【レビュー】FUJIFILM S5 PRO ③自由が丘東口

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▶カメラ

前回の続き。今回は自由が丘の東エリアを歩いていきます。

撮影機材

前回に引き続き、富士フイルムS5 Proにシグマ 35mm F1.4 HSM Artの組み合わせで撮っている。


このレンズで撮った写真

自由が丘駅 南口

東急大井町線の踏切を渡ると自由が丘駅の南口方面に出る。

この駅は地下化する前のかつての下北沢駅に構造や雰囲気が似ていて、東急東横線と東急大井町線の線路で4つにエリアが区切られていて、それで大体の居場所がわかるようになっている。


東横線沿線沿いを田園調布方面に歩いたところ。このまま等々力通りまで直進して東に曲がると東急目黒線奥沢駅となる。大岡山駅でも乗り換えはできるが、ここも知っておくと便利。

今回は加齢にスルーしているが、マリクレール通り(九品仏川緑道)は自由が丘の顔となる代表的スポットで、雑貨屋やカフェが立ち並ぶためデートコースにもってこい。緑道にはベンチがあるので休憩もでき、歩けば緑が丘駅まで散歩も楽しめる。

なお筆者はデートしたことは(ないです)

美観街

自由が丘を体現するスポット。自由が丘とは自由に酒が飲み歩ける丘のことである。

しかしながら自由の意味をはき違えた輩は少なく、皆節度を持って楽しんでいるためガラが悪くなったりはしない。三軒茶屋やたまプラーザにも言えるが、東急沿線のハイソな雰囲気と歓楽街のバンカラな雰囲気がいい感じに中和されて、とても居心地のよい空間となっている。

美観とは絶え間ない努力と心掛けがあってはじめて実現できるもの。もしこの街でリバースしようものならきっと天罰が当たるだろう。


ここでボケ成分を補充。S5 ProはAPS-C機だが、F1.4のレンズを使えばこのくらいのボケは作れる。

シグマ35mm F1.4は解放から中心解像度の高いレンズだが、2024年の最新レンズに比べると、四隅や周辺減光が少々気になる。しかしAPS-C機で使う限りはこれらの欠点が欠点とならない。

D200やS5Proに付けたときの外見や重心バランスも良く、換算52.5mmと使いやすい画角もあり、弱点となる高感度の弱さを補うこともできる。この使い方は電子絞りを搭載してしまったタムロン35mm F1.4(2017年発売)ではできない芸当だ。


同じカットで露出の異なる二枚。昔のCCD機時代のデジカメのスナップ夜景といえば(左)のような感じだったが、F1.4レンズを使うと(右)のような現代風の明るい撮り方もできる。

筆者は「露出は被写体に従う」撮り方が多いので、アンダーでも雰囲気が出れば良しとすることが多い。これはどちらもあり。そこそこの明るさのある繁華街なら、オールドデジカメでもレンズ次第でなんとかなってしまうことが多い。

ヒルサイド通りの踏切

ヒルサイド通りの一角。なんか好き(笑)

何気にダイナミックレンジの広さを感じる写真で、くちビルのネオンサインや、後方にある河合塾のランプの色が飛んでいない。これD200だったら色が飛んでるかも。

まとめ

今回撮った写真でお気に入りの一枚。「東京感」がよく出ていると思います(自画自賛)
この感じが出せるのはやっぱりCCD機かな。

撮ってみた感じニコン機に撮影フィーリングは似ているが幾分粗熱の取れた絵が撮れるようだ。D200やD80では赤くなってしまいそうな場面も、このカメラだと色が被っていない。これは背面モニタでは確認が困難なのでPCに取り込んでみるとわかる。

それでいてCCD機特有のコッテリ感はあるので、ウェットで情感のある写真が撮れる面白いカメラと思う。この感じはちょっと珍しい感じ。もう少し試してみようと思います。

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