ここも比較的お手軽に行けるお花見スポット。駅から徒歩0分
アクセス
JR横浜線 鴨居駅北口から徒歩0分。桜の木が多いのは主に川の内側(南側の岸)で、橋を渡らない側となる。離れて写したい場合は橋を渡った川の外側(北側の岸)がおすすめで、それぞれ違った楽しみ方ができる。
撮影機材
前回に引き続きニコンD800にAF NIKKOR 20-35mm F2.8を装着。
今回はC-PLフィルターを装着して撮影している。
このカメラで撮った写真
鴨池橋
鴨居駅北口からすぐ出たところにある橋。アーチ全長130mとなかなか立派な橋で、見ごたえがあり、また渡り甲斐がある。この橋を渡ったところにあるのが緑産業道路で、直進するとららぽーと横浜があるため、名実ともに鴨居のシンボルとなっている。
他には陸運局(神奈川運輸支局)があり、ここからくると比較的近い。筆者は以前バイクを盗難されたときに泣く泣くここまで手続きに逝った。以前の記事にも乗せたこの子だ。
池部町(←読めない)
なお川を渡ったこのあたりの地名は池部町というのだが、読み方は「いこのべちょう」と読む。いけべちょうではない。横浜も何気に難読地名が多い。弘明寺⇒こうみょうじ…? 大豆戸⇒だいずど…?みたいなヤツらはちょくちょく見る。
前職の悪い先輩が、この地域のことを「スケベ町」という物凄く偏差値の低い呼び方をしていたのがツボに入ってしまい、筆者は以後このイメージが抜けなくなってしまった。犬蔵(川崎市宮前区)のことを「いぬぞう」と読んでいて、これもなかなかやばかった。
この悪い先輩が新子安とか新小岩とか金沢文庫を呼ぶときも大体お察しの通りで、すごく嬉しそうな満面の笑みでソレを言うので、運転手をしていた筆者はこの界隈を通るといつも予測可能・回避不可能な状態になっていた。ずりぃよw
鶴見川流域
この川は鶴見川で、恩田川(成瀬駅) と 新横浜公園(新横浜駅)のちょうど中間にあたる。近くのスポットとハシゴして楽しむことも可能だ。健脚なら新横浜から日産スタジアムを経由してここまで歩いてくるのもなかなか楽しいと思う。
民族衣装に身を包んだご家族が記念写真を撮っていた。インドの方かな。緑区では多く見かけるようだ。まるで映画のスクリーンから出てきたようで、なかなか絵になる。
ズームアップ
本日は三ッ池公園からハシゴしてきている関係で、レンズがAF NIKKOR 20-35mm F2.8で来ている。どちらも広い場所なので広角ズームレンズでまとめて撮ってしまおうという魂胆だ。
このレンズは旧式のため最短撮影距離が70cmと遠く、寄れない欠点がある。しかしこの鴨居周辺の桜の木は枝の高さが低く、手を伸ばせは触れられる枝も多いため、広角レンズしか持っていない状況でも意外と撮れてしまうのがいい。
透明感があって好きな構図。古いレンズだけなかなかどうしてよく写る。
C-PLを使っているのもあるがこのレンズは色乗りが良い。寄れないのは確かにネックだが、今から30年前のレンズにもかかわらず解像度や色乗りの面では然程不満を感じない。
サッカーグラウンド
本日訪れている時刻は夕方のため太陽は西にある。振り返ると逆光構図となるため、撮影は順光となる河川敷をひたすら進んでいく方向で撮っているのだが、ちょっとした片道勇者気分を味わえる。
しばらく河川敷を進むとサッカーグラウンドが見えてくる。この辺まで歩くとそこそこ人も減ってくるため撮影しやすくなるだろう。
この鴨居駅からの河川敷は想像以上に長く、そのまま歩くと新向井橋(麻生道路)や港北JCT(第三京浜)のあたりまで続いていく。近くに駅が無く、この後夜勤の予定もあったので今回はこの辺で引き返すことにした。
東本郷地区
さて、前述の通りこの通りは引き返すこのような逆光構図となる。逆光に弱く、デジカメには合わないと評されたAF NIKKOR20-35mm F2.8Dだが、多少ゴーストが出ているものの、絞って撮ればそこそこ持ちこたえるようだ。
ところでこの河川敷のあたりはなぜか民家が無い。駅から近いし環境もよさそうなものだが、地図を見るとその理由がわかる。
このgoogleマップ中央のあんまり建物が立っていないエリアはこのあたりになる。JR横浜線の鴨居─小机間で見られる謎畑地帯は大体この辺だ。
この地形を見ると地理の授業とか宅建士試験で出てくる自然堤防の話を思い出す。蛇行する内側は流速が遅いので、砂礫が堆積して水捌けが良いので畑作中心となる。一方の外側は流速が速いので、粘土等が堆積して水捌けが悪いので水田が作りやすいというものだ。
このエリアの土地利用はまさにこの法則に当てはまる。おそらくは旧川道で洪水のリスクがあるので宅地に適さないのだろう。サッカー場のようなバッファが設けられ橋もかかっていない。2019年の台風で浸水した武蔵小杉最強伝説も同じような地形をしている。
⇒調べてみたら鴨居東本郷農業専用地区といって保全が図られている地域だった。宅地利用に向かないので景観保全と防災バッファを兼ねて設定されているわけだ。なるほど勉強になる。
まとめ
今年は結構お花見に行った年になった。桜は天気や時刻によって表情が変わることもさることながら、ニコン、ペンタックス、富士フイルムと複数のカメラを使っていると過去に撮りに行ったことのあるポイントでもまた違った撮り方になるので新鮮で良い。
今回のAF NIKKOR20-35mm F2.8Dはどちらかというとロマン枠のレンズで、当時の思い出補正の部分も多いのだが、いざ持ち出すときっちり仕事をしてくれるは素晴らしい。フィルターワークができるのもよく、C-PLが決まるとコッテリ色が乗るのも良い。
リンク
2024年お花見関連のリンクはコチラから↓
コメント