【レビュー】HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited ②

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▶カメラ

前回の続き。ペンタックスのパンケーキレンズで糀谷から引き続き羽田方面へ散策。

このレンズで撮った写真

大鳥居駅周辺

踏切は京急空港線で(大師線でも)よく見られる風景。K-3IIIの高感度ノイズの少なさと、HD DA40mmの逆光耐性の高さからこうした手持ち夜景もスッキリ撮れる。これは初代K-3やsmc DA40mmから明確に進歩したポイントと思う。


大鳥居駅前。羽田エリアにおける繁華街が糀谷ならこちらは交通の要所。地名としての「羽田」は大体このあたり一帯のことを差すことが多い。

環状八号線と産業道路が交わる交差点で、産業道路は南に行くと大師橋を渡って川崎鶴見大黒あたりのあの高架下の通りに出る。北へ向かうと大森警察署のところで第一京浜(国道15線)と合流する。


しばらく東に歩くと今度は首都高速羽田線羽田ICがある。5月下旬~6月上旬に羽田橋の改修工事が行われたがその間通行止めになった。一般道や湾岸線への迂回で対応することになるので仕事上対応に追われて結構大変だったゾ…。

橋の工事風景は公式サイトYoutubeなどでも見ることができるが、なかなかダイナミックですごいことをやってのけている。シムシティだと気軽に立てたり潰したりしているがリアルはそうはいかない。

穴守稲荷駅周辺

穴守稲荷駅周辺。この一帯が羽田地域における住宅区域としての端となり、路線的にもここより先は天空橋、第二ターミナル駅、第一ターミナル駅となるため、居住可能な区域としては実質ここが最果ての駅になる。

しかし思ったよりも活気があり最果て感があまりない。すぐ南を走る京急大師線の終点駅である小島新田駅と対照的にかなり栄えている。


さすがに夜なので訪れていないが、この近くには駅名の由来にもなっている穴守稲荷神社がある。実は対岸にある川崎大師は距離的に近いため、タクシーを使えばハシゴすることも可能だ。

羽田界隈は空港最寄りの街ということもあり、鶴見川崎蒲田あたりのあの感じとはやや毛色の異なる独特の雰囲気がある。住人も航空会社社員や空港職員、航空管制官や入国警備官、税関職員や検疫所員などの公務員といった空港関係者が多いと思われる。


弁天橋通り。この通りを東にしばらく行くと大鳥居を抜けて天空橋駅へと出る。マスタードラゴンには会えないようだ。

撮っていて気付いたこと②

ここではDA40mmの使用感などについてコメント。

クイックシフトフォーカスが便利

これはペンタックス機のギミックで、簡単にいうとAF+MFとなるもの。AFで合焦した後そのままMFに移行できるので細かいピント合わせができる。ただしすべてのレンズでできるわけではない。

FA31mm FA77mmなどのFAリミテッドではできないが、このDA40mm、DA70mmなどではできる。blueがよく使うのはDA35mm F2.8 マクロでこれは明確にあった方が便利。DA40mmは薄いのでピントリングの幅が狭く少しやりにくいかも。

フジツボフードが便利

このレンズはフードがセットになっていて、その形状からフジツボフードと呼ばれている(本当はドームフードというらしい)。かさばらずレンズ表面にも触れにくいので便利。

フィルター径49mmのレンズなら使い回せるので、DA70mm FA43mmなどに流用している人は多い。非ペンタユーザーからも意外と広く認知されているようで、写真ブログなどでこれをやっている人も見かける。

フィルターを付けることもできるが、通常の49mm径の他、フードのネジ切り部を利用することで30.5mm径のものを付けることもできる。こちらの方がレンズが厚くならず清掃もしやすいのでおすすめ。ニッチなので若干入手しづらいがネットで入手可能。

中華MFレンズとの比較

ペンタックスのリミテッドレンズは小さいので、今日みたいに「撮るかわからないけど一応持って行くかぁ」みたいな微妙な時に威力を発揮するが、これはTTArtisanら中華MFレンズとポジションがかぶってる感じがしなくもない。

独断と偏見でそれぞれ短所と長所を書き出してみる。

中華MFレンズ

【長所】
本体のミラーレスカメラがまず小さい。EVFであるためマニュアルフォーカスがしやすく、F1.4が出せるので大きなボケを出しやすく暗所に強い。

【短所】
オートフォーカスは使えない。歪曲収差や周辺減光があり写りは完璧ではない。マウントに電子接点がないことが多くExifが残らない。レタッチもプリセットか手動となる。

リミテッドレンズ

【長所】
写りがそこそこ整っている。味のあるFAシリーズ、キリっとしたDAシリーズとキャラも立っている。オートフォーカス対応。当然Exif情報はありレタッチも容易。アダプタ経由でミラーレスカメラでも使える(FAシリーズ)。

【短所】
本体の一眼レフカメラが重く厚さもある。夜間のオートフォーカスは迷いやすい。DAリミテッドはF値がやや小さい(レンズによってF2.8~F4程度)

結局どうよ?

どちらも携帯性に優れていてスナップ用途としては問題なく使える。DAリミテッドのF値が大きいのが多少気になるが、40mmや35mm マクロはF2.8は出せるので、今日撮った程度の明るさの夜景なら問題なく撮影できる。一方光量やボケが欲しいなら中華レンズに軍配が上がる。

いいとこ取りの方法としては、フルサイズミラーレスにアダプタ経由でFAリミテッドを付けてマニュアルフォーカスで撮るという方法もある。アダプタ分多少長くなるのがネックだけど。

まとめ

小ささは正義で地を往くレンズ。究極ともいえる携行性とは裏腹にしっかりよく写るのがポイント。

もともとSMC40mmを持っていたのだが、知人の家にカメラごと貸し出していたところ、中古屋で見かけたのでお持ち帰りしたレンズ。ブラックとシルバーは別腹というガバガバ基準がモデルガンのみならずまさかカメラにも適応されるとは。これすぐ金がなくなるやつだ…。

とはいえ、手持ちのペンタ機は K-r ⇒ KP ⇒ K-3 ⇒ K-3III とすべてシルバーなので、合わせたときの満足感はかなり高い。DA21mm DA70mmとコンビで運用することが多いが、ジャケットやパーカーはおろかジーンズのポケットにすら入るので使い勝手はすこぶる良い。

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