【レビュー】スーパータクマー55mm F1.8 ⑤平和島

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
▶カメラ

前回からの続き。京急蒲田駅~平和島駅を散歩した話。今回は梅屋敷駅から国道15号線を北上する。

■前回記事はコチラ

撮影機材

 Z7にスーパータクマー55mm F1.8を装着。マウントアダプターは焦点工房性のものを使用している。コンパクトで取り回しやすく、スナップも行いやすい組み合わせ。


このカメラで撮った写真

梅屋敷東通り

 梅屋敷駅の改札を出て国道15線を渡ると梅屋敷東通り。ここも遷移地帯を感じる風景で筆者的にはなんとなく落ち着くポイントになる。こういうのでいいんだよ。

左下のトルコランプ(モザイクランプ)かな。これすごい好きでマルチカラーのやつと青系にやつが特にお気に入りで、購入一歩手前まで行ったことがあるのだが断念したことがある。

吊り下げ型だと鎖で釣るスタイルなので地震の時に揺れるのがちょっと心配。置き型だと1灯しかないのが残念。けどロマンと雰囲気は満点だと思う。


解像度チェック

 近くに背の高い集合住宅があったので解像度チェック。これ撮ったの1年前なので絞り設定は忘れてしまったが1段か2段くらい絞った設定だったと思う。Z7はいわゆる高画素機で4689万画素なのだが、1960年代のレンズでこれだけ映るのは驚き。

こういう腰壁やガラス手摺りでない、昔ながらの鉄柵の屋外廊下になっている古い高層マンションを見ると東京って感じがする。川崎にしろ横浜にしろ15階を超えるマンションでこのスタイルはあんまり見ない。そろそろアンティークマンションの域に入ってくるのかな。

これ趣あって好きなんだけど冷静に考えると怖いよなぁ。鉄だから錆びるし塗装の上からだと腐食の進行もわからない。体重をかけたらボルトが緩んで柵ごと落ちそうでコワイ。でも見た目はすごい好き。

大森町駅

 しばらく国道15線を歩くと大森町駅前に。すき家の奥が駅になっている。割と紛らわしい名前の駅で、大森町駅 ⇒ 平和島駅 ⇒ 大森海岸駅 の順番になっている。JR大森駅もまた別の場所にあり、京急の大森海岸駅から500m程歩いた場所にある。紛らわしい(2回目)


大森町駅は梅屋敷駅同様、各駅停車しか止まらない駅だが駅前には商店街があって雰囲気がよく、昔ながらの下町っぽさがある。特に2番目の置き型の間接照明はなかなかいい感じに撮れている。

これも家電量販店で売っていて導入を検討したことがある。それほど高くなく白熱電球風LEDライトも使えるので使い勝手がいい。


国道15号線

 国道15線に戻って品川方面へ北上する。写真左側は大森警察署前で、国道131号線方面の分岐を進むと羽田方面に出る。こちらも独特の雰囲気があり空港労働者の町という雰囲気がある。このレンズで絞り開放F1.8で撮るとフレアが盛大に発生する。

JR京浜東北線で横浜を出て、東神奈川 ⇒ 新子安 ⇒ 鶴見 ⇒ 川崎 ⇒ 蒲田 ⇒ 大森 とこんな感じの風景が続くのだが、筆者にとってはやっぱりこの風景がホームかなぁという感じがする。

東急沿線の 菊名 ⇒ 綱島 ⇒ 日吉 ⇒ 武蔵小杉 ⇒ 自由が丘 ⇒ 学芸大学 ⇒ 中目黒 あたりの風景も好きなんだけど、なんかしっくりこなくてむず痒くなってしまう。西でいえばJR新快速や阪神は馴染むが阪急がなんか気取っててしっくりこないみたいな感じに似てる。これは育ちの差だろうか。

平和島駅

 平和島駅前まで到達した。特急停車駅だが時間帯によっては快特(快速特急)しかないこともあり、意外とスルーされやすい駅だったりする。仕方ないのでエアポート急行にのるのだが、青物横丁 ⇒ 立会川 ⇒ 平和島と3駅かかるので、京急川崎と所要時間は然程変わらなかったり。

平和島といえば何といっても競艇(ボートレース)だろう。京急は平和島駅(競艇)・花月園前駅(競輪)・日ノ出町駅(競馬)とフルコンプリートしていた時代があり、京急の飲んだくれイメージは大体これのせいである。

競馬は客層としてはマシな方で競艇や競輪のヤジは比較にならず、この平和島駅は「名前に反して全然平和じゃない」「どこが平和なんだよ」と評判だった。

さらに昔の戦中の時代は捕虜収容所が置かれ、終戦後は戦犯収容所(通称:大森プリズン)になっていたのでさもありなんである。YRP野比駅のことを「横須賀リサーチプリズン」と呼ぶ有名なネタがあったのだが、こちらはガチのプリズンである。

最近はコンプラ意識とイメージから過激なヤジは鳴りを潜め、しながわ水族館の最寄り駅というイメージが強くなったので昔程の怖さはなくなった。なお花月園前駅は2010年の花月園競輪場閉場から10年後に、京急により花月・総持寺前と改名されてしまった。諸行無常である。


平和島駅商店会。ここもレトロな街並みが続く。蒲田から連なる大田区湾岸エリアの遷移地帯の雰囲気は割と好き。会社にしろ工場にしろ、労働者の町だよなという感じが。

まとめ

 一年前のボツ記事だったが、前回の記事と共に話のタネに出してみた次第。スーパータクマーをスナップ夜景に使う人は少ないと思うが、一応こんな感じで使えなくもないと言った感じ。

レタッチで仕上げる前の素撮りだとこんな感じの雰囲気になる。絞り開放でフレアをエフェクトとして使える一方で、絞ればそれなりに解像するので意外と懐は広い。そしてマウントアダプター込みでも小さいので、スナップ用途としてはかなり使いやすいかなと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました