前回の続き。大さん橋・山下公園でヨルヨノ2025を見に行った話。
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撮影機材




ニコンZ7にNikon NIKKOR Z 24-70mm f4を装着。簡素な組み合わせながらオールマイティに対応できる装備で使いやすい。
海岸通り



海岸通り。神奈川県警、横浜税関、神奈川県庁などが並ぶ官庁街である。日本郵船ビルなど歴史的建造物もあり、ガス灯を模した街灯など雰囲気が良い。
2年前にも同じ装備で撮った場所になるのだが、ナノクリレンズならではの透明感・抜けの良さに驚く。



開港広場前。筆者が好きなスポットて定点撮影をしばしば行っている。
なんかあっさりしたと思ったが、ビアバーがラベンハム(アパレルショップ)になっていた。ラベンハムはキルティングジャケットのイメージがある。中綿があるため暖かく、サラリーマンがスーツの上に着られるジャケットで使い勝手が良い。ファッション雑誌にも度々掲載される。
横浜にファッションブランドの直営店が出店されるのはなかなか珍しい。趣味系の専門店が減ってきた感があるが、代わりにアパレル関連は充実してきた感がある。先駆けになったブルーブルーヨコハマはやはり偉大といえる。



象の鼻パーク。ここから大さん橋に向かうわけだが、ヨルヨノ2025をやっているためかなり混雑していた。これ大丈夫かなと思いつつとりあえず会場まで向かうことに。
ヨルヨノ2025(大さん橋会場)


今回の目的はコチラ。ヨルヨノ2025というライトアップイベントが開催されていて、本日30日はその最終日となる。東急線の広告で気になっていたため足を運んでみた次第。


大さん橋ターミナルの通路。通路にはプロジェクションマッピングがなされており、時折クジラやエイなどの大型魚が泳ぐ。ヨルヨノのイベントというわけではなく2024年から常設になっていていつでも楽しめる。

この通路を抜けると展望デッキに出る。ここはイベント関係なく通常営業時からこのブルーの照明になっている。たぶん20年くらい前からこのままだ。




ヨルヨノ2025のイベント趣旨としては、プロジェクションマッピングやLED照明によるライトアップで、音響に呼応して照明がオンオフ・調光するというもの。それをみなとみらい全体で実施するというもので非常に大掛かりなものとなっている。
昨今のIOT技術の向上は目覚ましいものがあり、ドローンで絵を描くことはよく見られる光景となっている。今や企業は元よりスマホアプリなどを介して家庭レベルでも導入されているが、区画レベルの大規模な管制制御が可能になっていることは驚く。




みなとみらいの通常風景はコチラ。F4通しレンズだが見られる程度には撮れるようになっている。というかもはや三脚撮影とさほど遜色がない明るさは得られるため、F4という暗さによる不自由感は意外とないかもしれない。
ISO感度は3200程度、絞りはF4で、シャッタースピードは1/8秒くらいで撮影している。手振れ補正が強力で、70mmのテレ端で撮ってもバッチリ止まる辺りはさすが。それでこのくらいの明るさになるのでスナップ夜景でも十分な性能といえそうだ。
F2.8通しでもこれの2倍留まりなので、明るい部分は単焦点に割り切るという考え方もある。F4でこれだけ取れて70mmまでズームできるならこれで戦うのもありだろう。


大さん橋にはカフェダイニングが併設されている。いい感じの雰囲気で夜景も楽しめるのでデートコースにはいいかもしれない。
ヨルヨノ2025(山下公園会場)



山下公園通り。道すがらを正面構図で撮っているが、このレンズは歪曲収差がほとんどない。パラレル構図がパラレルで写るので、このような正面構図も撮って出しのまま無補正で出せる。
まあやっぱりおしゃれ。横浜は山下公園~元町~外国人居留地のあたりが一番好きだ。





山下公園地区のヨルヨノ会場。こちらも音響と照明が呼応したイルミネーションになっている。
氷川丸は「ぷかり桟橋」を思わせるシアンカラーのライトアップになっている。いつかの改修でマルチカラーのLEDに改修されたらしく、イベント時などにはこうしたゲーミング配色になると雰囲気が一変するので楽しい。
Winter Wonder Park Yokohama


山下公園では別の催しも行われている。Winter Wonder Park Yokohamaという季節型のイベントで2月一杯まで実施されているようだ。






ヨルヨノとは趣向の異なるレトロなイルミネーションが惹きつける。こちらは雰囲気の良い白熱電球風LEDが多用されており、オールドアメリカを彷彿とさせる。
ニコンのナノクリスタルコートレンズは逆光に強く、こうした点光源でもフレアやゴーストは出ない。

こういうのでいいんだよ(恍惚)
元町・中華街駅周辺

それから今回の撮影で一番テンションが上がったのがコレ。バーニーズニューヨークのショーウィンドウでセール告知のセットなのだが、それがとにかくセンスが良い。このレイアウトは見かけた瞬間心がときめいてしまった。こういうのでいいんだよ(2回目)




とにかくオシャレでセンスが良くガン撮りしてしまった。四角形の枠内に世界観を作り込んでいるところのポイントが高く、箱庭感が素晴らしい。
シーズン企画のレイアウトなのでやがて取り崩してしまうのだが、それがもったいないくらいだ。使われているものもLEDチューブにホログラムシート、ミラーボールといった汎用素材でできていて、工夫によって予算も抑えられている点も良い。
これは本当に満点だ。思わずガッツポーズしてしまったし、このディスプレイの前で10分くらい唸ってしまった。カメラを持ってきた良かったというものだ。
まとめ

久々のヨコハマ散策となった。特に目的もなく(ダイソーで必要なものを買うくらい)ついでにカメラを持って散策という感じになったのだが、なんとなく出掛けて撮れ高が確保できるのは本当に素晴らしい。
今年はあっという間で、また忙しく更新頻度が少なくなってしまいましたが、こんな感じでたまに記事が上がってきますので気長にお付き合いいただけますと幸いです。それではよいお年を!




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