敗北

 そんなわけで一週間ほど待って行ってみた。気温が上がり始めた時期なので期待していたのだが、わずかに1匹のみ確認。比較明合成で回してこんなもんなのでまだシーズンとしては早い。

久良岐公園は名前に反して明るい公園なので、この時期は消灯してほしいところ。上大岡から徒歩圏内でホタルが見られるという意外性が凄く好きなのだが、ここはちょっと惜しい。

2025.6.14 四季の森公園:不戦敗

 仕事のついでに寄ろうと画策したところ雨が降ってしまい断念。まさかの不戦敗である。日頃の行いの悪さがたたったか。仕方がないので中山二郎で小ラーメン(ニンニク・ヤサイ)を掻っ込んで帰る。

2025.6.15 舞岡公園:微負け

 ここは去年行ったスポットなのだがホタルがいなかったためボツになったポイントである。去年のリベンジもかねて再度足を運ぶことになった。舞岡駅からの道のりも平坦なためアクセスもいい。裏ワザとして戸塚駅から明治学院大学南門行のバスで訪れる方法もある。


結論を言うとホタルはいた。ただしこのポイントは撮影にはあまり向いていない。理由は道幅の狭さで、三脚を用いて多重露出をやろうとすると環境的になかなか厳しいのだ。すれ違う人が多く、ライトを持ってくる人も多いので迷惑になるので断念してしまった。

ただし普通に干渉する分には風情のある場所で、周囲は市街地調整区域のため里山の風景が保全されている。市ヶ尾の黒鉄町(くろがねまち)のような田園風景が残されていて、一見の価値がある。

しかし今年はどうも難しい。一昨日に雨が降ったことで道がぬかるんでおり、お気に入りのブーツが思いっきりグジャってしまったため風呂で泣きながら掃除をした。

2025.6.15 久良岐公園:敗北

 上記の舞岡公園から上大岡にハシゴして久良岐公園。三度目の正直を狙うがものの見事にいなかった。カメラすら出していないので画像すらない。やはり日ごろの行いが悪いせいだろう。

仕方がないので上大岡タンタンに寄ったのだがなんか混んでいたのでそれすらも断念し、近くにあったすき家でごまかすという体たらくである。やることなすこと何かなら何まで中途半端という。

2025.6.16 大池公園:大勝利!!

 これまで負け越しなので意を決して鉄板スポットに行ってみることに。去年と同じスポットは避けたかったのだが、あまりにも撮れ高がないので和田敦盛公のパワーをもらうべく二俣川・万騎が原にある大池公園へレッツゴー。


結果大勝利!!!

時間帯や環境がマッチしたのかいつもより多く飛んでいる。っぱ和田敦盛よ。

去年に撮影方法を覚えたので今年は割といい感じに撮れている。ニコンZ7の場合、本体内での比較明合成は9枚までできるので重ねていくとまあまあ感じになる。極めるならインターバル撮影を数十枚取ってレタッチソフトで比較明合成とかになるが、まあ十分だろう。


ただしホワイトバランスは限界まで下げてもいいかもしれない。そのままだと背景とホタルの軌跡の色が被ってしまうため、途中からホワイトバランスを限界まで(2500K)まで下げて撮っているが、こちらの方が分かりやすいか。


また今回はカメラボディ本体で比較明合成を行ったが、これは「撮った順番」で合成されてしまうため、左の写真のようにライトを付けた人がいるとその明るさまで拾ってしまう。暗室でフィルム現像している際にミスって露光させたのと同じ状態である。

コレがイヤな人はレタッチソフトで比較明合成をやった方がいいだろう。ホタルは星景撮影と同じで、インターバル撮影を何枚も行ってダメな写真は弾いた方がいいと思う。

2025.6.18 四季の森公園:微勝ち

 二匹目のドジョウということでこの間雨で断念した四季の森公園へ。だが時既にお寿司、定時ダッシュをのろまったせいでピークタイムを過ぎておりイマイチな感じに。現地に着いた頃は8時を回っていたのでこれは仕方ないかぁというところ。


そんなわけで今回はプロソフトンを着用して撮ってみた。ホタルの光の軌跡が少しにじんだ感じになるので、ソフトな雰囲気になると共に光量も若干上がる。


このポイントが好きなんだけどあんまりいないのが残念。しばらく粘ったがホタルよりも蚊の方が多くモスキート音がたまらなかったため、左下に一点だけという構図になった。

2025.6.19 四季の森公園:微勝ち

 今回は定時ダッシュを完成させて時間通りに来たのだが、やはり時既に時間切れらしい。ピーク時に比べるとホタル自体の数が少ないようだった。まあ6月も下旬になればそりゃあね‥‥。

見ごろは気温が高くなってから(最高気温30℃程度)3日程度と見ていたが、今回は雨天もあってタイミングがうまくつかめず、なかなか難しかった気がする。


もうなんか諦めて普通に森林の風景を撮っている図。頭の中では谷山浩子の「まっくら森の歌」がエンドレスで流れている。小さい頃にNHKの「みんなのうた」で流れていた曲なのだが、知っている人はいるかな。

まとめ

 そんなわけで2025年のホタル観賞でした。やたら負けが多いのはご愛敬。ただホタルは去年から何回か撮影を行って慣れてきた。主に注意するべきポイントは以下の通りで、

①暗がりを探す(暗い方が軌跡と背景の明度差が大きいのでよく撮れる)
②明るい広角レンズを持って行く(露出を稼げるし広範囲の軌跡をフレームインできる)
③ミラーレスカメラを持って行く(暗所でのピント合わせがラク)
④比較明合成ができるカメラを持って行く(なくてもレタッチソフトがあれば可能)
⑤ホワイトバランスは限界まで色温度を下げる(2500Kくらい)



ポイントはこんなところかな。ガチの暗闇でも30秒・F1.4・ISO6400くらいの設定で撮れば背景は明るくできるし、リモコンがあれば露出時間を増やしてISOを下げられるのでより高画質にできる。

上級者になると先に背景だけを別撮りし、背景が写らない程度の露出でホタルの軌跡だけ映っている写真を撮影し、レタッチソフトで比較明合成して明度・彩度などを調整するという方法もあるようだ。こうなるとどのような背景でもホタルを発生させることができる。

何なら自宅にも発生できてしまう。illustratorみたいな作業になってくるので好き嫌いは別れるとは思うが。ゲンジボタルは撮れるようになったので今度はヒメホタル撮ってみたいな。これはちょっと遠出しないと厳しいか‥‥。

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