前回の続き。鶴見線界隈に続いて年末の川崎大師界隈を撮り歩き。
撮影機材
引き続きK-3 mark IIIとsmc FA Limited 31mm F1.8の組み合わせ。
川崎大師
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前回日記から川崎大師へ。前回の浜川崎から多少場所が飛んだが同日に訪れたもの。所要あったためハシゴとなったが、川崎沿岸部はタテの移動がしづらいため別日に訪問するか、一度川崎駅まで戻った方が早い。
この川崎大師駅要する京急大師線だが、実は「京急創業路線」として大変由緒正しい路線だ。前身となる大師電気鉄道はもともと川崎大師への参拝用列車から始まった路線で、現在は東急でいう池上線ポジションに収まっている。
そんなわけで、毎年大晦日~元旦の時期は終夜運転をやっていたのだが、今年2023年はやはり終夜運転を行わないとのこと。これで2020年以来4年連続になる。京急では1952年から終夜運転を行ってきた歴史があるので今後の再開を期待されるところ。
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川崎大師。正式名称は金剛山金乗院 平間寺といい、真言宗智山派の大本山となる。厄除けに定評のあるお寺で、年末年始は佐野厄除大師、日光山輪王寺あたりと鎬を削っている。…のだが、川崎大師はあまりCMを見ない気がする。都内から近いからかな。
この川崎大師は表参道⇒仲見世⇒本堂という順番で回ろうとすると、「コ」の字型に大回りすることになる。なんだかファイアーエムブレムのアカネイア城とかオスティア城みたいなレイアウトで、随所にアーマーナイト…もとい警備員が配置されていることもあって余計そう感じてしまう。
マインクラフトで初心者が作ったみたいな地形にも似ていて、元旦から三が日にかけてはアホみたいに混むのだがこの時期ならまだスイスイで入れる。特にこだわりがなければこの時期に入った方が楽で、地元民は割とこんな感じで手軽に済ませてしまうことが多い。
上記の写真は日陰となるシチュエーションもあるが、全体的な傾向としてノスタルトーンオレンジを付けたときの傾向に似ている。
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本堂周辺はお香の煙で良く見えなくなってしまっている。Goldはこうしたシチュエーションのときに便利で、なんだかチベットかどっかの密教寺院のような雰囲気に。
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婚活中の女性に是非召し上がっていただきたいネーミング(うそ)年末といえば「ネコと和解せよ」の看板が定番だが、面白そうな看板はどうしても撮ってしまう。
昨今はポリコレやLGBTに配慮が必要の世の中になったので、オスプレイ的な意味で対義語になるネーミングのブツが売ってるんじゃないかと辺りを見回したのですが、残念ながらちょっと売っていませんでした。
カスタムイメージ比較
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各カスタムイメージと比較。“Gold”は左上になる。こうしてみるとかなりクセが強いカスタムイメージであることがわかる。普段よく使う“風景”も結構黄色が強くて実はクセが強かった。
小島新田
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小島新田駅は京急大師線の終着駅になる。浮島、夜光などの工場街への玄関口となるのだが、駅名を示す看板が旧タイプである斜体時のものになっている。
現存するのは珍しく、筆者blueはこのタイプに愛着がある。京急のスピード感がうまく表現できていていると思う。あとスティーブンセガール主演のB級アクション映画・暴走特急のロゴにもちょっと似てる(笑)だいたいあってる
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前回記事から引き続きになるが、鶴見・川崎沿岸部のこの感じは嫌いじゃない。このカスタムイメージはなかなか馴染むと思うのだがどうだろうか。
多摩川スカイブリッジ
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国道409号線をしばらく浮島方面に進み、キングスカイフロントを超えてヨドバシアッセンブリセンター手前のところを左に曲がると、多摩川スカイブリッジにたどり着く。
つい最近(2022年)できたてほやほやの橋で、殿町と羽田空港第3ターミナルを行き来することができる。これはかなり画期的で、従来は羽田空港と浮島を行き来するためには大師橋まで迂回しなければならなかったところを、これにより大幅なショートカットが実現できる。
主として工業をはじめとした産業用途を見込まれた橋だが、自転車や徒歩でも渡ることができる。
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橋を渡ると西側は東京・川崎のビル群が、東側は羽田空港を望むことができる。時間帯は16:30なので本当に夕暮れになっているのだが、“Gold”はそこも考えられていて色被りや色飽和はない。ほぼ見たままに近いホワイトバランスとなる。
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橋を渡り切ったところ。第3ターミナルは国際線なので、手前には住友不動産系列の高級ホテルが併設されている。
余談だが、この橋がかかったことでキングスカイフロントの東急REIホテルは空港までのアクセスが大幅に短縮された。当初このホテルが立った頃は「なんでこんなところに??」と首をかしげたものだが、もしこの橋の建築を予測して建てたのなら慧眼としか言いようがない。
夕焼け
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ソラムナード羽田緑地より夕焼けを望む。上記の通り色被りや色飽和はなく、見たままに近い色合いとなる。いずれも色温度は5000kのままいじっていない。
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これもカスタムイメージの比較。左が“Gold”で右が“風景”となる。この間野島公園で撮った時は“風景”の設定で撮っていたので、この写真と同じく黄色が目立っていたと思う。
穴守稲荷
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京急空港線の駅名の由来にもなっている神社。戦前は天空橋駅(旧名:羽田駅)近くにあった神社で人気の観光地だったのだが、戦後GHQによる羽田空港拡張に伴う立ち退き(※当然超法規的措置である)により移設された。
個人的には川崎大師よりも好きなスポットで、駅から近いためアクセスしやすく、お稲荷様なので千本鳥居や稲荷山もちゃんとあり、コンパクトながら見どころが多い。毎年8月下旬に行われる献灯祭は夜景ファンは一見の価値あり。
カスタムイメージ比較
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日が暮れてくると段々と差がわかりづらくなってくるが、この比較でみると“Gold”は紫(マゼンダ)が抑制されるようだ。
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このシチュエーションで一際異彩を放っているのが“ポップチューン”。かなり彩度と公司トラストが強くデフォルメされているが、夜景スナップで用いるとパンチが効いた絵が取れそうでおもしろいかもしれない。思わぬ伏兵の存在に驚いた。これはいいダークホース。
まとめ
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その後は蒲田まで戻って少しだけ撮ってみたが、日が暮れてしまうと有意な差は見られなかった。やはり日中にこそ変化がみられるもののようだ。
2回に分けて紹介してきたが、おおよその雰囲気は伝わったのではないかと思う。
・晴天下でも西日や夕焼けっぽい色合いになる ・煙や霞で見通しが効かないシチュエーションはごまかせる ・夕焼けは一転して見たままに近い忠実な色合いになる |
という点はユニークで面白いと思った。ソフトフィルターと組み合わせてみるのも楽しいかもしれない。銀残しと同じくクセは強めなので常用には向かないが、味変の類としては便利かも。
ところで最近K-1 mark IIIの開発中というウワサを聞いた。マジか!k-3 mark IIIのインターフェースとAF速度をフルサイズで使えたら…!というのは全ペンタックスファンの夢なのでぜひ頑張ってほしいと思う。
そしてこの調子でカスタムイメージ Special Editionも解禁してほしいなと思ったり。リミテッドレンズ(smc)はいかんのか?
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