【アリエク入門③】Aliexpressで注文品と違うものが来たので、問い合わせた結果⇒(英語例文あり)

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中華時計

アリエクで腕時計の返品申請をしたら増殖して帰ってきた。なにを言っているのかわからないと思うが…おれも何をされたのかわからなかった…。

アリエクで注文したらまさかの品違い…!さてどうする?

アリエクで注文をするとそこそこ割合でトラブルはある。よくあるのは決済エラー、次にあるのは品違い(頼んだものと違うものが送られてくる)だ。納期に関してはシステム管理されていること、バイヤープロテクションやお詫びクーポンなどから実は以外と少ない。住所さえ合っていれば。

品違いの交換返品の要望については海外(中国)である点から、ハードルが高いイメージがある。しかしアリエクは国際ECサイトであるため、その辺の対策はしっかりしているし信頼性の高いセラー(売り手)から買う場合はきちんと対応してくれることも多い。

正直ヤフオクやちょっと怪しいAmazonマーケットプレイスよりも余程しっかりしているのでそこは安心していい。この記事では実際事例を紹介しながらそのやり方を説明。

受け取り連絡はしないでおく

品違いがあった場合の初動対応としては、まずは受け取り連絡はしないでおくことが重要。アリエクはヤフオクやメルカリのように受取連絡を行うシステムになっている。Amazonや日本の通販サイトのように受け取りっぱなしではない。

ここで注意したいのは、品違いや未達があった場合は受け取り連絡は保留にすることだ。これを押してしまうと取引が完了してしまい、商品受領に関して異議をとどめなかったとみなされる可能性がある。

よって未達や品違いなどの場合は受け取り連絡はせずに、とりあえずセラー(Seller:売り手)に連絡を取ってみることから始まる。こういうこともあるので、受け取り連絡は必ず開封確認・検品を行ってからにしよう。

セラーに連絡

とりあえず、まずやることとしてはセラー(売り手)に連絡することだ。ヤフオクやメルカリで出品者に連絡するのとノリは同じで、やり取りもLineのような今風の吹き出しのトーク画面になっているのであまり抵抗感はない。

やり取りは英語か中国語で

セラーは当然ながら中国人なので、やり取りは英語中国語で行う必要がある。今の時代日本語で連絡したとしても、セラー側が日本語翻訳ツールを使って返信はしてくれるとは思う。

……思うけど、アリエクの日本語版サイトはおそらくは自動翻訳サイトでの機械翻訳なので結構怪しい箇所があるし、セラー側は当然中国語表記のページで作業をしているわけで、そこでいきなり日本語でコメントしても「なんだコイツ?」と思われる可能性は大だろう。


中国語で打つのもありだが、こちらが中国語が分からないと翻訳文はただの暗号になってしまうし、向こうは当然ネイティブなので違和感が気になるだろう。そんなわけで、やはり英語で打つのが双方共にフェアだしまた合理的だと思う。

アリエクはいわゆる越境ECサイトなので、事実上の公用語は英語となっている。なのでその意味でも英語が無難かなと。とはいえ翻訳サイトを使えばそこはあまり問題ない。


トラブル解決実例

ありのまま、今起こったことを話すぜ!

事例

いつものようにアリエクで注文していたら、頼んだものとは違う製品が送られてしまった。

今回注文した物は腕時計で、正しい注文品は自動巻き式であるが、実際に届いたのはクオーツ式である。筆者はクオーツ時計は集めていないのでこれは返品交換したい。

支払方法はクレジットカード払いで、既に決済がされている。購入先はメーカー直売ページで、同じ商品の在庫はまだ複数残っている。以上の条件での返品交換の流れを見ていくことにする。

セラーへの連絡 ※翻訳サイト使用

Thank you for your help. I received the product today. Thank you very much.

Unfortunately, I received a different item and would appreciate your confirmation. The watch I ordered is automatic movement(SEIKO NH35), but the item I received is quartz movement(MIYOTA 2115). Similar design, but if you look closely, the dial is also marked differently.

Order number: 1xx4xxxx8xxx7xxx
(orderDetailUrl) Product URL: https://aliexpi.com/xNxxax
Correct model number: MY-H3DAC(SEIKO NH35)
Wrong model number: MY-H3DQZ(MIYOTA 2115)

I am attaching a photo. Thank you very much.

お世話になります。本日商品を受け取りました。ありがとうございました。

残念ながら違う商品が届いてしまったため、確認をお願いします。
私が注文した時計は自動巻きですが、届いた商品はクオーツとなっています。
(似ているデザインですが、よく見るとダイヤルの表記も異なっています)

注文番号:1xx4xxxx8xxx7xxx
商品URL:https://aliexpi.com/xNxxax
正しい型番:MY-H3DAC(SEIKO NH35)
間違った型番:MY-H3DQZ(MIYOTA 2115)

写真を添付します。よろしくお願いします。

TOIEC100点の筆者が無い知恵絞ってセラーに伝えると大体こんな感じになる。ポイントとしては文章として達意であることで、誰がどう読んでもその通りにしか解釈しようのない文章を書くと相手に伝わりやすい。

・要件(違う商品が届いたので確認してほしい)
・何が違うのか(正:自動巻き式 SEIKO NH35 誤:クオーツ式 MIYOTA 2115)
・注文番号:1xx4xxxx8xxx7xxx
・商品URL:https://aliexpi.com/xNxxax
・商品名称(正:MY-H3DAC 誤:MY-H3DQZ)

これが簡潔に伝わるような文章を書いて、翻訳サイトに放り込むと上記のような文章が生成される。ポイントは文章下部に箇条書きでまとめている。

筆者でも読める単純な文章だし言いたいことは分かるだろう。ネイティブ的に正しいのかは不明だが、ネイティブではないのは相手も同じ。要は「こまけぇこたぁいいんだよ」のスタンスで問題ない。



ダメ押しに商品写真も添付しておこう。これでセラーの返信を待つことにする。

商品写真の添付(2024.5時点)

ところがメッセージセンターへの画像添付は多少面倒だ。このブログでいつもやっている通り、デジカメで撮った写真を縮小してトークに添付しようと思ったがどうもうまくできないらしい。縮小率を変えてファイル容量を小さくしてもダメなようだ。

調べたところ、アリエクのスマホアプリをインストールしてスマホ経由でならいけるらしいと聞き、実際にやってみたのだがこれもダメ。

ところが、アリエクのセラーとのトーク画面にはカメラボタンがあって、これを押すとスマホカメラが起動して撮影した写真を直接トークに貼り付けることができるようになっている。なので今回はこの機能を使って画像添付を行った。写りが悪くてちょっと不本意だけど。

セラーからの返信

これに対するセラーからの返信は以下の通り。日本語訳文は同じく翻訳サイトに放り込んでいる。

I’m so sorry, friend. If you are willing to pay $15, we will send you a brand new MY-H3DAC mechanical watch. This way you can also have a quartz watch and a mechanical watch at the same time.

If you don’t want to wear a quartz watch, you can give it away or sell it. what do you think? The daily price of the MY-H3DQZ quartz watch is US$42. Looking forward to your reply

申し訳ありません。もし15ドルをお支払いいただけるなら、新品のMY-H3DAC機械式時計をお送りします。これでクォーツ時計と機械式時計を同時に持つことができます。クオーツ時計を身につけたくない方は、お譲りいただくか、お売りください。MY-H3DQZクォーツウォッチの1日の価格はUS$42です。お返事お待ちしております。

1日おいてセラーから連絡があった。内容としては以上の通りで概ね意図は伝わっている感じ。要約すると追加で15ドルを払えば本来注文した商品(自動巻き式)を送ってくれて、手元に品違いの商品(クオーツ式)は返さなくていいということらしい。

あくまでそう「らしい」のだ。つまりお互い翻訳サイトを使ってのやり取りなので解釈のミスはまだあり得る。それに15ドルを払うとして、どのように払えばいいのかもわかっていない。


セラーへの再連絡

そこを不確定部分をはっきりさせるため確認のメールを送ることにする。

Thank you for your guidance.

Just to confirm, if I pay the $15.00 they will send me the original item? (And,I don’t need to return the watch in my possession)
I would need to be prepared to return the item and you would have to go through the process. So if paying the $15 would solve the problem, I would prefer to do that.

Please let me know how to pay the $15 if you don’t mind. (I live in Japan and bought this purchase with a credit card.)

ご説明ありがとうございました。

確認ですが、$15.00を支払えば元の商品を送ってもらえるということですか?(また、手元にある時計を返却する必要はない)
私は返品の準備が必要ですし、あなたもその手続きも必要です。15ドルを支払うことで問題が解決するのであれば、そうしたいと思います。

差し支えなければ15ドルの支払い方法を教えてください。(私は日本在住でクレジットカードで購入しました)


「えっ、手元にある商品返さなくてもいいのか!!」 というダメ押し再確認。
これに対してセラーが「ああ、しっかりもらえ…」「おかわりもいいぞ!」と返してくれればOK。

ついでに追加の15ドルの支払い方法を聞いている。バイヤー(購入者)は日本在住で、支払方法はクレジットカード払いであることもついでに伝えている。

セラーからの再返信

セラーからの回答は以下の通り。

Of course, friends, we will send you the watch you originally ordered (MY-H3DAC), and there is no need to return the wrong watch.
We will send you a payment link. You can pay it and we will make a special note for you

もちろん、お友達、我々はあなたが最初に注文した時計(MY-H3DAC)をお送りします、間違った時計を返す必要はありません。私たちはあなたの支払リンクを送信します。あなたはそれを支払うことができ、我々はあなたのための特別なメモを作成します。

セラー「ああ、しっかりもらえ…」「おかわりもいいぞ!」

いただきました! あと友達と言ってくれて嬉しい(そこ?) けれどもこの「友達」はたぶんドラクエ3のアッサラームの商人的な意味だろう。おお、わたしのともだち!

こうしてこのセラーは筆者唯一の友達となった。ヨカッタネー

友達の証

友達になった証にセラーは商品リンクを貼ってくれた。
えばらのごまだれー♪(ゼルダの伝説で謎解きした時の効果音)

この赤いアイコンが臨時の商品リンクで、商品ページに飛ぶ。このリンクからじゃないと飛べない仕様になっているのだろう。メルカリの〇〇様専用にノリは近い。

コレをカートに入れて、あとは通常通り注文確定すれば手続きは終了だ。(※画像は購入後に撮ったスクショなので売り切れ状態になってます)

商品到着

しばらく正座して待っていると正しい商品が送られてきた。品違い品は返さなくてもよくなったので結果的に増殖してしまった。これは嬉しい誤算。僥倖だっ………!なんという僥倖……!

あとは通常通り受け取り連絡をすれば終わりなのだが、せっかくなのでお礼のメールを打っておいた。ありがてえありがてえ…!

まとめ

今回はアリエクの品違い品のトラブル解決について説明した。英語でやり取りするのは一見ハードルが高そうに見えるが、翻訳サイトは高精度だしスピーキングも必要ない。筆者のような中学生英語でも問題なく対応してもらえる。

もっとも、問い合わせに対してどのように対応するのかはセラー次第になる。バイヤープロテクションの表示がある商品や、セラーがメーカー直営やゴールドセラーの場合はこのように対応してくれることが多いので、なるべくこういった販売先から購入するとよいだろう。

鱗滝さん「判断が早い!」

このやり取りで感じたのはセラーの対応の速さだ。差額分払えば品違い品は返さなくてもいいというのはかなり合理的で話が早い。バイヤー(購入者)にメリットを提示できるし、セラーも損切りしてクレーム対応を終了できるので両者にとって得な選択肢なのだ。

実際のところ、一度消費者の手元に渡ってしまった商品は品質保証がなくなるのだから送り返されてもメーカーとしては困る。まして国際取引になると色々と面倒な部分もあると思うので、妥当な判断ではある。それにしてもこれは英断だろう。


日本企業だとこの辺のレスポンスは遅いだろう。まず稟議が必要になる案件と思われる。

もし自分が営業または品質保証担当なら、会社方針や上司の指示待ちのため「一度持ち帰って確認します」とか濁してそこそこグダグダになるだろう。実際そうやってムダな稟議や決済でグダグダになってる会社は多いと思われる。 わが社 ダメな会社の典型だ。

中国メーカーは絶えずアップデートを続けていて、クレームは迅速に処理し、前ロット品もセール品にしてさっさと捌いてしまうことが多い。どこまでも合理的で純粋に商売が上手いと感じる。これは国産メーカーもちょっと頑張らないとだぞ、と。

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