【レビュー】銘匠光学 TTArtisan 17mm f/1.4 C ③

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▶カメラ

前回の続き。銀座から京橋そして東京駅へ。ちょっと雑談多めです。

このレンズで撮った写真

東京スクエアガーデン

明治屋。お酒や輸入食品に定評のある高級スーパーで、ここはその本社。

この三角形を3つ組み合わせた家紋は「三つ鱗」というのだが、ゲーマーや外国人からはもっぱらトライフォースとして認識されている。かくいうblueも「トライフォースやん!」と食いついた。(江ノ島でもあったなコレ…)

なお料理番組で初めて「ビーフストロガノフ」という言葉を聞いた時はガノンドロフ的な何かしか思い浮かばなかった。語感が肩パットとか付けた屈強な戦士みたいな雰囲気がある。つよい(確信)


このビルは超技術による謎の構造をしており、吹き抜けが凄いことになっている。

その高さたるや31mを誇り、最初の写真の超高層ビル部分がまるで宙に浮いているかのように錯覚する。応力や構造耐力をどうやって確保しているんだろう。ビルマニアは一見の価値あり。

東京駅(八重洲口)

東京駅八重洲口。先ほどの京橋から歩いてすぐ辿り着く。

高速バスで東京駅に着くとこちらに降ろされるわけだが、ここからあの丸の内口まで移動するのはノーヒントだとかなり厳しいものがある。なぁにこれぇ?と初見は断念した人もいるんじゃないだろうか。


24mmは普通に撮っていると持て余す画角だが、ここらのビルは巨大すぎてもはやフレームインしきれない。全部映そうとするともはや肉眼の視野角を超える超広角レンズが必要だ。

東京駅(丸の内口)

JPタワー

blueは田舎者なので丸の内口は迷ってしまってなかなか地下通路から出られないことがよくある。迷ったらとりあえずガチャガチャがいっぱい売ってるあたりを目指すが最短経路で地上に出られた試しがない(笑)

このJPタワーは日本郵政グループのビルで、古いビルの上に新しい高層ビルが生えているような形をしている。この建築様式は「腰巻きビル」と呼ばれるもので、丸の内周辺でよく見られる。

賛否両論別れるデザインだけど、こういった近代建築に敬意を払うデザインは素敵だし単なるガワやハリボテじゃないのもいい。一方でダサいという意見も一理ある。


タクシーがまるでオームの群れみたいになっている。あんまり動いている様子はないし、近くを流していた方が営業効率高いと思うんだけどどうなんだろう。


新丸の内ビルディング

駅前にある新丸の内ビルディングも腰巻きビルのひとつ。腰巻きはいわゆる「丸ビル」の部分で、それのリニューアルなので「新丸ビル」となるわけだが、“新丸さんの所有するビル”みたいなニュアンスが出てしまい、なんだか腑に落ちない。

腰巻きビルの妙な感じの原因はきっと送り仮名なんじゃないかと思い、「腰巻ビル」ならカッコがつくんじゃないかと思ったら、今度は“腰巻さんの所有するビル”みたいなニュアンスになってしまった。日本語難しい…。



そんなわけでやっとこさ大正義東京駅。クラシカルで由緒正しい駅舎、空を覆わんとする超巨大ビル、もはやダンジョンの様相すらある広大な地下街、皇居方面への御幸通りと配置構成に全く隙がない。新宿や池袋、西なら梅田も大きいが東京はやはり別格だ。

ここら一帯はレタッチで空を極採色にされたりすることが多いが、jpg撮って出しのすっぴん状態でもこの程度までは写るしまだかなり余裕がある。暗い部分を補正するばいい感じになるだろう。

この駅前広場が完成したのは2017年で割と最近で、それ以前はバスターミナルがあったり工事中だったりなイメージの方が強かった。

超巨大ビルの圧倒的質量感と、駅前広場と御幸通りの開放感を矛盾することなく両立した現在の姿はまさしく完成形に相応しく、歩いてみると360度どこを撮っても絵になるので驚く。

まとめ

今回のように建築物などの直線主体の被写体を撮ろうとすると周辺の甘さがかなり目立つ。前回でも触れているが、周辺画質を求めるなら絞って使うかメーカー純正レンズを持ってきた方が良い。簡易防滴もないので悪天候にも気を遣う。

しかしF1.4の明るさはさすがで、ISO3200程度まで上げると明度で苦労することはほとんどなかった。少し前のカメラとF2.8のレンズの組合せではとても考えられない。


このレンズの売りは携帯性だ。サブレンズとしては最適で、出番があるかどうかわからないけどとりあえずお守りとして持っていくという運用がおすすめ。軽くて邪魔にならない上に夜景撮影にも滅法強く、もしもの時にきっちり仕事をしてくれるため頼りになる。

今回のように会社帰りに撮って歩くという芸当も純正のデカ重レンズだとなかなか厳しいが、このレンズならできる。マニュアルフォーカスということもあって質感や操作感も楽しめるので、スナップが好きな人は入手して損のない一本といえるだろう。

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