Berny watchの黒いヤツ。2024年現在のスーパールミノバはここまで進化している。
スペック
年代 | 2023年頃? | ムーブメント | NH35 |
型番 | AM126VM | 精度 | +30秒程度 |
直径 | 40.5mm | 風防 | サファイアガラス |
厚さ | 13.2mm | 防水 | 20気圧防水 |
ラグ幅 | 20mm | おすすめ度 | ★★★★☆(4.5) |
機能 | デイト 逆回転防止ベゼル | 備考 | PVDブラック |
どんな時計?
Berny watchのダイバースウォッチで、先に紹介したAM126VMの仕様違いとなる。こちらはPVDブラックの施されたモデルで、ケース、ブレス、ダイヤルが黒色で統一されている。この加工賃の分通常モデルよりも気持ち高い。
ダイバースウォッチらしく、分針とセラミックベゼルの15分間までのメモリがオレンジ色のルミノバとなっているため視覚的に楽しい一本。
赤色系のルミノバは技術的に課題があり、どうしてもグリーン・ブルー系に比べて輝度・残光性に劣るのだが、「それでもBernyなら、Bernyならきっとなんとかしてくれる!!」の思いから、ポチッた代物となる。
通常版はのレビューはコチラ↓
ディティール
ダイヤル
モデルそのものは前に紹介したAM126VMと同様S社1st復刻モデルをオマージュしているのだが、ブラックアウトされた上にダイヤルやベゼルがオレンジ色になっているため、大分印象が異なっており一見すると気付きにくい。
そこはかとなくセイバーオルタみたいな闇落ちっぽい雰囲気がある。これはこれでカッコイイか。色が色なのでスーツには合わないかもしれないけど(ダイバースをスーツが合うかどうかはさておき)
なおARコーティングが付いていないのは通常版と同じ。こういうブラックアウトされたモデルは両面ARコートのクールな感じがよく似合うので、ここはちょっと残念ポイントか。
ケースバック
通常版と同じくオープナー方式のケースバックで刻印も打たれている。そして裏蓋もちゃんとPVDブラックになっており、この点はポイントが高い。
ゴールドメッキや、PVDブラック、イオンプレーティングなどの色物ケースは裏蓋の処理を省略する例が結構多く、ここだけシルバーだと雰囲気が台無しになるため個人的に萎えてしまったりするのだが、バーニーはちゃんとここも抜かりなくやってくれているので印象が良い。
ブレスレット
ブレスレットは通常版と同じジュビリータイプのブレスレットになる。割ピン式でクリアランスはそれなりに多く、グライドバックルだが緩みやすいので品質は普通といったところ。
気に入らなければ市販品のオイスターブレスに変えてしまってもいい。ネジ式かつブラックPVDのブレスはアリエクで売っている。さほど高くもない上に手軽に質感が向上するので、記事のネタ作りも兼ねていずれ変えてみたいと思う。
夜光(Lume)
お待ちかねの夜光であるが、これはもう期待通りでケチのつけようもないレベル。贅沢にも三色に塗り分けられており大変賑やかで楽しい。写真は三脚撮影しているのだが、誇張なしに本当にこのくらいにバッチリ光る。もちろんレタッチもしていない。
素晴らしいのはオレンジ色のルミノバも輝度・残光性ともに大幅に向上している点だ。
ルミノバの残光性は大抵 ブルー>グリーン>オレンジ となるのだが、バーニーウォッチのルミノバはグリーンの残光性が高く、オレンジのルミノバはここ以外使っていないので大変珍しい。
通常モデルとの比較。左の通常モデルは注文ミスで届いてしまったものなのだが存外悪くなく、本機と雰囲気がかなり異なるので並べてみると両者のキャラクターが際立つ。
どちらも夜光は強力で、ブラックライトを照射するとかなりの輝度を放つ。残光性も高く、寝落ちして途中で起きてもまだ光っているので、その力強さにただ驚く。
とりあえずルミノバが爆光で光る時計を探している人はバーニーウォッチでいいのでは。
入手方法(アリエク)
(※画像から商品ページへ飛べます)
アリエクで入手可能。通常版よりもほんの少し高いが、裏蓋までしっかりPVDブラックな上、ルミノバが三色使いになっているため納得感は十分。
まとめ
「ひとつだけ言える真理がある。男は黒に染まれ」
を地で行ったような1本。作りの甘さも程々にあるが、PVDブラックケース&ブレス+オレンジルミノバという唯一無二の個性があり、他で替えが効かないオリジナリティがある。
高輝度オレンジルミノバはやっぱり感動する。光り物オタクを続けて四半世紀以上経つが、これとスーパーブルールミノバはやっぱり衝撃的だった。そんなわけで夜光オタクはこの時計を買うとよい。一体何を悩むというのですか?
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