去年に引き続き再び恩田川を訪問。今回はD200で撮りおろし。


JR横浜線 成瀬駅北口より600mほど、地図右側の大通りを歩いて徒歩10分ほどのところにある。
実は去年も訪れた場所で、その際はペンタックスK-3IIIで撮っている。
撮影機材


ニコンD200+AF-Nikkor 20-35mm F2.8という旧式装備。この日は横浜で所要があり、その後仕事のついでに町田まで移動したため、訪れたのは夕方になっている。
このカメラで撮った写真
会下山橋


恩田川へはJR横浜線 成瀬駅からのアクセスが便利だ。駅北口から歩いて徒歩10分ほどの場所にある。その際に初めに訪れることになるのが会下山橋だ。「えげやまばし」と読む。
ここは高架橋になっているので見下ろし型の写真を撮ることができる。側道に階段があり、ここからプロムナードへ降りることができる。








降りるとこんな感じ。この日訪れたのは午後5時過ぎで巻きで撮っているが、花曇りといったところで雰囲気は出ている。
今回はオールドデジカメのD200で撮っているが特に設定はしておらず、ピクチャーコントロールはSD(スタンダード)のホワイトバランス5000Kで撮っている。ISOもこの段階では100をキープできている。
また余談だがこのあたりにオーディオテクニカ町田工場がある。シンセサイザーのKORGが稲城にあるが、西東京界隈はオーディオマニアにゆかりのある会社が割と多くて面白い。
扇橋






好きなポイントその1。両サイドにレイアウトされた桜が美しい。恩田川の良い点は川幅が適度で、両岸の桜の枝が伸長した際の収まりが良い点だ。
一眼レフ・ミラーレスカメラのアスペクト比は横3:縦2、スマホやコンデジのアスペクト比で横4:縦3なのだが、どちらの場合も引きで撮った時にイイ感じに収まるのだ。また本日は土曜日に訪れているが人通りも適度なのでベストポジションからの撮影も容易なのもよい。
ボタンザクラ(ヤエザクラ)







扇橋と弁天橋の間に咲いていたボタンザクラ(八重桜)。こちらはタムロン90mmマクロで撮っている。APS-Cなので換算145mmの画角となる。
色がマーブルになっていて面白い。この現象は梅にも見られるが「源平咲き」というらしい。花の赤い色素はアントシアンだが、何らかの理由で酵素が働かなくなると色が抜けて白くなるのだ。源平咲きは赤と白に別れるところ、これはマーブル模様なのでそういう品種なのかもしれない。
ボタンザクラは色のバリエーションが多い花で、筆者はあまり詳しくないのだが、関山、楊貴妃、松月、大村桜とネーミングが雅やかでカッコイイと思う。とりわけ異彩を放つのは御衣黄で、これは淡い緑色の花をつける桜で、一際珍しい。
鹿島橋



引き続きタムロン90mmマクロで撮り歩いている。これも適当に撮っているがなかなか風流な絵になる。運がいいとシラサギが写ってくれることも。



本命の鹿島橋。この恩田川でイチオシのスポットになる。左サイドの枝がかなり伸長していて、川がわずかに右側に蛇行しているところが千鳥ヶ淵感があって非常に美しい。ここが神奈川の千鳥ヶ淵だ
撮っているうちに日が落ちてきてソメイヨシノの儚い雰囲気が強調されている。このシーンは割とピーカン晴れよりもこのシチュエーションの方が好きかもしれない。記念にRAW取りして持って帰った。
この構図は本当に完璧すぎてただただ圧倒される。


縦構図で撮ったところ。立ち位置によって左の桜がせり出す範囲が変わるのだが、どう撮っても絵になるため捨てがたい。どれか1枚を選んで出すと逆に悩んでしまう。
高瀬橋



この高瀬橋までたどり着くと桜並木は一応終わりとなる。ここには階段を下りて川に降りることもでき、下側から桜を望むこともできる。
ここで折り返して成瀬駅まで歩くのもいいが、近くにバス停があり、時間を合わせれば町田駅まで戻れるのでこれ行っても良い。お花見やコンビニで時間調整すればさほど困らないだろう。時間的にも頃合いなので今回はここで切り上げた。
まとめ
恩田川は非常に見栄えのするスポットで、桜スポットの多いJR横浜線でも屈指の名所である。何回か訪れているスポットだが曇天だったり夕方になってしまうことが多く、ベストコンディションで撮ったことがまだないので、いずれ狙ってきてみたい。
この日は横浜(石崎川⇒掃部山公園)と3ヵ所回っているので結構疲れた。そもそも仕事や用事がメインだったこともあり撮れ高としては上々だろう。いい撮影日和だった。
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