前回の続き。ハーバーランドから南京町へ移動。ウェイパーおじさんこんにちは。
撮影機材
前回に引き続き、ニコンZ7にタムロン SP 24-70mm F2.8 Di VC USD G2(A032)を装着。Fマウント用レンズなのでFTZを履かせている。今回のような弾丸旅行では割と大活躍している。
このレンズで撮った写真
ハーバーランドの補足写真を何枚か。
観覧観覧車
観覧車は常にゴンドラが回転しているため露光時間によって印象が大きく変わる建築物だ。左は絞りを開放しISO感度を上げてシャッタースピードを短く撮った写真で、ほぼ見た目通りの写りとなる。この撮り方は手持ちのスナップ撮影でも撮れる。
右は絞りを閉めてISO感度を下げてシャッタースピードを長く取った写真で、ふぐ刺しのような幾何学模様になっている。こちらは三脚がないと撮れない。
コーナン
このハーバーランドだが、なぜか唐突にホームセンターのコーナンがある。デートコース風のキラキラした一帯に生活感に満ち溢れた施設が突如出現し、あまりにも場違いで笑ってしまったため一枚撮っている。
神戸の場合坂道で戸建て住宅が多いのと、六甲方面は坂道で車社会と思われるため、意外とさもありなんなのかもしれない。ただこの一帯は観光地だし渋滞しそうだなとは思う。
ピンボケ写真
このハーバーランドではピンボケ写真を何枚か撮っている。最近noteを始めて別テーマを記事を書いているのだが、「みんなのフォトギャラリー」(noteユーザーで共有できる記事見出し用の画像)の素材として使えないかなと思い、併せて撮っている。
F2.8だと玉ボケの大きさはこのくらいが限界なようだ。これをやる場合はマクロとかF2以上のレンズを持ってきた方がいいかもしれない。
多重露出
これもnote用の素材として撮ったもので、多重露出(比較明合成)で撮っている。この間のホタルの写真と同じテクニックで、ピンボケ写真とピントの合った写真をニコイチで重ねている。これをやるとフォーカスブリージングが発生するが、ある程度わざと入れた方がいい感じになるらしい。
副次的効果としては、ピンボケ写真で撮ると光源の明度が下がるため白飛びがしづらく、結果として露出を大きく取れるため、明るい夜景写真を撮ることができる。
通常の写真ならばヒストグラムを見ながら白飛びしない程度のRAWを撮り、レタッチでパラメータ調整を行って見栄えのする写真に仕上げるのだが、この方法だと本体内で完結するためかなりお手軽に見栄えのする夜景写真を作れる。
みなと元町駅
なんだかこれもどこかで見たような既視感のあるワードである。横浜の場合は みなとみらい線 元町・中華街駅 となるのだが、「みなと」と「元町」がかぶっている。ついでのこの「みなと元町駅」からは南京町(神戸中華街)が徒歩圏内にあるため、余計紛らわしい。
この交番のアイコンはすごく好き。全国の交番これにしよう(提案)
西安門
栄町通りから西安門へ向かう道中。筆者が好きな「こういうのでいいんだよスポット」がにわかに増えてくる。横浜イメージだと馬車道のあたりが近いかな。
このあたりも大分味があって探索をしてみたい気もするのだが、残り時間が20分くらいしかないので残念ながら先を急ぐことにした。
南京町(神戸中華街)
神戸の中華街はほぼ一本道で、規模こそ横浜よりも小さめだがその分回りやすい。そして並行して元町通があるので、実際の規模感としてはさほど横浜のものと変わらない。ちなみに「元町通り」は横浜にも存在する(この言い回し何度目だろう)
また横浜の中華街よりも若干夜が遅く、9:30時点でもそれなりに人通りがあるようだ。
裏通りに入ると猥雑で怪しい感じにある。この雰囲気は良き。
左上の店名「とくさん」で笑ってしまった。これネット掲示板で有名なやつで、男性専用サウナの合言葉とされているのである。「とくさんか?」という問いかけに「違います」と答えるのがOKサインで、後は皆様のおもちゃにされてしまう。
「違います」が合言葉になっているのがミソだ。「とくさんか?」⇒「そうです」となると、「とくさん」であることを肯定したこと(=OKサイン)となってしまうため、これはこれで後は皆様のおもちゃにされてしまうのだ。YESとNOどちらで答えても結末が同じという理不尽展開である。
これの対策が議論されたところ、おもちゃにされたくない人が先手必勝で「とくさんか?」と聞いて回っている説、「答えは沈黙」では肯定とみなされて回避できない説、「とくさんならあちらです」と隣の人を指すと回避できる説、等が存在する。最後のはどうかと思う(笑)
名誉と念のため言っておくが、もちろんこのおでん屋さんは上記のハナシとは無関係である。
どこかで見た顔だと思いきやウェイパーおじさん!ウェイパーおじさんじゃないか!チャーハンやわかめスープにこれを溶かすと誰でも本格中華風に作れてしまうあの調味料だ。入れ過ぎてしまうとウェイパーあじになってしまうので分量が意外と難しかったりするのだが。
某偉大なる指導者みたいな顔しているが無関係で、廣記商行の創業者であり初代社長の鮑日明(パォルゥミン)さんがモデルなのだそう。もうすぐ赤缶がなくなるので今度は青缶を買ってみようと思う。
縦構図を何枚か。雰囲気重視ですこしアンダー目に撮っている。ナトリウムランプの橙色が心地よい。
本日のベストショットはコチラ。迷いましたが幸せオーラがこちらまで伝わってくる素晴らしい絵だったので載せちゃいました。すみません。
元町駅周辺
中華街を抜けるとそこはJR元町駅周辺となる。神戸大丸の建物と、元町通りのモザイクガラスがシンボルだ。このあたりの雰囲気は川崎駅周辺に少し似ている。
この元町通りを信号を渡って逆方向のアーケード(三宮センター街)へ進み、さんプラザ、センタープラザあたりの一角はオタロードになっている。寄りたかったのだがRTA中かつ21:00を回っているので今回は割愛。
JR三ノ宮駅~神戸駅間の高架下は上野アメ横のような雰囲気になっている。モトコー(元町駅~神戸駅)はかなりアングラな雰囲気もあるが、ピアザ神戸(三ノ宮駅~元町駅)はそれなりに明るい雰囲気で夜間でも通りやすい。
ワークブーツ専門店など見どころが多い場所なのだが今回は通過のみ。この写真を撮っているとき、集合時間まで残り10分を切っているため実は超急いでいる心境の写真となる。
元町駅交番。なかなかお洒落な建物になっている。やぐらがかわいい。壁が薄汚れてしまっているが、逆に景観にモトコーなどの周辺施設の景観に合っていて、エモい。
PMPTビル(高速バス待合所)
今回のゴールはここ。一見普通の商業施設ビルに見えるが2階に高速バスの待合所がある。今回当日予約が取れたバスの発車時刻が22:00、集合時刻が21:45だったのでここまで速足で来る必要があったのだ。
注意点としては、乗車場所は少し離れている(県道21号線)であり、係員の誘導のもと移動することになるため、集合時間は厳守となる。またトイレは2階の係員にカギを借りて借りることになるため、多少面倒なため、もし可能であれば外で済ませてきた方がいい。
また小技として18きっぷを併用している場合は京都から乗った方がいい。高速バスは大抵の場合、神戸⇒大阪⇒京都────横浜⇒東京or新宿 という風に何カ所かピックアップしてから長距離移動を行うため、京都から乗った方が乗車時間が少ないので、観光時間を延長でき疲労も軽減できる。
まとめ
豊橋から青春18きっぷで乗り継ぎ、近江八幡RTAからの神戸RTAとタイムアタックを2回行ったハードな旅だった。近江八幡からの4記事はすべて同日中の行程となる。完走した感想としては、近江八幡のバスは始めに調べて気付くべきだった。この反省は次回以降の訪問の際に活かしたい。
他方、単焦点レンズではなく大三元ズームを起用したのはよいチョイスだった。これのおかげで効率のよい撮影ができたし神戸遠征もできた。その神戸も敢えてISO200で三脚撮影を行い巻きで撮ったのはよい判断だったと思う。
あとは体力かな。フルサイズカメラ+サブレンズ+三脚+替えの衣服という装備で歩き回るのはそれなりのスタミナがいる。近江八幡みたいに行きと戻りが同じ駅の観光地は覚えておいて、コインロッカーを利用するといいかもしれない。
高速バスを利用したのはほぼ10年振りで、お盆で翌日も休みだったことから利用したのだが、18きっぷと組み合わせると移動距離を大幅に稼げるのでガチ撮影旅行ではオススメだ。しかし使う場合は3列シートにした方がいい。4列シートのバスは久しぶりに乗った。体バッキバキで痛い。
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